京都市中京区 水炊きや「鳥弥三」
出 隆 訳 アリストテレス著「形而上学」
岩波文庫(1961年2月)上・下(その8)
第1部 アリストテレス「形而上学」の概要
第4巻(Γ) - 第一義的存在(全8章)
第1章 - 存在としての存在とその自体的属性を対象とする学の必要性、諸存在の「最高の原因」を求める我々の学(第一哲学)は存在を存在として研究しその「第一の諸原理」を求める
第2章 - それゆえ我々は「第一義的存在」すなわち実体を研究し、その自体的諸属性、一と多、その他それから派生する種々の対立的根本概念を研究せねばならない、この「哲学者の学」は、「弁証家の術」とも「ソフィストの術」とも異なる
第3章 - また我々の学は実体を研究する他に、論証の諸前提・諸公理、ことに矛盾律についても考えねばならない
第4章 - 矛盾律に論証を求めるべきではない、矛盾律否定の不可能性は弁駁的に証明される、矛盾律の否定者に対する7つの弁駁
第5章 - プロタゴラスの感覚的相対主義に対する論難
第6章 - 相対主義に対する論難の続き
第7章 - 排中律とその擁護
第8章 - 全ての立言が真であるのでもなく偽であるのでもない、全ての事物が静止しているのでも運動しているのでもない
第5巻(Δ) - 哲学用語辞典(全30章)
第1章 - 「アルケー」(始まり、原理、始動因)
第2章 - 「アイティオン」(原因)
第3章 - 「ストイケイオン」(構成要素、元素) 第4章 - 「ピュシス」(自然、実在) 第5章 - 「アナンカイオン」(必然、必要)、「アナンケー」(必然性) 第6章 - 「ヘン」(一つ、一、統一)、「ポラ」(多)
第7章 - 「オーン」(有、存在) 第8章 - 「ウーシア」(実体) 第9章 - 「タウタ」(同じ、同一)、「ヘテラ」(他、異)、「ディアフォラ」(差別、差異、種差)、「ホモイア」(同様、類似)、「アノモイア」(不類似、不同様) 第10章 - 「アンティケイメナ」(対立)、「エナンティア」(反対)、「ヘテラ・トーエイデイ」(種において異なる)、「タウタ・トーエイデイ」(種において同じ) 第11章 - 「プロテロン」(先)、「ヒステロン」(後) 第12章 - 「デュナミス」(能力、可能性)、「デュナトン」(有能、可能)、「アデュナミア」(無能力)、「アデュナトン」(無能、不可能)、幾何学における「デュナミス」(べき、累乗) 第13章 - 「ポソン」(量、分量) 第14章 - 「ポイオン」(性質) 第15章 - 「プロス・ティ」(相対的、関係的、関係) 第16章 - 「テレイオン」(全くの、完全な) 第17章 - 「ペラス」(限り、限界) 第18章 - 「カト・ホ」(それでのそれ)、「カト・ハウト」(それ自らで、自体的に)
第19章 - 「ディアテシス」(状況、配置) 第20章 - 「ヘクシス」(所有、状態)
第21章 - 「パトス」(受動、様態、属性、限定) 第22章 - 「ステレーシス」(欠除) 第23章 - 「エケイン」(持つ、保つ) 第24章 - 「ト・エク・ティノス、エイナイ」(あるものから・・・ある)
第25章 - 「メロス]」(部分) 第26章- 「ホロン」(全体)、「パン」(総体)、「タ・パンタ」(全てのもの) 第 27章 - 「コロボン」(毀損された、不具の) 第 28章 「ノス」(種族、類)、「ヘテラ・トー・ゲネイ」(類を異にする) 2第9章 - 「プセウドス」(偽、虚偽、誤謬) 第30章 - 「シンベベーコス」(付帯的、偶然的)
(つづく)