ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

病院の運転資金不足?

2009年02月28日 | 時事問題
朝日新聞 2009年2月28日2時28分
民間病院の過半数「運転資金が不足」 153病院回答
 民間の病院団体が加盟病院を対象に実施した緊急の経営状況調査で、54%の病院が運転資金は不足していると回答したことがわかった。日本病院会などは「経済状況の悪化が悪影響を及ぼしている」として国に対策を求めている。
 運転資金に関する質問では、「大幅に不足」が18%、「不足気味」が36%だった。不足と答えた病院に運転資金の使途を尋ねたところ、人件費が半分を占めていた。

運転資金不足は赤字ではないが、銀行などの貸し渋りが原因 日銀の対応を期待したい

 公立病院の経営状況:地方自治体の公立病院は全国に970あるが、2006年には75%の公立病院は赤字で、経常赤字は1997億円で累積赤字は1兆9736億円となった。この総務省は2007年「公立病院改革ガイドライン」を示し、経営の合理化、病院の再編ネットワーク、経営形態の見直しを改革の柱とした。しかし病院の赤字は公立病院だけでなく私立の病院の経営も苦しく、日本病院会のデータ-では2006年の診療報酬3.16%引き下げによって、1167病院のうち70%が赤字となっているそうだ。病院の赤字の原因として筆者は1)国の医療費削減対策が最大の原因 2)公立病院経営の事業管理者が素人で官僚であるため、継続した経営責任を取る人がいない 3)医事会計のプロがいないこと 4)医師不足で廃業する診療科がでて経営基盤を圧迫していることなどを挙げている。また黒字民間病院の中には過剰診療もあること事も指摘した。
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読書ノート 山際素男著 「チベット問題」  光文社新書

2009年02月28日 | 書評
ダライ・ラマ14世と亡命者から聞くチベット問題 第7回

亡命チベット人の証言

 インドには約10万人のチベット難民がいる。その内2万人が僧侶であるといわれる。1980年以降「チベット自治区」での宗教迫害、暴力から逃れてインドに逃げてきた。著者山際素男氏は法王との面会の間に、チベット人居留地にゆき、数名の僧と面会して亡命チベット人の証言を得た。1988年にチベット大暴動で逮捕されて亡命した尼僧らである。中国政府は重税を課して最低の生活を強いて、生活向上の余裕を与えない政策であったらしい。武器も何もなくてデモに立ち上がったチベット人らに、戒厳令下中国軍は無差別銃撃によって多くのチベット人を虐殺した。僧の無差別逮捕が続き、多くの僧は拷問と病気で死亡した。尼僧に対しては性的拷問も行われたらしい。8000以上あったチベット寺院の9割以上は跡形もなく破壊され、今ラサ近郊の残された寺院は観光用として、外国人を欺くために残っているに過ぎない。宗教行為は徹底的に弾圧された。毎年2000-3000人がヒマラヤを超えて亡命しており、少年少女も毎年数百人が亡命している。こういった反革命暴力についてはフランスの「アルジェリア民族解放戦線」に対する弾圧拷問が有名である。そういったことが、社会主義国中国でも「暴徒」に対して情け容赦なくおこなわれているという。支配権力機構の無慈悲さ何時も同じだ。(続く)
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医療問題 「現場からの医療改革レポート」 Japan Mail Media

2009年02月28日 | 書評
絶望の中の希望ー医師は「医療崩壊」の現状をネットに訴える 第25回

特別配信号(2008年7月26日-30日) 「日本心血管インターベンション学会:変革期を迎える医療安全への対応 パネルディスカッションより」(2008年7月4日 名古屋市) 7人のパネラーの報告  (4)

4.「社会福祉としての医療費の問題」 慶応大学 池上直己

 池上直己氏は医師ではないだろう。行政福祉学か医療経済の識者であろうか。保険制度などの現システムの問題点を羅列されるが、紙面がないので割愛する。日本の公的医療保険は原則「応能負担」である。高所得者や若い人から不満が出るのは当然であろうか。医療費の半分は保険料から、26%は国から、24%は患者自己負担からである。国の負担26%は国の予算では10%になり防衛費より多いのである。診療報酬の改定が最も手っ取り早い医療費削減につながるが、何時も政治折衝でえいやと決まる。保険者が都道府県単位に集約され、県による所得水準格差は国が負担するシステムは評価できるが、県単位で勝手に保険料を引き上げる危険性は大きい。 (続く)

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自作漢詩 「江頭早春」

2009年02月28日 | 漢詩・自由詩
柳條初放剰寒     柳條初めて放ち 剰寒侵す

雪裡縦横下凍     雪裡縦横 凍禽下る

闘草懶叙春水浅     闘草叙るに懶く 春水浅く
 
軽舟漠漠雨中     軽舟は漠漠と 雨中に深し

●○○●●○◎
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(赤い字は韻:十二侵 七言絶句平起式  平音は○、仄音は●、韻は◎)
(平仄規則は2・4不同、2・6対、1・3・5不論、4字目孤平不許、下三連不許、同字相侵)
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バッハ 「教会カンタータ全集 第6巻 CD-34」

2009年02月28日 | 音楽
バッハ 「教会カンタータ全集 第6巻 CD-34」
ニコラス・アーノンクール指揮コンツェンタス・ムジカス・ウイーン 
ツェルツアー・クナーベン合唱団とソリスト アルト:ポール・エスウッド テノール:クルト・エクイルーズ バス:ルード・フォン・デル・メール
ADD 1981 TELDEC

「われは信じる 愛する神よ 不信仰なるわれを救いたまえ」 BWV109
「われらの口を笑いで満たさん」 BWV110
「わが神の欲したまうこと 常に起らん」 BWV111
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