佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

妙生庵再び(佐渡市両津秋津)         投稿者:佐渡の翼

2011年08月25日 07時50分28秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

筆者は7月18日の午後3時頃に、丁度1年ぶりにこの秋津の隠れ家カフェを再訪してみた。その日の午後は羽茂滝平の白山神社と諏訪神社の発見作業が意外にも手早く終了したため、両津発5時35分のジェットフォイルの出航まで充分時間的な余裕があった。喉の渇きもあったので、秋津通過時にほとんど思いついた感じでカフェ方向へと右に車の舵を切った。妙生庵に入ると、一年前に座った座席には先客の中年夫婦が腰掛けていたので、中央の丸いテーブル席に座りアイスコーヒーを注文した。筆者はおねーさんの顔を極力見ないようにし、テーブルの上に置かれた佐渡観光協会発行の、初心者のために佐渡を紹介する「佐渡入門」なるパンフレットをめくった。そこには取り立てて目新しいスポットなどは見当たらず、全て筆者が知っている場所ばかりだった。おねーさんは筆者の背後からアイスコーヒーを運んできて「すいませえ~ん、丁度豆を切らしてしまい別の豆になりますがご了承下さい」と言うような意味の事を言いながらアイスコーヒーを運んできた。筆者はおねーさんの顔が見たくて来たわけではなく、あくまでも休憩をしに立ち寄っただけだ。それにこのマドンナはスナックやクラブのホステスさんではない!「へたに話しかけて話が盛り上がり、提供予定の軽食の下準備作業に支障が出てもまずい」と思い、筆者は終始無言を貫いた。マドンナも、余計な事を言ってブログに何か書かれても困ると思ったのかどうか分からぬが、カウンターの内側で何かを刻む作業に専念し、終始無言を貫いた。だが、人間の視野角は200度程度あるので、右斜め後方の視野に「ああ~あの人かもお~」と眼で語っているマドンナの顔が飛び込んできたように思えた。この日のアイスコーヒーには軽い苦味を感じた。ホンダプリモのカフェ22やえんやで出されるアイスコーヒーとはちょっと違う味だ。お代を支払う時、マドンナは筆者の顔ではなく、肩に掛けた伊勢丹の可愛いバッグの方を見つめながらお金を受け取った。

 

妙生庵を出た後3時半頃に両津港に到着した。4時5分発のカーフェリーの特等に変更してもらおうと思ったが生憎特等はこの日に限って満席!これが時化の日だったらスイートルームに乗るつもりだったが、予定通り5時35分発のジェットフォイルまで待つ事にした。湊の妙法寺に立ち寄った後、時間潰しにとカフェロータリーにも入ってみた。すると謎のフイリピン人集団と地元のあんちゃん連中がいて彼らがタバコをぶかすかやりだしたので、アイスコーヒーを飲み終えるとそそくさと店を出て海岸方向まで歩いてみた。曇っているお陰で陽射しが遮られ、そして両津弯からの海風が涼しいので実に気持ちがいい。1時間近くそこに立ち尽くして涼をとった。やっぱり佐渡は涼しいなあ~、そしてアイスコーヒー以外にもちょっぴりほろ苦さを感じた妙生庵だったかな。



最新の画像もっと見る