佐渡の翼

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旧相川税務署をお洒落なカフェにしてみたら?    投稿者:佐渡の翼

2012年07月10日 05時02分40秒 | 佐渡観光に関するアイデア

相川羽田町に、尾崎紅葉や太宰治らが宿泊した文豪ゆかりの宿として有名な佐州館がある。この宿が廃業した後、個人で建物を維持管理するのは困難との旅館の当主のお話を当ブログが記事にしたのが、2009年の1月であった。筆者は、この建物を何とか再生して残せないかと思っていたが、同様な思いの人が佐渡市役所にもいたようで、2010年に佐渡市がこの建物を買い取り、内部を改装し、耐震補強工事を施した後、2012年7月に、「佐州おーやり館」と言う名の観光拠点として再出発させた。筆者は、ブログで佐渡市に色々言ってみるものだなと感じたのは、文化財探訪マップに次いでこれで二度目である。佐渡金銀山世界遺産登録のためには、相川に残る歴史的建造物の保存、及びその内部の有効活用に関する努力が必要だろう。旧相川拘置所の内部が改装され、一般公開の日も近いと思われるが、次は、長坂と西坂の起点に建つ、旧相川税務署こそ、横浜の山手にある異人館のように、内部をお洒落なカフェにでも改装して公開すべきだろう。京町通りにある「のら犬カフェ」さんが、最初はこの建物内部でのカフェ営業を目論み、旧相川町の役人達と交渉したが、結局、適わぬ夢と終わった。だが、当ブログはあえて声を大にして言い続けたい!旧相川税務署に関しては、2006年まで、佐渡市間連の団体が利用していた事実がある。内部の一部をレストランやカフェに改装し、金銀山間連資料の保管庫に併設して運用する事は可能ではないだろうか?のら犬カフェさんの提案時には頑なに拒否した役人も、時代の変遷と、これだけの金銀山遺跡への関心の高まりを慮れば必ずや考えを変えるだろう。佐渡観光のアドバイザーたる、佐渡の翼教の教祖様のお告げが現実の物となるかどうか、今後の展開に期待したい。

なお、文豪ゆかりの名宿と言えば、それは小木にもある。尾崎紅葉が小木の芸妓「お糸」さんを見初め、そのラブロマンに花咲かせた舞台としての「ごんざや旅館」がそれだ。残念ながら、ごんざやさんは今年閉館したが、この旅館は、紅葉ゆかりの書画骨董を多数所有しており、御当主は、毎年それらを倉庫から取り出し、陰干しをし、大切に保存していらっしゃる。それらの文化財は佐渡島の宝であり、万万が一、ご主人にもしもの事があれば、佐渡市の文化財保護課に相当するセクションがそれらの保存事業を継承せねばならぬ。ごんざや旅館と、その真向かいにあるオールド喜八、そして天南荘の三施設は伝統的歴史建造物として、佐渡市が保護せねばならぬ大切な施設であろう。



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