佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

驚愕の請求金額(まつはま)          投稿者:佐渡の翼

2011年06月13日 04時50分02秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

筆者が総力を挙げて取材した佐渡島内の飲食店事情を語り始めると、オバキャスは筆者のことを「佐渡島民がわざと東京弁で話をし、東京人を装っている」と信じたいらしく、盛んに「言葉の端々に佐渡アクセントが出ていますよ」と見え透いた嘘をついた。無論彼女らに筆者の事を佐渡の翼と見破るだけの情報収集能力は無かった。肝心のお料理はと言えば、四品目が鶏肉で出しをとったおでんである、これは大根だけを食べて終了とした、五品目は「新若芽の茎の和え物」で、これはこりこりとした食感が味わえて美味しかった。六品目は「山芋の千切り」、これが本日のベストワン。最後に鰤のお刺身の厚切り。ママは必ず刺身は厚く切るのだそうだ。このあたりにも島の高齢者がこの店の常連客であることを図らずも物語っていた。筆者は生酒を45本飲んだように記憶している。これにお料理7品とルームチャージ、キャスト達のドリンク代(ビール三本)、そして有無を言わせぬキャスト達の指名料を含めた、2時間の滞在費用の会計をお願いした。何と22,000円、正真正銘のキャバクラ「パレス」並みのお値段だ。いや、羽茂のカフェクローバーのマスター氏は「パレスに4時間居て2万5千円払った」と言っていたので、パレスよりも高いのかもしれない。佐渡でパレスよりも高い飲み屋があったなどとはついぞ知らなかった。筆者は二人のキャスト達を相手に、「スナックの二号店を出店するような身の丈に合わない営業戦略は三越百貨店同様早晩行き詰まるので愚の骨頂だろうと断じ、本業に専念せず、副業に精を出す飲食店関係者は、居酒屋「侍」同様破滅の道を歩むだろうと警告し、更に佐渡観光活性化に関する持論」などをとうとうとまくしたててガス抜きをした。それゆえ筆者にとっては別にボラレタとは思わない金額だが、読者諸姉諸兄はどのようにお感じになられたであろうか?中には「パレス」に行った方がよかったのでは、とお感じの読者もおられよう。筆者は25,000円をオバキャスに差し出しお釣りはいらないよと言い残すと、オバキャスは「あらうれしい」とまるで二十歳の娘のようにはしゃいだ。筆者が車に乗り込むと、スメドリー、オバキャス、身なりで的確に客の値踏みをしたおばさんの三人が外に出て見送ってくれた。傘をさしながら筆者を車の中へと送り込んだオバキャスは別れ際「又来て下さいね」と言ったが、筆者は「二度と行かないよお~」と心の中で叫び、作り笑いを浮かべつつおばさん達に手を振りながらこの不思議なお店を後にした。

 



最新の画像もっと見る