昨年夏の首都圏の節電ブームは、東日本大震災の影響で福島原発が停止し、電力不足による計画停電が懸念されたために生じた。今年は、火力発電の増強で電力には余裕があるものの、東京電力の電気料金の値上げ申請で(9月1日より値上げとなった)再び節電ブームの到来である。あの手この手の節電方法をテレビのワイドショーが事あるごとに解説しているので、ここでは詳しく述べないが、値上げと言う家計を直撃するincentiveは強い。むりやり節電に努めるがあまり、エアコン稼働を控え、その結果、体調を崩す高齢者が続出しない事を祈るが、節約が高じて熱中症になり、入院などと言う本末転倒劇が多分頻発するだろう。節電は、エアコンから出る排気熱を減少させ、ヒートアイランド現象を緩和する効果があるので、筆者は今夏も又エアコン無しでなんとか夏を乗り切れそうだ。
夏と言えば、以前も記事にした事があるが、夏太りに用心した方がいい。「夏は汗をかくから痩せるんじゃないの?」と思っている無教養で頭の足りないギャルが渋谷あたりを闊歩しているが、そういうギャルほど太る!発汗は体温調節のための自然現象であり、発汗で体重が減る事はないからだ。夏は、内外の気温差が少ないため、基礎代謝量が減る。そこに加えて過食と暑さによる戸外での運動不足が重なれば容易に太る。ネットで調べると太る要因は以下のように記載されている。
1)糖分をたっぷり含んだアイスクリームやジュースの食べ過ぎ、飲み過ぎ
2)比較的カロリーの高い冷やし中華の食べ過ぎ
3)さっぱりとした食べ物だが、食べ過ぎると高カロリー摂取の原因となる、ざる蕎麦やソーメンの過食
4)花火大会などの夜遊びが続くと生活が不規則になり、ストレスが貯まって太り易くなる
夏は夏バテで夏痩せと勘違いしている女性読者諸姉、せいぜいお腹周りの脂肪の増え具合を気にしつつ、この夏を乗り切って頂きたい。