何だか、すっかり話題も消えかかっている、あの全部員１０人の「岩手県立 不来方(こずかた)高校 硬式野球部」の面々。
センバツ開幕以来、雨で1日順延したため、明日２４日の、第３試合に「静岡高校」との１回戦を迎えることとなった。
ところが！一般紙はともかく、スポーツ紙のネット上の記事どころか、地元の「河北新報」も、「岩手日報」も、１０人の動向を開会式以降、プッツリと記事無し。
センバツの地元情報は、盛岡大附属や、仙台育英の、優勝も狙える強豪校の情報ばかり。
ありゃあ・・・・・・・。
わずかに、不来方ナイン、ならぬテンは、甲子園球場にそう遠くない、西宮市内にある高校のグラウンドを借りて調整練習を重ねていることぐらいだけの、報道。
練習のメインは、ゲージの中での、ピッチングマシンを使っての、打撃練習。
（「河北新報」より）
良い振りを重ねているようだ、
気に掛かるのが、やっぱり、エースの小比類巻圭汰のピッチングの調子。
打撃練習の相手を務めたりしているのだが、取材に訪れた記者の目には、書かない方が良い出来のようだ。
この時期は、やや不調でも、地元の応援している読者の目を意識して、太鼓叩きの神輿担ぎ。
ヨイショに徹した筆致を進めるものなのだが、小比類巻には、ソレすら出来にくい、ひどい不調のようだ。
寄せられてくる情報でも、良いものは一つも無い。
う～ん・・・・・・・。
にわか、不来方ファンや、注目している方、期待しないで試合、見つめてください。
その代わり、新たな「不来方情報」をお送りします。
あの開会式で、「君が代」を美しく、声量一杯に歌い上げた、同校３年生の竹内菜緒（なお）。
あの、コンクールで高校１位を受賞した、彼女の歌声をパソコンで、見聞きすることが出来た。
いやあ、オペラや声楽なんかに、まったく興味が無い私でさえ、しばし、感動するほどの素晴らしさ、だった。
「不来方高校 コンクール 竹内菜緒」
そう打ち込み、「動画」を選ぶと、彼女の独唱が聴けます。
「歌劇 連隊の娘～」と、「かやの木の～」。
すでに、声楽の根強いファンがいるのか、開会式前に、２曲で、計１万８０００回の検索があったのには、驚いた。
こりゃあ、素人が聴いても、１位でおかしくないよなあと痛感したくらい。
ちなみに、彼女のお父さんのコメントが載っていた。
開会式の「君が代」。
いつもは、マイクを使わないで歌うので、慣れなくて緊張した。出来は、自分では６０％と、言っていたそうだ。
中学校までは、吹奏楽部にいて、高校に入ってから声楽を始めたそうだ。
所属していた「音楽部」も、国内の高校トップの実力。
なお、彼女の進学先が判明した。
故郷を離れ、「国立（くにたち）音楽大学」に合格。
声楽をさらに勉強するとのこと。
明日は・・・・おそらく、アルプス席にいて、応援するはずだ。
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この「不来方高校」の応援のため、甲子園球場に向けて、前夕と称すべきか、２３日の午後６時、同校をバス１６台で出発した。
もろに、車中泊。
試合開始予定は、午後２時。
大変です。その苦労に、10人は報いて欲しい！
