教育テレビ、改め、Eテレ。
検索に、ETVが、出てたんで、じゃあ、やっぱり、記事化してみっかな、と。
知らぬ間に、変わっていた。何が、良いテレじゃい!とも、想ってたが、いやあ、なかなかの出来もある。
そのうえ、腰抜かすほど、大胆な番組創りもやったりしている。
落ち目の、あの人は今?というタレントが、珍しく出てた。
かと思えば、今だけ! 売れっ子のタレントも出てる。
ギャラは安くても、教育テレビと言うイメージが良い。田舎にいる両親、じいちゃん、ばあちゃん、兄弟姉妹の、おいっこ、めいっこも、安心して観られるからだと、知ってる役者は言う。
さらに、観る者の意表を突くほど、ざん新な創りをしてくる番組が、時に出てくるから面白い。
例えば、蒼井優が意外な見せ方をしてきた「考えるカラス~科学の考え方~」。
何年も前に創られた短編番組のうえ、答えを出さないで終わるという、観る者を、あっけに取らせるやり方。
今も、たまに放送されている。
その、流れで、なんと、「昔話」と「裁判員裁判」を組み合わせたものが、創られていた。
それが、コレだ!
そう、昔話だ。
この番組では、有名なものを、8話取り上げている、
「さるかに合戦」
「三匹の、こぶた」
「カチカチ山」
「白雪姫」
「アリとキリギリス」
「舌切りすずめ」
「浦島太郎」
そして、「ヘンゼルとグレーテル」。
この話に出てくる者が、なんと、裁判員裁判の法廷の場で、裁かれるのだ!
マジかよ? そう、極めてマジなのだ。
笑い無し。極めてシリアスに、お堅く法廷での証言、弁明、弁護人と検事のつばぜり合いが進む。
そんな番組の、視聴対象者が、なんと! 小学5年生と、6年生、さらに、中高校生だというのだが、それこそ、意表を突く。
放送されたのが、、2015年だそうな。
そうな、というのは、私が偶然観たのが昨年だからだ。
こんな、面白い番組があったなんて!
2本のブログで、知る人ぞ知るというニュアンスで書かれているものがあったが、メディアはどこも取り上げていない。
放送時間は、「さるかに合戦」だけが、20分。あとの7作品は、15分。
出演者だって、手練れがズラリ。
「さるかに」に、小林聡美。
「カチカチ山」に、モロ師岡、高橋元太郎。
「白雪姫」に、真行寺君枝、苅谷俊介。
「アリとキリギリス」に、ミムラ、嶋田久作。
「舌切りすずめ」に、国仲涼子、根岸季衣。
「浦島太郎」に、奥貫薫、平田満、横内正。
「ヘンゼルとグレーテル」に、小西真奈美、松本穂香。
興味、くすぐられるかな?
じゃあ、いつ放送されんだよ?
それが、不定期もいいとこ。
んだけど、今すぐ、パソコンで、自由に全部8作品、観られるんだ。
「Eテレ 昔話法廷」と検索してごらん。
脚本は、今井雅子、オカモト國ヒコ、坂口理子、
世間には広く知られていないが、いずれも良い書き手だ。
ズラリと8作、並ぶなか、さあ、どれからでも、後ろから、前から。お好きにど~ぞ。
君が裁判員なら、どんな判決を下すかな?
1本観たら、間違いなく、全部、時間の余裕がある限り,観たくなる出来と、シュールさ、ふんだん。
大人が、充分に楽しめる大傑作! と言い切って良い出来です。