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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今度の日曜日がいよいよ参議院選挙だ。
うるさい選挙カーとも今週いっぱいの付き合いだ。
私の選挙区は、良くも悪くも選ぶ余地がないみたいな顔ぶれなので、
今はひたすら、早く終わって静かになって欲しいと願うのみだ。

先日、ちょっと知っている某外国人男性から、
「なんで日本では次々と首相が替わるのか」
と(英語で・爆)訊かれて困った。
確かにここ数年の頻回な首相交代は世界ワースト記録かもしれない。

男性「首相が突然自分から言い出して辞職するのは、なぜだ」
(安倍は病気のため・麻生は政権与党でなくなったから、と言えるとしても、
少なくとも福田と鳩山は自分から辞職したではないかと彼は言った)
転妻「日本では、総理が責任を取るというのは、辞任することだ」
男性「いきなり放り出すことが、どうして責任を取ることになるのか。
 私の国では、責任を取るというのは、自分のしでかしたことを
 自分の力で修復し、改善することを言う」
転妻「自分で修復したり、改善したりする能力のある人ばかりではない」
(↑返答になってない~、でも英語力が無いんだよ~ん・涙)

男性「トヨタの社長は自分で謝罪し、自分で説明した。辞職しなかった。
 ああいうやり方こそ、責任を取るという真摯な態度の現れではないのか」
転妻「企業と政治は違う。日本の今のシステムでは政党の数が多い。
 国民は首相を選ぶのではなく政党を選ぶ。首相が辞任しても与党は同じだから、
 新しい首相を立て、政党がその後の修復を試みる」
男性「同じ首相が改善への努力をするという考えはないのか」
転妻「日本人は『水に流す』のが好きだ。悪いイメージは洗い流して
 新しい首相になったほうが、国民の気分が一新され、与党のためになる」

自分の英語も拙くてナサケなかったが、
我々有権者も、そもそもナサケないんだなと改めて思った。
新しい首相が出ると、なんだか気分が良くなって支持率急上昇、
でも首相が消費税UPと発言したら、一気に萎えて支持率急落、
その場の気分、一瞬のイメージだけで我々は動いているのだ。
「民意」の中身なんて、その程度のものだということだ。

そして、その日の気分やイメージをもとに、うっかり投票しようものなら、
いずれ、事前には話にも出ていなかった政党同士が勝手に連立したり、
公約では触れられていなかった法案が、当然のように与党の表看板になったりする。
発足当時の総理大臣はすぐ居なくなって、彼の失言など簡単に無かったことになる。
今の世の中、惚れ込んだ候補や政党がある、という人は幸福だ。
そうでないなら、いっそのこと自分で立候補するか、
それが駄目なら、できる範囲で公約や実績、政見放送などに触れるようにし、
最終的に、なんとか我慢できる・最低限妥協できる、
という候補者・政党に入れるしかない。

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それにしても、自民の比例代表で神取忍がまた出ていたとは、
私は、きょうまで気づいていなかった。
繰り上がり当選したあの日から、ちゃんと務まって、ここまで繋がったのか(逃)。

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