転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



2007年秋季の仏検3級以来、フランス語はご無沙汰だったので、
きょうは久しぶりに仏検に行った。準2級1次を受けた(過去の仏検受験→
2005年11月20日5級2006年11月19日4級2007年11月18日3級)。

……が、いろいろと考えが甘かった。
今回は落ちた。と思う。間違いなく。

事前にネットなどで見た話で準2級は3級とあまり変わらない、
ということが繰り返し出ていたので、
それなら適当にやって行けば取れるかな、
と極めてカルく考えたのが第一の失敗だった。
直前の5日ほどで(爆)対策本を通して一回やったのみで、
どう考えても勉強不足だった。
もともと仏語力が基本的に不足しているところへもってきて、
試験に特化した勉強をきちんとやって来なかったのは、
あまりにも検定をナメていて、愚かしいことだった、
と答案を書きながら反省したが、後の祭りだった。

もうひとつ、その対策本の「書き取り」「聴き取り」「ディクテ」のCDが
実際の試験よりかなりゆっくり読まれたものだったことも、
きょうの試験本番になってわかった。
対策本CDのときはリスニングセクションは、
『ふつうの速さ』で読む箇所も、かんでふくめるような丁寧さで、
学習者向けの検定だからさすがに緩いのだな、と安心していたら、
本番の『ふつうの速さ』は『(検定レベルで)ふつうの速さ』だった。
特に「書き取り」の一回目のときは、半分くらい意味不明で、困った。
「聴き取り」のとき、そうだ、心の中でシャドウイングすればいいんだ、
と遅まきながら気づいて実行し、ここだけは9割得点できた。

その他、筆記の出来具合としては、
前置詞を入れる問題が半分しか得点できず、
二文が同じ意味になるように書き換えるという問題は、
使った動詞は全部合っていたのに態や法や時制を細々と間違え(爆)、
なんと五問中三問も落としてしまった。やるか普通ここまで(泣)。
これらを取り返すのが、とにかく読めるだけは読める筈の読解問題、
……と思っていたのだが、語彙力がなくて選択肢誤読→二箇所落とし、
残りの、長文の内容正誤問題はひとつ間違えただけ、
会話穴埋めは全問正解したが、もはや焼け石に水だった(脱力)。

ということで、力の無さ・いい加減さゆえに失点を重ねてしまったので、
自己採点ではディクテ(フランス語文章の全文書取)を除いて57点、
ディクテの配点は12点だが当然いろいろと減点されているだろうから、
合計で60点を少し超えた程度の点数になると思う。
3級までの合格基準点は毎回60点で固定されているのだが、
準2級から上は受験者の平均点によって基準点も変動し、
多くは65~68点くらいなので、私はそれには到達できていない筈だ。

オノレの考えの甘さを反省し、今後は対策本を繰り返しやって覚え、
リスニングは別の音声教材にも当たって練習することにして、
次回、秋季か、一年後の2011年春季でリベンジを果たしたい。

しかし、検定を追いかけ始めると、だんだんと気楽な道楽でなくなり、
しまいには受かりたくてジタバタするようになるのが見えているので、
我ながら、ちょっと複雑な気分だ。
英検1級二次試験直前みたいな、あのアセりまくった気分は、
できればもう経験したくない。
わかっているのに、「不合格」というかたちで閉め出されると、
私はついつい、意地になってしまう。たかが趣味なのに。
まあ、何であれ、難度が上がってくれば、
遊び半分な道楽気分で通らないのは当然なのだけど。

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