転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日、某氏と話していて一番びっくりしたのが、
これが3年近くも前のことだった、という事実だった。
私の感触では、せいぜい1年かそこらしか経っていないと思っていたのに(汗)。

ひょっとすると、私にとって会社に行っている時間は、
自分の中で、生活実感としてカウントされていないのではなかろうか。
2013年暮れ以降、勤めに出るようになってからの時間の大半は、
私の中では限りなくゼロに近いものとして処理され、
日数として計上されていないのでは……。
実際、きょうも6時間ほどの勤務だったのだが、
私は会社にいる間、「長い」とか「まだ○時」などと思う暇が全く無く、
目の前にあるものを必死でこなし続けて、あ?世間は夕方か?
という感じだった。

楽しくて時の経つのが早い、というのとは全然違う。
舞台や演奏会に夢中になって、2時間や3時間があっという間、の場合には、
観て・聴いている自分の、手応えも記憶も心身に刻み込まれており、
あとから思い返してもその時間は「空白」ではない。
しかし仕事だと、「!」「!!」「~~!!」の連続しかなく、
私が時間の流れとして感知できないほどの速さで、すべてが動いて行ってしまう。
特殊相対性理論では、物体が高速で移動するほど、時間の流れが遅くなり、
速度の上限である「光速」に近い速さで運動する物体は、
ほとんど時間の進みがない、ということになっているのだが、
私は何か、これに近いことを主観的に経験しているのではあるまいか(爆)。

……しかし、勿論それは壮大な錯覚だ。
私の質量はゼロどころか増え続けてさえいるのに、
私自身が日々、確実に年老いていることは鏡を見れば明らかであり、
現実の時間の流れは、全く遅くなっているようではない(汗)。

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