転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今年は実家両親の世話と実家の引き継ぎをせねばならないことになり、
夏以降、忙しすぎて「マジでキツい(^_^;」と思ったことが幾度かあったのだが、
今月から来月にかけてはもう、ちょっとシャレにならない状況になっている。
およそ5月後半からこのかた、お盆の北海道旅行と道楽での東京宿泊の機会を除くと、
私は「2日続けて休んだことはない」状態でやって来たが、
10月はついに、ひと月の間に休暇が4日(4回)しかないことになった。
恐ろしいことだ、この私が、一ヶ月で27日(27回)も化粧をするとは!!

このスケジュールのために、さすがに今月は東京に行くのを断念した。
読響の五嶋みどりの公演は、友人某氏がかわりに行って下さることになり、
KISS Expoのプレミアムチケットは、娘にやることにした(爆)。
歌舞伎座のチケットは買い手が付いたが、
国立劇場のほうは、このままだと捨てることになるかもしれない。
しかし、もうこの際、仕方が無い。
(後日記:この後、某チケット掲示板を通じて国立劇場のを買って下さる方が見つかった。
しかも、バレエ『ザ・カブキ』から忠臣蔵に興味を持たれたという、
これまでにない方向の、熱心な方に観て頂くことが叶い、大変幸運だった。)

ある線を越えると、道楽と休息の優先順位は逆転するのだ。
空き容量が残り僅かになったら、どんな良いものだって入る余地がなくなる。
この日記にしたところが、最近は『時間切れ』『詳細はまたいずれ』の連続で、
結局、演奏会や舞台の記録をすることは、もうほとんど不可能になっている。

何を大袈裟なとお思いの方も多いだろうし、
世の中、もっとシヌほどの激務に耐えていらっしゃる方々もあることと思うが、
私はもともとのキャパが小さいので、
この程度でも現状は自分にとってなかなか厳しいのだ。
ちなみにここで定義する休暇とは、
「会社に出勤しなくて良い」と「実家で働かなくて良い」
の両方を満たす日のことを言う。
既に漢文も退会したし英会話も行っていない。
ピアノは昨日が二台ピアノの本番だったので、ぎりぎり続けていたが、
来月は全休の予定だ。
ラジオの外国語講座も夏前から続けられなくなり、
テキストは勿体ないことに半年間の予約購読をしていたので、
開封もしないまま、フランス語・スペイン語あわせて8冊、たまってしまった。

前にも書いたように、要するにこれは「寝てない自慢」のバリエーションであり、
言いたいのは、私は目下いろいろ義理を欠いたりサボったりしているが、
たとえ私の態度や反応が突っけんどんだったりしても、
それは、決して個人に向けた悪感情によるものではない、……ということだ。
メモリ容量が少ないところへ常駐プログラムがやたらと増えたので、
私は、ひととおりの動作もできない無能マシンと化した。
だから、メールや掲示板その他でのレスをしなかったり、
人様のお誕生日なのに、facebookにおめでとうメッセージを書かなかったり、
して頂いたことに対するお礼を言うのが遅い、若しくは完全に忘れていたり、
ものを送るとか手配するとか約束したのにいつまで経っても果たせていなかったり、
せっかく何かに誘われたのに、なんだかんだと理由をつけて動こうとしなかったり、
……という数々の不義理・恩知らずな行動(爆)をしているわけなのだ。

見苦しい言い訳だが、その、つまり、申し訳ございません<(_ _)>。
悪いのは私なので、こりゃアカンやつや、とお見限り下さいまして、
ご不快でないところまで離れて、お捨ておき下さいましたらと願っております。
どうか皆様には、私のおかしな態度を私的な意思表示とお受け取りになったり、
お気持ちを煩わされたりすることのありませんように。


なお、この状態は今後11月の下旬くらいまでは継続する見込みだ。
そして今のまま、もし誰からもどこからも邪魔が入らなかったら、
11月の終わりから12月の後半にさしかかるあたりまでは、
少なくとも4週6休に近いものが実現するだろう、いや、是非して欲しい、
と私は今、切に期待している。
とりあえず、そこまで頑張ろう。
そうしたら、きっといっぺん二日連続のお休みが取れる、はず。

しかし、こうやって願い続けていると、天が私をあざ笑うかのように、
やっと休める!と期待したタイミングで、何かのっぴきならない事態になって、
「ええい、来たな、逆境!」
と開き直るしかなくなるものなのだ。そう、私にはわかっている(^_^;。
待って待って指折り数えるほど待ち焦がれた私の休暇が、
予想もしなかった事情のために、泡のごとく消えてしまったことが
これまでにも結構あったのだ。
どうせまた、なんやかんやで次々と私の休暇が食いつぶされて行くのさ、
と私は早くも諦めの境地だ。
まあ冷静になってみるならば、『結構』というのはおそらくは主観に過ぎず、
せいぜい、過去2回乃至3回、経験しただけだと思うのだが、
そういう場合の落胆は目も当てられないほど酷いので、
自分の中で「いつもいつも!!」と針小棒大に記憶されているのだろう。

これまた以前書いた通り、私はここで「忙しい自慢」をすることにより
「自分はこんなに必要とされている人間だと皆に知らせたい」
「もっともっと必要とされたい」
というアピールをしているのではない。
「誰か気づいて!もっと私をケアして!私に構って!」
というメンタリティの人も世の中いるようだが、私は完全にその逆だ。
私が願っているのは、もうこれ以上、どこからも電話が来ませんように、
誰からも、よけいな話をフられませんように、話しかけられませんように、
誰一人、私を訪ねて来ませんように、……ということだ。
私は今、ひとりで好きなだけ黙って過ごしたい!と心から望んでいる。
自室を防音室にして籠もり、テレビなど音の出るものは全て排除し、
人が来ても電話が鳴っても絶対に聞こえないようにして、時計も外して、
心ゆくまで読書をしたり睡眠を取ったりできたら、どんなにいいだろう。
尤も、それだと万が一の火事その他の災害時に、私だけ何も気づかずオダブツ、
という可能性も、あるけどもよ(^_^;。

ともあれ、関係各位、当分の間、
私はどこか外国の奥地へでも行っていて連絡がつかないものと
みなしておいて下さいましたら、これ以上有り難いことはございません。
それで何か重大な新情報を聞き逃すことがあっても、構いません。
既に、道楽と休息の優先順位が逆転しているくらいですので。


………。
………。

だが。しかし。
12月には、ああ、ポゴレリチが来日するのであった(爆)。
違う意味で全然休まらないのだ、ポゴ氏が来ると。
私が演奏するワケでもないどころか、
ご本人に面会する可能性すら皆無で、
こちとら、完全に聴衆のひとりに過ぎないというのに!

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