青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

「事実とは何か」

2020-03-30 15:39:58 | Weblog
今朝も散歩の途中に、マスク探しでホームセンターまで行ってきました。「本日はマスクの販売はなし」の看板が、今日も入り口に掲示されていました。
新型コロナウイルスは拡大の一途で、今やマスクなしでは外には出られません。マスクはどこに行ったのでしょう、明日もマスク探しの旅が続きます。
奈良の今朝は寒く、東京の「なごり雪」が嘘には感じられません。しかし、富雄川沿いの桜は満開の様子で、花冷えの中で存在感を示しています。
さて、今学生時代に購入した本田勝一氏の「事実とは何か」を引っ張り出して読んでいます。本多氏は朝日新聞の記者で、「極限の民族」「ニューギニア高地人」「戦場の村」「北爆の下」「アメリカ合衆国」などのルポが朝日新聞に掲載され話題となりました。
本多氏は朝日新聞という大新聞に属していますが、報道する立場がはっきりしています。新聞記者に於ける「客観的報道」は幻想で、弱い立場に立った「主観的事実」を見る目を重視しています。
この本も書かれて随分と時間が経ちましたが、今と比較して世の中はそんなに良くなっていないようです。世の中の仕組みは様変わりしましたが、政治の世界はよりひどくなった気がします。
さあ、新型コロナウイルス問題はますます深刻化しています。しかしながら青の洞門の営業は、安全面に留意して今日も続けなければなりません。
先週実家の兄に電話した時、豊前市や近隣の中津市・行橋市はコロナ感染者はまだいないということです。危険地帯と安全地帯のはっきりしている事実から、新型コロナウイルス問題は解決の糸口があるのではないでしょうか。

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帰って来た「飛鳥美人」

2020-03-28 14:37:28 | Weblog
奈良もここ数日の暖かさで、ようやく桜の花が開花しました。毎日歩く杵築神社までの富雄川沿いの桜も、鮮やかな色合いを見せ始めています。
例年ならこの時期は、あちこちで桜の花見で賑わいます。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で花見も自粛ムードです。
人混みへの不要不急の外出を自重するように、国からも要請がありました。飲食業界も、この自粛状態ままでは大きな痛手となります。
青の洞門でも、コロナウイルスの影響で本日2件の予約キャンセルがありました。この暗い社会的雰囲気は、いつまで続くのでしょう。
早くコロナウイルスは、消え去って欲しいものです。そのためにも、青の洞門に来店されるお客さんにはまず手洗いを勧めて自衛をお願いしています。
さて、奈良明日香村の高松塚古墳の極彩色壁画の修理がようやく完成しました。この「飛鳥美人」の壁画は、戦後最大の発見と話題になったものです。
しかし、文化庁の管理が甘くカビなどの劣化が判明しました。その後、石室を解体して13年間に及ぶ修理を開始しました。
修理を終えた壁画は古墳に戻さずに、別管理する方針のようです。壁画を管理するには、湿度・気温などの問題もあり仕方ありません。
いづれ鮮やかに蘇った「飛鳥美人」に会いに、明日香村を訪ねてみたいものです。そのためには、このコロナウイルスを何とか退治しなければなりません。



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陶器の町「信楽」行き

2020-03-23 16:11:02 | Weblog
新聞の文化欄に、興味ある記事が出ていました。「士農工商」という、江戸時代の身分制度についてです。
これは、いわゆる階級的な序列制度と思っていました。支配者層の武士がいて、次に農民が偉いという考え方です。
ところがこれは序列ではなく、社会的な職分を表しているだけだそうです。中国の古典に由来した「士農工商」は、社会的な人々という意味ということです。
では何故今まで階級的な意味で理解していたかというと、明治維新の新政府の見解がそうさせたようです。新政府は明治維新で「四民平等」にしたというイデオロギーで、「士農工商」という古い階級制度を打破したと主張したかったのです。
為政者の都合のいいような解釈は、いつの時代もそうです。この「士農工商」の意味の別解釈は、今の時代でもいくらでもありそうです。
さて、昨日の青の洞門定休日には、陶芸の郷「信楽」まで足を伸ばしました。青の洞門で使うお皿などの陶器類を探すため、片道1時間半のドライブに出かけました。
私は信楽は初めての訪問で、新型コロナウイルスのせいか静かで落ち着いた街並みがエラク気に入りました。信楽駅近くの何軒かの陶芸店で、お皿などを購入しました。
信楽は、町中がタヌキの置物で彩られています。今、NHK朝ドラの「スカーレット」のモデルである女流陶芸家の草分けでもある神山清子さんの生誕地でもあります。
昼食は駅前の手打ちそばを食べ、その後に穴窯を利用した登りカフェでお茶しました。慌ただしい信楽回りでしたが、次回訪問時はもっとゆっくりと散策したいものです。
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マスクが消えた!

2020-03-21 15:51:57 | Weblog
毎日、テレビではコロナウイルスのニュースばかりです。私の住む奈良では感染者は8名と少なく、コロナの恐怖はまだ身近には感じられません。
ただ、危険はどこにあるか分かりません。マスク・手洗いは必須のものとして、生活ぶりを改善しています。
昨夜青の洞門に来店されたお客さんのAさんは、マスク探しに奔走しています。昨日は14のドラッグストアを廻り、やっと4枚入りのマスクが1セット手に入ったそうです。
マスクは、どこにいったのでしょうか。コロナ不安がいっそうマスク確保に、狂ったように人間を走らせています。
新型コロナウイルスの感染拡大の余波は、高級食材の値崩れにも波及しているようです。訪日外国人客の減少や日本人の外食を控える動きから、大トロなんかは在庫の山だそうです。
マグロの他カニ・和牛なんかの高級食材は、価格が2~5割下落しているといいます。でも価格が下落しても、まだまだ我々庶民の食べ物ではないようです。
こんな暗いニュースばかりの時、神降臨かという話題がありました。飲食店なんかの賃貸業のビルオーナーが、各店舗に対して思いやりの行動をとってくれました。
この神業は、4月分の賃貸料は0でいいとの手紙でした。これは、コロナで苦しんでいる飲食店の店主たちには一番の朗報です。
こんな家主はなかなかいませんし、聞いたこともありません。我が家主もこんな気持ちになって欲しいと思いますが、ちょっと甘いでしょうか。




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大相撲春場所:大阪

2020-03-18 15:58:52 | Weblog
今、大相撲春場所が大阪で行われています。ただ、新型コロナウイルス問題で無観客の場所です。
テレビで見ていると、観客も歓声もなく不思議な光景です。やっている力士も、原っぱで相撲を取っているようで力が出ないでしょう。
昨日は、無敗の横綱白鵬に土がつく波乱がありました。金星を挙げたのは、阿武咲(おうのしょう)です。
阿武咲の鋭い突っ込みで、無敵の横綱は土俵外に押し出されました。こういう番狂わせがないと、無観客という異例な場所だけに盛り上がりません。
春場所は日本のコロナ情勢によっては、いつ中止になるか分かりません。力士たちの力強い相撲で、悪玉コロナを完全に倒して欲しいものです。
コロナ問題がなかなか沈静化しないため、今市場ではマスクを手に入れるのが大変です。朝早くに僅かのマスクを求めて、店頭に行列を作れば手に入るといいます。
今朝、杵築神社への散歩の際、この行列を見つけました。店頭には、マスク100セット販売の看板がありました。
行列に参加して、ようやく80番目くらいでマスクを手に入れました。30分間待って、6枚入りのマスクセット獲得でした。
こんな日がいつまで続くのか。状況が悪くなれば、青の洞門の営業もアメリカ並みに停止となりそうです。今は、ただいつか晴れる日を待つしかありません。


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「餃子の王将」好調!

2020-03-16 15:20:18 | Weblog
新型コロナウイルス問題で、飲食業界はどこも苦労しています。みんなが外出を控えているため、飲食の機会も減っているようです。
青の洞門では、週末はいつも通りに忙しい日が続いています。ただ、平日はかなり来店客数が落ち込んでいます。
平日の大人数での予約のキャンセルは、かなりの数に上ります。特に、年配者の方の予約取り消しが多く見られます。
そんな中で、「餃子の王将」が7か月連続で過去最高売上を達成しています。増税や新型コロナウイルスのダブルパンチにも、まったく影響がないようです。
絶好調の秘訣は、
・従業員のキャリアップや社内独立制度の充実
・セントラキッチンを設けた設備投資の拡充
などがあるようです。
17年3月期までは、前期比マイナスが続いていました。その時から長期的視野で、立て直しの計画を実践してきたのです。
「餃子の王将」は、安くて早くて美味しいが売りです。青の洞門も、少人数の中でそれを目指したいと思います。
新型コロナウイルス問題は、今のところ終焉がみえません。こんな時こそ、身の程に合った先を見据えた計画・実践が必要なのでしょう。


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感染症の歴史

2020-03-11 15:49:41 | Weblog
新型コロナウイルスの拡大が抑まらない今、感染症についての特集が新聞に出ていました。文明の歴史は、感染症との闘いの連続でした。
歴史をさかのぼれば、今知られている感染症の大半は、狩猟採集時代には存在していなかったそうです。感染症が人間の社会に定着するのは、農耕が始まって人口が増加し都市らしいものが成立するようになってからです。
感染症は「撲滅すべき悪」ではなく、目標とするのは「共存」といいます。多くの感染症を抱えている文明とそうでない文明を比べると、人間にとって強いのは前者だそうです。
16世紀にスペイン人によって滅ぼされた、南米インカ帝国がいい例です。インカ文明は、スペイン人が持ち込んだ感染症の免疫を全く持ってなかったため滅んだといいます。
今の新型コロナウイルスは、真の致死率はまだ明らかになっていません。世界中に広がっていく中で弱毒化が進み、長期的には風邪のようなありふれた病気となっていく可能性もあるようです。
著者である長崎大の山本教授によると、新型コロナウイルスは被害よりも「感染が広がっている」情報だけが社会的に大きな影響を与えていると言います。今目指すべきは、被害を最小限に抑えつつ、人類が集団としての免疫を獲得することが第一だそうです。
さて、今年はタケノコが豊作のようです。スーパーにも小ぶりなタケノコが、顔を出し始めています。
青の洞門でも、毎年タケノコ料理は人気があります。煮つけにしたタケノコを、天ぷらにすると味が一段と増します。
値段が安定すると、青の洞門にも日々タケノコ料理が登場します。間もなく「旬」のタケノコ提供まで、今しばらくお待ちください。













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いかなごが消えた日!

2020-03-07 15:56:36 | Weblog
2月29日は、関西の春の風物詩いかなごの解禁日でした。しかし、解禁日に本場明石の水揚げ量はゼロというかつてない不漁でした。
この不漁は、いかなごのエサのプランクトンの減少といいます。海もきれいに(?)なると、生態系が乱れるようです。
これも地球温暖化の影響でしょうか。いつもは青の洞門のカウンター上に並ぶ「いかなごのくぎ煮」は、昨年同様今年もありません。
ところが大阪湾では、いわしが混じったいかなごが獲れたと聞きます。そんな時、青の洞門のお客さんのTさんから、購入した大阪湾のいかなごの調理依頼がありました。
Tさんの娘さんが持ち込んだいかなごを、「いかなごの釘煮」調理歴20年の家内が料理しました。しょうがやさんしょうを加えた「いかなごのくぎ煮」は、店内にいい香りを振り撒きました。
出来上がった「いかなごの釘煮」を少々お裾分けしてもらい、来店中のお客さんに食べて頂きました。お客さんも、滅多に出合えない出来立ての「いかなごの釘煮」に美味しいと絶賛でした。
このいかなごは上本町の近鉄百貨店で販売されていたもので、何と「キロ6千円」の高級品です。高価な貴重品となったいかなごを口に出来たことは、勇気ある買い物をされたTさんに感謝です。
さて、今日は東京五輪のマラソンの最終選考会が男女とも行われました。冷たい雨のコンデションの中、名古屋ウィメンズマラソンで一山選手が日本人選手国内最高記録で優勝しました。
30キロ過ぎで飛び出した一山選手は、一気にアフリカ勢を引き離してしまいました。一山選手のスピードに乗った走りは、見ていて爽快な気分となりました。
今回の東京五輪の代表選手は、みんなスピードがあります。後半戦にも強く、飛び出す勇気も持っており期待出来そうです。
しかし、東京五輪もコロナウイルスで、現状は開催が危ぶまれています。今こそ、コロナウイルスを倒すヒーローは出てこないものでしょうか。












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大迫日本新で東京制す!

2020-03-02 15:48:24 | Weblog
新型コロナウイルスの感染拡大の中、東京五輪の予選会である「東京マラソン」が昨日行われました。ただ今回は一般の部は中止となり、エリートランナーのみの大会となりました。
五輪代表の残り一枠を確実としたのは、日本記録保持者の大迫選手でした。序盤からの高速レースの中で、大迫選手は自身の日本記録を塗り替え日本人選手一位でゴールしました。
23キロ付近で先頭集団から遅れた大迫選手は、自身もこれでダメかと一瞬思ったそうです。でも冷静に自分のキャパ以上に走らずに、後半集団に追いつき日本新記録を達成しました。
42.195キロのマラソンは、予想外の不思議な展開を生みます。途中まで果敢に攻めていた井上選手は、自分の力以上の闘いに潰れてしまいました。
今回は気候もよく、大迫選手のスピードレースには合いました。しかし、本番の東京五輪のマラソンレースは、気候が逆の真夏の闘いとなります。
選考会は、次のびわ湖マラソンが最後です。しかし、びわ湖は記録の出にくいコースでもあり、今回の大迫選手でほぼ決まりでしょう。
さて、今度の日曜日に予定されていた「若草山トレラン」が急遽延期となりました。先日までホームページには決行の文言があったのですが、安倍首相の学校の休校・各種イベントの中止要請で延期となりました。
世の中の動きから、これは止むを得ないと諦めましょう。また、人が密集する集まることを避けるという政府の見解もあり、青の洞門も今が辛抱の厳しい時期です。



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