LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

鎮静効果

2016-12-10 | 航空関連エッセイ

朝から曇り空。雲底も低く、サンタモニカ空港ではmissed approachの嵐。雲の上をジェットが唸る音が響く。IFRでサンタモニカ空港を離陸しても、Instrument Approachで戻ってこれない。そんわけで、機体のワックスがけをすることに。綺麗に汚れを拭き取り、主翼下面を含めて綺麗にワックスがけした。かなり時間を要した。その後、アクリル窓の拭き掃除、そしてランディングギア周りの油汚れ取り。さらに機体下面のオイルを拭き取り、外装はほぼ完了。引き続き、エンジンカウルを開けてエンジンのチェック。オイルを1クオーツ足し、油呼ぼれなどを拭き取り、可動部に潤滑油をさす。さらにラダベーターの可動部とエルロンにも潤滑油をさす。

そうこうしていると、バロンのオーナー、Davidが車でやってきた。

How are you? Isn't it so relaxing like a therapy? I do the same. Take care!

と一方的に話して自分のハンガーに消え去った。確かにその通りだ。愛機を磨き、簡単なメンテナスをして、エンジンルームを覗いているだけで、素晴らしい鎮静効果がある。飛ぶだけじゃなく、触ってよし、眺めてよし、それが飛行機遊び。

愛機を磨き上げ、きちんとカバーをかけ、そしてDavidのハンガーの前を通りすぎた。やはり彼もエンジンオーバーホールを終えたばかりのピカピカのバロンを、さらに輝かせるべく穏やかな表情のまま磨きまくっていた。

飛行機趣味ってほんとイイ。愛機が居るっていうのは本当に幸せなことだ。


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