朝から曇り空。雲底も低く、サンタモニカ空港ではmissed approachの嵐。雲の上をジェットが唸る音が響く。IFRでサンタモニカ空港を離陸しても、Instrument Approachで戻ってこれない。そんわけで、機体のワックスがけをすることに。綺麗に汚れを拭き取り、主翼下面を含めて綺麗にワックスがけした。かなり時間を要した。その後、アクリル窓の拭き掃除、そしてランディングギア周りの油汚れ取り。さらに機体下面のオイルを拭き取り、外装はほぼ完了。引き続き、エンジンカウルを開けてエンジンのチェック。オイルを1クオーツ足し、油呼ぼれなどを拭き取り、可動部に潤滑油をさす。さらにラダベーターの可動部とエルロンにも潤滑油をさす。
そうこうしていると、バロンのオーナー、Davidが車でやってきた。
How are you? Isn't it so relaxing like a therapy? I do the same. Take care!
と一方的に話して自分のハンガーに消え去った。確かにその通りだ。愛機を磨き、簡単なメンテナスをして、エンジンルームを覗いているだけで、素晴らしい鎮静効果がある。飛ぶだけじゃなく、触ってよし、眺めてよし、それが飛行機遊び。
愛機を磨き上げ、きちんとカバーをかけ、そしてDavidのハンガーの前を通りすぎた。やはり彼もエンジンオーバーホールを終えたばかりのピカピカのバロンを、さらに輝かせるべく穏やかな表情のまま磨きまくっていた。
飛行機趣味ってほんとイイ。愛機が居るっていうのは本当に幸せなことだ。