瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
昨日、ゆうやはとても怯えていました。
「どうしたの?何があったの?」
ゆうやは最初、ただ「作業所に行きたくない。」とだけ繰り返していました。
何度尋ねても「何もない。」と言います。
何もなければ、そんな頑になるはずがありません。
ゆうやは断片的に少しずつ話し始めました。
相当ショックを受けたようで、すらすらと文章で話すことができませんでした。
「筆箱を投げようとしたんだ。」
「だれが?」
ゆっくり少しずつ聞き出し、ようやく話が見えてきました。
作業所の利用者さんのうちの1人が、筆箱を投げようとしたそうです。
それを止めるために、職員さんが注意されたそうなのですが、その声がとても迫力があって驚いたようです。
非常に驚き、胸が痛くなり、反射で足を机にぶつけてしまったのだとか。
足は痛い、耳も痛い、胸も痛いー、と、ゆうやはとても辛かったようです。
私が同じような場面に遭遇しても、きっと辛く感じないと思います。
ゆうやは全てを話した後、やっと笑顔になりました。
私は「次に同じような状況になれば、近くに居る職員さんにその場から避難させてもらうようお願いするのよ。」と言いました。
ゆうやは「次からそうする。」と言っていましたが、その時になると言葉を発することができなくなるのでしょう。
ゆうやも大変だなあと思いました。
それでも今日も頑張って作業所へ行きました。
いろんなことがあるけれど、頑張って乗り切ろうね。
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先日、足こぎ車椅子の研究開発をしている株式会社TESSさんがテレビで紹介されていました。
「ワールドビジネスサテライト」という番組の中で、株式会社TESSさんがジャパンベンチャーアワード2014を受賞された様子が放映されました。
表彰式が行われた隣の会場では「ベンチャープラザ ファンド in Tokyo」が開催されたそうです。
さて、足こぎ車椅子についての嬉しいお知らせがあります。
横浜そごう9階に「足こぎ車いす・ショールーム」がオープンしました!
ショールームですから実際に足こぎ車椅子に触れ、試乗することができます。
多くの方にぜひとも体験して頂きたいなあと思います。
また、JTBグループとの提携により、「足こぎ車いす」の紹介販売で新たな旅行需要を創出されるそうです。
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今まで旅行をあきらめていた移動のハンディをお持ちの方の背中を押し、一人でも多くの方が旅行し笑顔になれるよう、全国各地域の宿泊施設・観光施設等への導入を広げていきます。
本提携により『足こぎ車いす:プロファンド』が利用できる地域の環境開発と新たな着地型旅行の需要を創出し、移動のハンディを乗り越えてさまざまな人との交流が生まれる事を目指します。
2014年2月1日より紹介営業を開始し、初年度は、100台の導入を見込んでいます。
<提携により行う内容>
●当製品のJTBグループ・ヘルスツーリズム研究所からの告知
●当製品の各種施設への導入営業・紹介販売
※実際の販売は、株式会社TESSの代理店を通じて行います。
●当製品を利用して観光を楽しめる地域の開発
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足こぎ車椅子に乗って旅行に行くことができれば、どんなに楽しいことでしょうか。
新たに多くの笑顔が生まれることと思います。
ゆうやも毎日、足こぎ車椅子に乗って笑顔いっぱいです。
足こぎ車椅子の輪がこれからもドンドン広がっていくといいなと思います。
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昨日は、悪性リンパ腫で入院していた病院へ行きました。
朝から病院へ行き、血液内科と整形外科の受付をしました。
血液内科はかなり遅れているとのことでした。
「ああ、今日もまた何時間も待つことになるのだわ~。」
ゆうやとヘルパーさんと、呼び出し番号が表示される度に首を伸ばしてチェックしました。
お昼を過ぎて、ようやく順番が回ってきました。
血液内科のドクターに先週受けた検査結果を聞きました。
ゆうやも私も緊張していました。
ドキドキー。
「結果は良かったですよ。」
私は心からほっとしました。
「ぼく、入院しなくてもいいの?ねえねえ、入院しなくてもいいの?」
ゆうやは何度も確認をします。
「入院しなくてもいいよ。」
ゆうやの顔に安堵の表情が見られました。
「やった~!今日も電車に乗れるね。」
ゆうやも私も診察室に入る時は顔がこわばっていましたが、出る時には笑顔でした。
毎回、検査結果を聞くのは非常に緊張します。
今回も結果が良好で良かったです。
ゆうやは喜んで電車に乗りに出かけたのでした。
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週末、私はゆっくり眠ることができると、喜んでいました。
ところがー。
日曜日の朝早く、ゆうやが私を呼びました。
「お母さん、お母さん。」
「どうしたの?」
「目が痛いんだ。」
ゆうやのまつ毛が、目に入ったのだろうと思いました。
「ちょっと見てみるね。」
長いまつ毛がビッシリ生えているゆうやの目を覗きましたが、まつ毛らしきものを見つけることができませんでした。
「お母さん、目が痛いよ。」
ゆうやは手でゴシゴシ目を擦っています。
「ゆうや、擦ったらだめよ。」
「目薬を差してみる?」
ゆうやは目薬がとても苦手です。
案の定、ゆうやは目薬を拒否しました。
「お母さん、痛いよ、痛い痛い!」
ゆうやの声は、だんだんと大きくなっていきました。
とうとう、ゆうやの方から「目薬を差したい。」と言いました。
そこで、私はごそごそと目薬を探し出し、ゆうやのベッドに戻りました。
すると、ゆうやは急に大声で怒り始めました。
「誰が目薬を差すって言ったんだ!止めて!」
私はキョトンとしてゆうやの様子を眺めていました。
ベッドでゆうやは暴れていました。
「あのね、ゆうや。ゆうやが目薬を差したいと言ったから持ってきただけなのよ。そんなに嫌なら差さなくてもいいよ。」
「もう!お母さん、止めてよ!」
暫く大声で首をブンブン左右に振っているうちに、ポロリと目のゴミが落ちたのでしょうか。
ゆうやは「あ、目が痛いの、治った。」とケロリー。
その後は猛反省し、「お母さん、ごめんなさい。」と、ひたすら謝っていました。
ゆうや、もういいから、お母さんを寝かせてちょうだい~。
ゆうやは「お母さん、お母さん、ごめんなさい。」とその後も謝り続け、とうとう白々と外が明るくなってきました。
なんだかんだとハプニングが起こる忙しい毎日です(笑)。
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先日、知人が東北へ旅行に行きました。
ゆうやは、くまモンのストラップをお土産に頂きました。
くまモンはただいま宮城に出張中ということで、くまモンの体の中心に「宮城」と書かれていました。
くまモンは、ご当地くまモンとして、現在47都道府県に出張しているのだそうです。
早速、ストラップをいつも持ち歩いているカバンに取り付けさせて頂きました。
その方のお話によると、仙台空港に到着した時には「復興」を感じたそうです。
けれど、北に向かうほどに、復興の遅れを目の当たりにしたとおっしゃっていました。
神戸の時にはみるみるうちに復興したのに、東北の復興はとても遅れていると感じられたそうです。
私はその話を聞いて、とても胸が痛みました。
もうかなりの時間が経過しているというのに、、、。
くまモンの力でなんとか復興を早めることはできないものでしょうか。
こういったキャラクターの力は大きいと思います。
実際くまモンだけでなく、ゆるキャラ達の活躍により、地方の活性化が図られています。
さて、知人は東北大学にも行ったそうです。
あまりに広大なキャンパスに驚いたと言っていました。
結局、足こぎ車椅子の研究開発をしている株式会社TESSさんがどこにあるか分からなかったとのことでした。
東北の復興が1日も早く進むことを願っています。
お土産のずんだ餅を頂きながら、これから東北のものをできる限り買うようにしようと思いました。
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