猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

高校生今昔。

2008年03月07日 00時59分00秒 | ハ~プニング!

いきなりですが、問題です。ジャジャン♪
『いったいこれは何の動物でしょう?』
「.....コ、コアラ!い、いや、クマ!?」
正解は、『私にもわかりません』(笑)

『ではこれは?』
「う...ウマ!いや、まさかイヌ!?」
う~ん、どうでしょう...
私にわかるのは『他にある二種がヒツジとウシである』ということだけです(爆)

 

先日。

高校時代の同級生と飲んだ私は、驚くべき話を聞いた。

今や、大学受験生の母となった彼女曰く、
「最近の高校生は、一人で電車に乗れない子も多いらしい」と。

なんでも、お母さん仲間で話をしていたとき。

彼女が都内の予備校へ息子(高校3年生)を一人で通わせていることについて、
周囲からこう言われたのだそうだ。

「よく一人で通わせられるねぇ!」と。

 

こちらは、携帯画像からでは不鮮明だったクロッカス。
畑脇のポイ捨てはいまだなくならないが、それでも花は咲く。

 

その話を聞いた瞬間。

私と、もう一人いた友人は(彼女も高校生の息子を持つ母)
「いやいやいや!当たり前でしょう!?」と突っ込みを入れたのだが、
先述の彼女曰く、
「周囲のお母さん達は皆、予備校にも受験にもついて行っている」と、
そういうことなのだった。

そして、彼女自身も、息子が受験会場へ向かうときは、
現地へ向かう電車の路線を調べ、丁寧に説明して言い聞かせるのだと、
そう言っていた。

内心、「私たちのときはもっとみんな、しっかりしてたけどねぇ」と、思いつつ、
遅刻でもされては困るからそうしているのだと。

 

緑のものが美味しい季節がやってきました♪

 

私は、『子育てしていない私がこんなこと言うのはなんだけど』と、
彼女達に断ってから、言った。

「これだけネットや携帯が普及して、調べようと思えば何でも調べられるのに、
 意外に今の子って、そのツールを使いこなせていないんだねぇ」
(まあ、情報が手元にあるというのと、
 それに基づいて行動が出来るというのは別だが)

「心配なのはわかるけど、一人で迷って人に道を尋ねたり、
 『どうにかしなきゃ』って必死になってはじめて、
 成長出来ることってあると思うけどなぁ」と。

彼女たちは「うん、うん、そのとおりだ!」というように頷き、
話は続いた。

「我々のときは親も受験のことなんて、結構適当だったよねぇ」

 

こちら和菓子の緑。

 

実際。

私が高校を受けた際にも、父は「その高校を落ちたら働け」と言っていたし、
(ま、うちの場合は特殊だが)
彼女達の両親も、それほど受験のことに関心はなかったらしい。

そりゃ、今とは時代が違うというのももちろんわかるが、
当時は電車の路線ひとつ調べるにも、今よりはずっと不便だったし、
それでも私たちは、当然のごとく一人で電車にも乗れたし、
(当たり前だ・笑)
15歳でも付き添いなしで受験会場に行くことが出来た。

でも.....
最近は違うらしい。

三人の子と、二人の子を持つ、彼女達曰く、
「最近の子はおとなしくて、校則なんかもすごく恐れてて、みんな『いい子』」
なのだそうだ。

彼女達と私が、毎日面白おかしく、大爆笑で高校生活を送っていた頃とは、
まったく違うのだと。

 

スナックエンドウの緑と、我が家産ほうれん草の緑。

 

私は、『電車に一人で』の話を頭の中で思い返し、こう呟いた。

「今どきのニッポンじゃ、迷子になるのも行き倒れになるのも、
 相当難しいと思うんだけどねぇ」

そして、そんな私の呟きを聞いた彼女達は「そういえばそうだ」と、
大きく頷き。

女三人の飲み会は、
自分達が高校生の頃におかした悪行・および、
それにまつわる思い出話になだれ込み、
さっきまでとはまた違う盛り上がりを見せたのだった(笑)

こりゃ、息子達には決して聞かせられんな(爆)

 

そういえば、畑ではこんな現場を押さえました。
こらっ!ほうれん草を片っ端からギザギザに食べているのはお前だな!
『この顔に、ピンときたらerimaまで』
手配書は全国へ回っているぞ~(笑)


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14 コメント

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大丈夫か?? (いなひこ)
2008-03-07 03:06:36
この間、主人と話していたんだけど、私達の頃(erimaさんよりずぅ~と前です)は、親も貧乏だったから、学校を出たら働くのは、当たり前で、フリーターなんて、近所にはいなかった、よっぽど病弱な人を除いては。 
高校生にもなって、親が同伴・・・。なんだかなぁ~。
親は、子供をイッチョ前にするつもりがあるんだろうか? 
うちの従兄弟みたいだ。 主人より1コ下の従兄弟、姉が何でもしてあげちゃったから、未だにネクタイも結べないし、親の葬式も取り仕切れない。うちの子供たちの方がよっぽどしっかりしている。 その従兄弟、もう60になるんだよ。警備の仕事をしてるけど、主人の姉もその従兄弟の姉も 「真夏の外での警備の仕事は可哀相だ」とほざいた。 すかさず、私は「あのね。みぃ~んな、真夏の暑いなか、働いてるの。クソ暑くてもスーツ着て汗流しながら外回りで、働いてるよ。そんなの可哀相なんて可笑しいよ」
幼稚園児だって、可哀相だからって、ボタンを親がはめていたら、いつまでも出来ない。そっちの方がよっぽど可哀相だよ。

今の親は、可哀相を履き違えてるんじゃないかな?
結局は、そのツケは、子供にくるのに・・・。
返信する
日本はどうなっちゃうんだよ? (まきまき)
2008-03-07 12:36:28
ハッ!この鳥は、わが家の「おもと」の赤い実をすべて食べた鳥。さらにせっかく出てきた猫柳の芽を食べた鳥!
こいつ~ぅ、悪いヤツだな!erimaちゃんの手配書が回ってくる前に、名古屋でも指名手配にしておいたよ。

ねぇ、最近の高校生ってそうなの?
もう何年も前になるけれど、私が大学受験をした時、入学金も高く付属校(男子校)はお金持ちのお坊ちゃんが多いとある大学の受験を終えたら、校門でお上品なお母様が受験を終えた息子と待ち合わせているのを見て驚いたものだったよ。「ここは金持ち学校なのね」って。
いくつかの大学、学部を受けたけど、そんな光景は一度しか見なかった。
高校受験の時も、同じ高校を受ける友達と待ち合わせ、緊張しながらも高校生活に思いを馳せながら受験しに行ったものだけどね。

今の高校生って中学生、早い子は小学生から携帯を持たされてる世代でしょ。i-modeなどの乗り換え案内なんて当たり前に使いこなしてる世代じゃない。
親の過保護もここまでくると、子が親離れ、親が子離れするタイミングって訪れるものなのかしら?その時が来たら、親は半狂乱になっちゃうんじゃない?
笑い話みたいに入社式についていく親、新婚旅行先から親に電話をしてくる子供が出来上がっちゃうよ~。

erimaちゃんの友達こそ、常識人だと思うけどね。
返信する
至れり尽くせりの結果 (GONCYA)
2008-03-07 13:25:28
オレの頃も、結構親は放任だったのになあ。
「落ちたら働け。嫌なら勉強しろ」
って、オレも言われてた。
わずか20年で、どこがどうなって
こうなっちまったんだろう?

受験なんてのは、相棒が言うように
いろいろなことを経験するいいチャンスなんだよ。
初めての町へひとり初めて行って、
時にはでそこに泊まって、
初めて会ったライバルたちと競い合う。
もちろんそこに至るまでには、
交通機関を調べたり、ひとりで朝起きたり
体調管理しながらメシ食ったり、
要するに、自分の受験っていうものに
自分で責任を負うという経験が出来るんだ。
そうすることで、「落ちるも受かるも自分次第」っていう
覚悟が生まれるんじゃないのか。

でも、今のお受験親子たちは、
結局は会場の前まで親が送って、子どもは
「鉛筆持ってテスト受けるだけ」
になってしまってるんだなあ。
何だか、すごくもったいない気がするな。

そんな風にして大学受かったって、
春から一人暮らしなんて出来るのかね。
ま、出来ないから、この飽食の時代に
「栄養失調の大学生」なんかが出現するんだろうが(笑)。
どうせ、「ママが作ってくれないから」なんつって
メシの代わりにスナック菓子でも食ってんだろうな、そんな連中は。
生きる力がないんだよ。
腹減ったら、メシ炊いて納豆でもかけて食べたらそれでいいじゃないか。
でも、それさえも知らないんだ、きっと。

お金だけはたっぷりあるくせに、
どうやってそのお金を使っていいか分からない。
社会全体は情報化が進み便利になってるのに、
どうやってその情報を使いこなしていいか分からない。

かわいそうだなあ。
本当にかわいそうだ。

と言いつつ、ウチの豚児も、
そんなかわいそうな人間にならないように、
ちゃんと「放任」しないとな(爆)

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大人のせい...世の中のせい... (しも1)
2008-03-07 14:02:54
クロッカス、きれいですね~
そして体によさそ~な品々...鮮やかな緑がドロドロの私を浄化してくれそう

そんな世の中...といえばそれまでですが
今は登下校にも気を使うご時世
なんでこんな世の中になってしまったのでしょう
年頃のお子さんをお持ちの親御さんの心配もよくわかります
ま、ちょっとズレちゃいました、その延長で過保護になっちゃうのでしょうか
知恵蔵がもしヒトの子なら...
なんて考えると「あ、母ーちゃんがついて行ってあげる」とか
「母ーちゃんがしてあげる!」とか言って
オシリを追いかけ回しそうです
いやいや、親ではないからわかりませんが
親離れ子離れって、ものすごく簡単なようで
難しい間柄なのかなぁ

↓"プロセスチーズ"だったのですね
あれから早速チーズ屋さんへ行って「チン♪で焦げ目の付くチーズください!」
といったら
"ナチュラルチーズ"をくれました
チーカリ♪になりませんでした~
...で、4分間もチン♪するのぉ~
なんかモクモク湯気が出たけど、気にしなくていいのかなぁ
あ~食べたいなぁ...チーカリ♪
返信する
クマとイヌ! (まっちゃん★)
2008-03-07 15:18:21
コアラやったら耳をキザキザにしそう。で、イヌはシュナウザーじゃないかと・・・

私のパート先の人の息子さんが今年、大学受験なんですけどその日は休まれます(ました)。別に付き添う訳でもないそうです。私は内心「え~、そうなん」と思いつつお互い様と思って子供達を実家に預けたんですけどね。
私は高校しか出てないけどそれでも受験の時、母はいつも通りパート行ってたしそれが当たり前やと思ってたし電車に乗るのも「前もって電車代と時間と駅で見ておいでよ」って言われました。みんなもそうやったと思います。
前に言った幼稚園の入園式の超過保護じいさんとか自分の時は放任やった人がそうなるのって時代(メディア)のせいかなってこの間、思ったところです。
そう言う私もお姉やんが友達と自転車に乗って遊びに行くのはまだ禁止です
返信する
クマとイヌに1票 (虫主婦)
2008-03-07 20:50:06
まっちゃん★、ワタシはスコッチテリアかと(足短いから)・・・
でもシュナウザーもありそう

大学受験に付き添いとかはちょっとやりすぎだとワタシも思うけど、中学受験の延長みたいなものなのかな?
中学受験なんてワタシのころはほぼゼロでしたが、今じゃ結構普通。
中学受験のときは、試験会場に親子で行って、親のための控え室があるんだって。使わない人(一緒に行かない親)ももちろんいるけど。

ほんと、いつからそんなに過保護になったんでしょうね
ワタシは学費も自分で払ってきた洋!(そのため大学は正味3年しか行ってないかも)

返信する
Unknown (じゅりりん)
2008-03-07 23:32:31
そういえば以前、知り合いの方の知り合いのお母さん(ややこしいね^^;)が入っている言う会のことを思い出したわ!
その会は「頭のよい子を育てる」とか言う趣旨の会で、その頭の良さとは勉強が出来るとかそういうんじゃなくて、いわゆる生きる力をつけるみたいな会だったのかなぁ?
例えば熱いお味噌汁があったらどうするかと。知り合いの方は「めんこい(可愛い)息子だものふぅ~ふぅ~して冷ましてあげる」と言ったらそれじゃダメって怒られたとか!そのまま黙って出すんだって。そうすると熱いことを知って次は自分から気をつけるようになる。
魚の骨もとってあげたりせずにわざとつけたまま出すとか言ってたっけ。それらが正しいかどうかはわからないけれど。
でも確かに何でもやってあげることはその子の生きる力も奪うことになるかもねぇ。
中国での一人っ子政策では過保護の親のせいで子供の自立が妨げられているとか問題になっていたしね。

関係ないけど今の時代に女子高生じゃなくてよかったとつくづく思うことはスカートの丈が短いってことよ!
私の時はまだ長かったも~ん♪
ブッとい足が隠せてよかったなぁ~!
返信する
いつでもどこでも (erima)
2008-03-08 02:48:49
いなひこ様

昔は家にお風呂がない人もいっぱいいて、自分の部屋を持っている子もわずかでした。
一度出かけたらそれこそ、家と連絡出来るのは公衆電話だけで、でも子供はお金なんてそうそう持っていないから、ものすごい緊張感があって、「しっかりしなきゃ」という気持ちも大きかったと思います。
しかし今は、困れば携帯で親に連絡。
それですべてが解決する。
親の方も、そんなことを繰り返していくうちに、何が過保護で何がそうでないのか、わからなくなってしまうのかもしれないですね。

近年思うのは、いつでもどこでも「ただ座っていれば誰かが何かをしてくれる」と思っている人の存在の多さです。
なんでも親にしてもらって育つからそういう人間になるのでしょうが、現実的に考えれば親は子より先に死ぬのだし、親は自分がいなくなったあと、どうするつもりなのかなぁと、本当に不思議に思ってしまいます。
ご主人様の従兄弟さんにも困りましたね。

私は親ではないですが、なんでもしてあげるのが愛情ではないですよね。
愛情を持って本気で突き放すことが出来るのは身内だけですもの。
子供を変な方向に甘やかしている親御さんは、『社会人になれば自然に色々と覚えるさ』と思っているのかもしれませんが、他人はそんな面倒くさいこと、いちいちしてくれないということを認識すべきです。
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甘いからねぇ。 (erima)
2008-03-08 03:07:19
まきまき様

この指名手配犯はね。
あまりに我が家のホウレン草が甘いので、それで味をしめちゃったんだと思うの。
冬の間は食べ物に乏しいし、食いつなぐ為に彼らも必死だと思うから、まあ多めに見ていたんだけど、そろそろ暖かくなるので、この後ホウレン草には容赦なく保護ネットをかけさせていただきました(笑)
鳥は目がいいから、小さな実なんかはすぐ見つけちゃう。
小さな鉢なんかは何かで保護してあげるといいかもね。

親離れ、子離れについてはまさにおっしゃる通りで、高校生になっても子供に付いていく親は、きっと子供と離れるのが怖いんだろうね。
でもこの現象。
なんでも日本だけではないらしくって、今はアメリカでも、親が子供の就職先を探し、査定が低ければ「なんでうちの子が?」と電話をかけてくるらしいよ。
で、企業はそんな子世代にどうやって仕事をちゃんとしてもらおうかと、ご機嫌取りをするための講習まで受けているとか(笑)
...あ、そういえば私の知ってる子に、『彼氏と旅行に行ったら、母親がついてきた』という子がいたけど(爆)
彼氏の方も当たり前ぐらいに思ってたってさ(笑)
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なんのためか。 (erima)
2008-03-08 03:38:01
GONCYA様

俺はさぁ。
学校なんて、学問を学びに行く場所じゃなくって、社会性を学びに行く場所だと思ってるんだよ。
極端なことを言えばさ。
一人で歩いて、自分が王様ではない場所に行って、他者との関わり方を学び、痛い思いをして、心と体でいろんなことを覚える。
そうしてみてはじめて、自分っていうものも出来るんだから。

昔はもし教師が間違ったことを言ったとしても「先生の言うことに逆らうんじゃない!」そう親にも教えられた。
世の中は理不尽なことでいっぱいだということ。
でもその中で生きていかなきゃいけないんだってことを、そういうところから徐々に学んでいったんだ。
「自分で闘わなきゃ」って。

そして、そんな中で見つけたものこそ身となり骨となる。
前にもどこかで書いたが、「転んだら危ないから」って、石ころを全部取り除いてあげてたら、いつか本当に転んだときに大怪我をするんだよ。
上手に転ぶ方法を教えるならまだしも。
計算なんかいっくら出来たって、暗記がいくら得意だって、生きていく力がなければどうにもならない。
「私はこんな難しい問題が解けます!」って胸を張ったところで「一人で電車に乗れません」じゃ、お話にもならない。
何より相棒の言うとおり、そんなの本人がかわいそうだもの。

体だけでかくて行動力は幼稚園。
どうやって責任取るんだよ?
親だって不死身じゃないわけだし、自分にもし何かあったら、そのときその子がどうなるのかってことを現実的に考えるべきだよ。
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