猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ぶらさがりたい

2007年06月23日 02時21分36秒 | ぶ~すか言ってやる!
私は大変な腰痛持ちであるが。

あまりにその症状が酷いときにはゴンザの首につかまらせてもらい、そのままグッと持ち上げてもらっては、詰まってしまった腰の骨を伸ばすという応急処置などをしてその場をしのいだりしている。
(ほら、病院で引っ張ってもらうのと同じ原理ね)


     
                   畑の近くを流れる川では...


腰の悪い人間にとっては、重力が最大の敵だから、本当は昔懐かしい『ぶら下がり健康器』でも欲しいところだが、果たしてアレが今も売っているものかわからないし、よしんば手に入ったとしても、狭い我が家にはその置き場所などなく.....
多くのそれがそういった運命をたどったように、洗濯物干しになる余地すらも今はない。


     
      流れの緩い場所でカモが子育て中♪えっちらおっちら可愛い子ガモは
      ときおり不慣れな様子で『プクッ』っと頭を水に潜らせたりする(笑)


そこで、近所に気軽に行ける、鉄棒か何かのある公園でもあればなぁと思うのだけど、子供に過保護な近年では『遊具が危険だ』とか言って、そんなものを設置しているところもほとんどないし.....

非常に難儀しているのだ。

なんでも、何かの報道によれば、公園に遊具を設置しても、万一それで子供が怪我を負った場合、最近の親の一部はすぐ『訴える』とか言い出すとかで、それでは公園を管理する市などもたまったものではないことだろう。

そりゃあ、公園で遊ぶ子供達の安全のために、万全のチェックも必要だろうが、私たちの子供の頃は、壊れた遊具がそのままになっている公園などいくらでもあったし、もともと子供というのは大人が想定しないような乱暴な遊び方をしては喜ぶものではないだろうか。


        
                場所によっては鵜や...

     
                流れを登る紅い鯉もいたりします


しかし、それが最近は『スプリング式の遊具で遊んでいた子供がスプリングが折れて飛ばされ軽症を負った』とか、その程度のことですぐにTVニュースになる。

んでもって、責任を問われることを恐れた市などによって遊具は撤去され、子供は自分の中で爆発する説明し難い成長ホルモンのぶつけどころをなくし....
知らずにフラストレーションをためてゆくのだ。
(それもすぐキレる要因のひとつかと)


        
             チャリンコで畑へ通う私の必携品!
               水分補給は欠かせません
          (まっちゃん&ぱいなぽぉ~様、ありがとう!)


思うに。
子供なんて怪我をして大きくなってゆくものなのではないか?
本来、ヘトヘトになるまで飛び回り、暴れまわって、自分の中で無意識に心身のバランスをとり、成長していくのではないだろうか。

いや、これは私に子供がいないから、無責任にそんなことが言えるのかもしれないが、怪我をしないように危険をすべて取り払ってあげるより、どうやってうまく怪我をするか教えたほうが、結果的には自分の身を守れる子供になるのではないだろうかということだ。

聞くところによれば、最近は転んだときにとっさに手をつくことが出来ず、顔に大怪我をしたり、いきなり骨折したりする子供も多いというし.....

まあこれは、土が少なくなってアスファルト上で転ぶからそうなのかもしれないけれど。


     
             土とお宝の宝庫、畑ではにんじんを試し掘り♪
               赤ちゃんにんじんは香りも濃い~!


小さな子供が転んだ時。
周囲が『大丈夫!?』なんて大騒ぎすれば子供は泣くものだが、知らん振りしていれば結構自分で立ち上がり、再び遊び出したりするものだ。

痛いことを全部排除してあげたらその子は痛みを知ることはないが、痛いことをほどほどに経験させておけば、次はどのようにすれば痛い目に遭わないで済むか自分で考え、怖さも知るだろう。
他人のことも注意してあげられるようになるだろう。

周囲の人間にそんな痛い思いをさせてはいけないということも、自分の経験からわかるようになるだろう。

まあね。
以前書いたようなゴンザほどの怪我はしなくてもいいけど(笑)
(ちなみに女の子の私でさえ、子供の頃は登っていた木から落ちたり、自転車で坂道から転がり落ちたりしている)


     
              大変だ~!赤ちゃんスイカがなってる~!!
             (ちなみにコイツは二号。第一号は←コチラ・爆)


遊具が折れて、しかも軽症なくらいで、何も大騒ぎしなくてもいいではないか。

そういえば今日、学校の二階から落ちて骨折した男の子のことがニュースになっていたが、私たちの頃にもそういう子は何人かいたが、当時はニュースになるなど考えられなかった。

ゴンザなんて子供の頃、骨折してても気づかずに遊んでいたって言うしねぇ(爆)
(でもあまりに痛いので、その後病院へ行って骨折を知ったらしい)


     
          最近お気に入りの『えぼし』のお弁当を畑でパクパク
      ちなみに『うにイクラ丼』が700円強、サンマ炙り寿司が500円強くらい
                 (かなりお得感たっぷり)

        
           土手では珍しい白い八重咲きタチアオイが
                    夏だなぁ!


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10 コメント

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全く その通りです (いなひこ)
2007-06-23 08:51:17
>小さな子供が転んだ時。
1歳10ヶ月の孫 兌が転んだ時、私 ばぁばは、カウントを数えます。「ワン・ツウ・スリー 兌選手 起き上がれるでしょうか、ダウンでしょうか? おっと 起き上がりました。はい ファイト」 周りの人は驚いてるけど、私と雪丸と兌は、面白がっています。  

erimaさん 腰痛持ちだったの? 腰痛は、体の中心だから、大変だ。酷い時は、顔も洗えない。梅雨時は、特に気をつけて。
でも 自家製の【ぶらさがり健康体】があるなんて、羨ましいよ。 家のダンナだったら、反対に首が折れちゃうな~私の重みで・・・。 
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腰痛持ちって、あなた! (t-cat)
2007-06-23 15:39:25
erima 様

記事の内容よりなにより、
「腰痛持ち」の一言に反応した私。

チャリで運動もいいけど、長時間走行しても大丈夫なの?
適度な運動は必要だけど、同じ体勢でペダルを漕ぐので、
くれぐれも無理はなさないよう!
…ビリーは、ちょっと止めておいた方がいいかもしれない…
(今更ブームになってもねえ、ハンパない運動量なのに
 なぜ飛びつくのかねえ…後で身体壊して泣くなよ、と言いたい私は
 ビリー歴3ヶ月に突入してます

で、子供をとりまく環境ですが、
遊べる場所がない(私達が知ってる遊びはできない)のもあるけど、
環境を提供できない親の存在こそネックなのではないですかね。

あんたらの存在が、子供の将来にどれほどの障害になっているか、と
言いたくなる親御さんが多いのも事実だと思うんですけど。

治った側からころんで怪我をこしらえた子供の頃が懐かしい。
(いや、痛かったんだけどさ、かさぶたをむく快感って
 サイコーだったと思うんですけど…
 ちくしょう、早かったぜ、また血が出てきちゃったぜ!
 次はきれいにむいてやる! で、なかなか治らない、と)

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伸ばしたい (くてくて)
2007-06-23 20:57:54
小学校などの校庭にある「ろくぼく」にぶらさがって体を伸ばしたい。
数年前、親戚の子の小学校の校庭で凧あげをしたとき私ひとりろくぼくでぶらさがっていました。
このご時世保護者でもなく学校の校庭に入れないのが残念です。

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ぶらさがり健康器欲しい! (たなえもん)
2007-06-23 23:08:47
私も腰痛持ちなんです。最近は、腰が痛いと足がしびれる程、重症(;_;)

まぁ、でも私がぶらさがり健康器を欲しい理由は、腰痛持ちだからではありません。私は、病的に手が短いんです。だから、ぶらさがっていれば伸びるかなぁ~と思ってo(^-^)oおまけに、ナチキにも遺伝してしまったようで…「バレエで手を伸ばした時に短い」とじぃじが心配しているんです。ナチキにはウンテイでもやらせればいいですかね?ちなみに、たーたんは、まだ遺伝したかどうか?よくわかりません。男の子だし、遺伝してないといいけれど(^_^;)
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ありがとー (まっちゃん★)
2007-06-23 23:40:24
水筒使ってくれて!ぱいなぽぉに見せたら『喜んでくれてよかったなぁ』って。その、ぱいなぽぉもヒドイ腰痛持ち。軟骨が磨り減ってるらしく(鶏軟骨美味しいね)神経に当たってるみたいです。腰痛ベルトしたりしてます。私の母は手術しないと治らないと言われ最後の神頼みでカイロプラクティックに2年通って治りました。
ぶら下がるところがあれば腰痛以外の人も背筋が伸びて気持ちいいのになぁ。

で、そのぶら下がるものがあるべきはずの公園!
“危険な遊具”どころか公園自体ないですよねぇ。むかしはシーソーとかくるくる回るの(ニュースになった例のやつ)とか。ニュースになったようなケガをしてしまうのは不幸やったけど、遊び方を教えるのも親の務めであってPL法とか言ってる場合じゃないと思う。
小さい時から親と一緒に公園へいって遊んでるから知らないあいだに危険って見につくし遊具を使う順番を守るってことも勝手に身について怖い目にあってこそこんな遊びをしたら危ないって身をもってわかるのにこんな状況で協調性が生まれるわけがない気がします。
詳しい事情はしらないけど、こんにゃくゼリーだっていくつかに切って与えてたら、シュレッダーだって子供の手の届くところに置かなければって思ってしまうもん。私、スパゲッティーですら茹でる前に半分に折ってる(ながーいの食べたい(泣))

ケガはしないに越したことはないけど遊び場がなくなってケガをしなくなって痛みをしらない子が増えて・・・こういうのは良くないですよね。愛国心とか言ってる前にもうちょっと子供がのびのび遊べる環境を作った方が将来につながるような気がしてなりません。

あ、ぱいなぽぉって父親と同じで猫背で足をすって歩きます。やっぱり似てるんかな
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素敵ですね! (erima)
2007-06-24 01:42:38
いなひこ様

カウントダウン方式。
とても楽しくって素敵ですね!
私は子供を育てたことがないけれど(妹や弟の面倒はよく見ましたが)、子供を温かく見守るというのは、そういうことなのではないかと思います。

何より、兌ちゃん自身が楽しんでいるのがいいですね~。
小さな子が何かを覚えていくときには、周囲の大人の態度や反応が一番のお手本となると考えれば、大人はいつも厳しく優しくあるべきなのでしょうね。

『人生は楽しいよ』と身をもって示すことも。

で、私の腰の痛みですが、もうこりゃ遺伝としか言いようがなく、家族全員ヘルニアなんです。
亡くなった父も二十代の頃から痛みに苦しんでいましたし、腰の痛みを理由に片付けひとつしない母もヘルニア。長年腰の痛みと戦い救急車で運ばれたこともある妹も、あまりの重度さに手術を受けた弟もみ~んなヘルニア。
私も洗面台での洗顔は無理で、仕方なしに高さのあるキッチンのシンクで洗顔するか、お風呂で洗顔をするかのどちらかですが、もうこれは高校生の頃からなので、うまく付き合っていくしかないんでしょうねー。
温かいお言葉ありがとうございます。

あ。ちなみに自家製(笑)ぶら下がり健康器は、我が家の場合、私の重さにも増して、本体が重いので耐えられているようです(爆)
本体の重量を超えないように気をつけなきゃ(笑)
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不思議なことに (erima)
2007-06-24 02:03:05
t-cat様

それがですねぇ。
なぜかチャリンコにたくさん乗る日は腰の調子がいいんです。
思うにこれまで、重度の運動不足だったんでしょうかねー。
腰とか足とか、弱いところは周囲の筋肉を鍛えてそれを補うしかないといいますから、今のところは適度にチャリンコが周辺組織のトレーニングになっているのかもしれませんね~。
ちなみに私は寝返りを打った拍子などに膝の関節がはずれてしまうクセを持っていましたが(歯がガタガタ言うくらい痛いんですよ~!でも自分で戻すの・笑)、この十年ほどはうまくそれを筋肉で補えているのか、やってません。

う~ん、ビリー隊にも入隊したかったんだけどなぁ。
やっぱりダメか。

で、子供ですよ!
何でも最近は自治体なんかで学校からの相談を専門的に受ける弁護士を用意する時代らしいですが、TVで放送されたレポートの中で、ある方がこんなことをおっしゃってたんです。
「最近は『自子主義者』の親が増えた」と。
自子主義とは、自分の子さえよければあとは何でもいいという親のことを指すのだそうですが、なるほど。
自子を大切にしすぎて公園を訴え、学校を訴え...
それじゃ子供もどんどん窮屈になって、生きづらくなってくるわけです。

もうねぇ。
これは想像力の欠如以外のなにものでもありませんよ。
本当に怖い。

かさぶたなんか剥いたら、それこそ救急車を呼んじゃう親もいそうだもん(笑)
返信する
懐かし~(笑) (erima)
2007-06-24 02:11:36
くてくて様

『ろくぼく』
懐かしい言葉ですね~♪
私は先日、『うんてい』につかまってぶら下がる機会に恵まれましたよ。
ただ、それがどこでのことだか思い出せないんですよねぇ。
(しかも子供時代と違って体重があるので長くつかまってられない・泣)
体の記憶の衰えは如実に年齢をあらわしております(笑)

でも、う~んと伸ばすと気持ちいいですよねぇ。
身体って。

昔は誰でも入れた校庭が、最近は不審者排除のためになかなか入ることが出来ない。

しかしやっぱり...『ろくぼく』や『うんてい』に黙々とぶら下がる大人っていうのは『不審者』にみなされるのかしら(笑)
返信する
それは重度ですね (erima)
2007-06-24 02:19:55
たなえもん様

ああ、たなえもん様は立ち仕事でいらっしゃるし、そのほかにも様々に腰に負担がかかるでしょうからお辛いでしょうねぇ。
足に痺れが出るのは、相当な重度でしょうから、こまめにリハビリを受けるのが一番かもしれないですね。
我が家の弟は二年ほど前、やはり足に痺れが出てヘルニアの手術をしましたが、今年にはまた酷くなってきたようで...
これはもう、腰の悪い人間にとっては永遠のテーマですね。
(お大事になさってね!)

しかし、ナチキちゃんの手の長さについてはこれから伸びるものなので、ご心配には及ばないのではないでしょうか?
バレエをすることによって、手足はすんなりと長くしなやかに伸びるでしょう。
(男の子で手足が伸びるというと...たーたんはバスケとか?)
ちなみに私はすごく腕が長いですが(妹も弟も)、まるで猿のようで、あんまり自分では気に入ってません。
妹も『猿一家』と、自分達のことをそう呼んでます(笑)
足は短いのにー(泣)
返信する
こちらこそ~ (erima)
2007-06-24 02:45:06
まっちゃん★様

なんでも今は日本人の4人に1人が、程度の差こそあれ、ヘルニアを患っているとか。
ぱいなぽぉ~様の場合も、相当辛いだろうね~。
車を運転するのも腰にすごく負担がかかるし、神経に当たる腰痛の辛さはなった者でなくてはわからないものだもんね。
(お大事に!)
伸ばしてもらってもすぐに戻ってしまうし、本当に自宅にぶらさがり健康器が必要かも。
でも、まっちゃん★のお母様はカイロで治ったんだね!
うちも弟が手術をしたのに再発してるから、今度どこかいいカイロに行ってみたらどうかと勧めてみよう。
現代人はただでさえ運動不足だし、広い場所でのびのびすることもあまりないし、本当に今こそ、ぶら下がるところが必要だと思うよね。

で、遊具だけど...
今はねぇ。本当にどこかがおかしい。
だってシーソーが「足を挟む危険があるから」って撤去されるんだよ。アホか!
んでもってそのニュースをどう思うかって世間の母親にインタビューしたら、結構「足を挟む危険があるのならやはり撤去は仕方ない」なんて言うの。
もう、呆れてものも言えないね。
足を挟まないように気をつけて遊ぶよう教えるのはお前の役目だろ!
シーソーで上手に遊ぶことも出来ない子供が、それ以上に危険なことがいくらでもゴロゴロしているこの世の中をどうやって生きてゆくんだろ?
その母親は全部先回りして、危険を排除してあげるつもりなんだろうか?
その子が人生を終えるまで。

で。シュレッダーは結構平気で部屋の中の低い位置に置いてある家も多いんだよね?
まったくどうなってるんだか。

子供への本当の『優しさ』と『守る』の本当の意味を知らない限り、今の日本にいる一部の馬鹿親は人間ではなく、違う生き物を育ててしまいかねない。

子供の遊ぶ場所ひとつなくって何が『美しい国』なんだか。
あの総理大臣はどうも、美しいもの以外は見てみぬふりをしていくみたいだね。

あ。まっちゃん★ぱいなぽぉ~様。
水筒、本当にありがとう!ゴンザもかなりの気に入りようで、畑にはこれが欠かせません。

で、やっぱり。『面影』あったか。
実に興味深いわ~♪
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