猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

よしあし。

2021年07月15日 12時36分38秒 | つぶやき

 

今やメダカも紅やらラメやら。

 

 

そういえばオカモノアラガイを見つけたのも、

姫葦の根元だった。

 

そして、今回のアブラバチの成虫を見かけたのも...

 

ビオトープ周辺に多様性が出てきて。

 

思ったのが、

規模は違えど、

本来の自然に近づいたことで、

生き物がそこを選ぶのでないかと。

 

もちろん『本来の姿』が少なくなったことも、

ビオトープを選んだ理由になるだろう。

 

自然の葦原など、

もう我々は、滅多に見ることが出来ないのだから...

 

『そこ』で、遊んでいた子供の頃には、

気づかなかった、生き物の営み。

 

  失われた、本来の棲み家。

 

自分の家を奪われたら、

どんな気持ちだろう。

 

仲間の行く末が、

迫害の歴史なら。

 

興味本位で虫を捕らえていた、

子供の頃と今。

 

人はどっちが残酷だろうか。

 

広い空を彷徨い、

小さな小さなビオトープをようやく見つけ、

未来を託す、小さな生き物。

 

そのささやかなスペースこそが、

私の傲慢が作り上げたものに他ならないけれど。

 

いつかは彼らが、

かつてはあった王国を、

取り戻せますように。

 

葦原の陰で。

 

 

黄斑姫葦、ミゾカクシ、桜蓼、マツバイ、睡蓮。

今年はどれも、花をつけない。

私の手入れが悪いのか、気候の『変化』が原因か。

のんびり、見守るしかないけれど。