猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

プロパガンダも使いよう?

2006年09月07日 23時53分10秒 | ぶ~すか言ってやる!
一部昨日の続きになるが、今回の秋篠宮妃の出産と、その提供で、メディアがにわかに取り上げて始めた臍帯血バンクについて一言呈したい。

以前読んだ新聞の読者投稿欄で、こんな記事を目にしたからだ。

『私は出産を前にし、少しでも誰かのお役に立てばと、臍帯血提供を申し出たが、「うちにはその施設も時間も技術も費用もない」と断られた』
と。

そこで、がっかりしたその方は、いったい日本全国で臍帯血提供の申し出を受けてくれる病院がどれほどあるのか調べたそうだ。
すると、それにあてはまる病院は数えるほどしかなく、その事実に愕然としたらしい。

どこかで誰かが病に苦しんでおり、骨髄バンクや臍帯血バンクへの登録が声高に呼びかけられている時代にこの現実。

秋篠宮妃の臍帯血提供は、人々にこういったシステムを周知のものとするのにも、また、病気の方を救うにも大いに役立っただろうけれど、いざ一般の人間が誰かを助けたいとそれを申し出ても、実現が出来ないのでは意味がない。

メディアの皆さんとしては今回の話を美談に仕上げるのも結構だが、そういった現実をも報道する義務があるのではないか。
こうしている間にも、病と勇敢に闘い、不安の中にいる人々がおり、その臍帯血で命が救われるかもしれないのだから。

ま。
社会的義務や責任、誇りなんて言葉はカケラも知らないメディアの皆さんのことだから、そんなことはどーでもいいんだろうが。
人々に思想を植え付けるには台所から侵略するのが一番と考えたナチスのような、いつもながらのワイドショー的報道にはある意味、『人って進化しないんだなぁ』と、感心しますわ。
愚かな民衆が洗脳されやすいと知っているなら、それをもっと良い事に利用すればいいのになぁ。

ワイドショーにかじりついている奥さん。
あなた、メディアに馬鹿にされているんですよ。

それにね。
人の役に立ちたいと思ってる人間を
『かっこつけている』とかとりたがる国民性も問題だよね。

あるとき私が『臓器提供カードを持っている』と言ったとき。
ある、メディアに関わる男がこう言いました。
『そういうのって、人に言うもんじゃないんじゃないの~?』
と。
そこで私はこう答えましたよ。
『じゃ、この帰り道に私が死んだら、誰が私に臓器提供の意志があったといち早く知ってくれるの?常にその意志を口にしていたほうが、より確実に私の意思表示カードは発見され、臓器は新鮮なうちに人手に渡るんだよ。あんたは自分が老人になるまで死なないとでも思ってるわけ?明日死ぬかもしれないのに』
と。

それからね。
骨髄バンクに登録しようとした時には、すごく嫌な目に遭いました。
当時はまだ、自分から登録のために電話で問い合わせをし、検査してくれる場所まで出向き、ビデオを見たりなんて手続きをしなきゃいけない頃だったんですが、問い合わせをした担当病院の人間が偉く横柄でねー。
すごーく面倒くさそうに説明をするわけです。
別にね。
こっちも善意の押し売りをするつもりはないですけど、やはり人間ですから
「なんで?こっちは誰かの役にたちたいと思ってこうしてるのに.....」
とも思いますよ。
ま。
こいつ一人がたまたま嫌なヤツだったんだろうと、黙って説明を聞き、全ての手続きを済ませましたがね。
(ちなみに登録する日。繁華街で道すがら、朝から競馬新聞を持ったオヤジに因縁をつけられたので怒鳴り飛ばしてやった)
これは社会的にそういった行為が浸透していない、この国を象徴する出来事だったのかもしれません。

と、まあ。
話はあっちこっちにいきましたが。

皆さんも疲れたでしょうし、私も疲れたので(笑)
最後は軽~い話題で流してみましょうか。

先日から
「なんだか冷麺が無性に食べたい!」
と言っていた私に、今日、出勤前のゴンザが甲斐甲斐しく作ってくれた、
市場で買ったツブ貝入り冷麺。
(お母さんみたい)

        

超~美味しい~♪
けど.....

皆さん。
正直、ツブ貝は冷麺に合いません。
(生臭さが際立つ~)
結局我々も、ここからツブ貝を取り出しつつ、わさびしょうゆで食しました(笑)

ゴンザお母ちゃん。
出勤前なのに美味しい冷麺をありがとう!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする