ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

「父の日」は「ウナギの日」

2024-06-19 11:52:12 | 日記
「父の日のプレゼント、送ったよ。」
東京に住む娘からのLINEで、6月16日は「父の日」だと知った。毎年、6月の第3日曜日は「父の日」なのだという。

「父の日」はなぜ6月の第3日曜日なのかーー。

そういう疑問をいだくのは、デイサで毎回行われる「脳トレクイズ」がその類のものばかりだからである。「母の日」はいつか、とか、「母の日」の由来はどうか、とか・・・。
その類のクイズに、これまで私は正しく答えられた例(ためし)がない。

さて、「父の日」はなぜ6月の第3日曜日なのか。その答えはネットで調べると、簡単にわかる。ネットにこんな記述が見つかった。

父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の祝日です。
誕生したきっかけは、ソノラ・スマート・ドッドという女性の嘆願によるもの。
ソノラの父親は軍人で、南北戦争から復員した後に男手ひとつで6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。
6人兄弟の末っ子だったソノラは、ある日教会で行われていた説教を聴き、母の日があることを知りました。
そこで、『母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ』と思い、父の偉業を称えようと1909年に牧師協会へ『父親へ感謝する日も作ってほしい』と嘆願しました。
そしてその思いによって1910年6月19日に、初めて父の日の式典が開催されたのだそうです。
ちなみに、なぜ式典が開催されたのが6月だったのかというと、ソノマの父の誕生月だったからといわれています。
父の日の由来は育ててくれた自分の父親に対して、『感謝を伝えたい』という気持ちからだったのですね。

しかし、この父の日の式典が一般に浸透するまでには、実に6年もの年月がかかったといわれています。
なかなか多くの人に浸透することのなかった父の日を、たくさんの人が知るきっかけになったのは、 1916年の式典で第28代アメリカ大統領であるウッドロー・ウィルソンが、演説を行ったことなのだそうです。
その後、1966年に第36代大統領リンドン・ジョンソンが『父の日』を称賛する大統領告示をだして、6月の第3日曜日を『父の日』と定めたのです。


話は変わるが、きのう6月18日、娘からのプレゼント「鰻の蒲焼き」がクール便で届いた。感謝、感謝!である。「父の日」を作ってくれたソノラさんに感謝しなければならない。「父の威厳」を取り戻そうとした米大統領にも感謝しなければならない。

「父の日」と「ウナギ」との取り合わせは、きっと定番なのだろう。「幸喜幸齢者」さんのブログ「幸喜幸齢 生きがい日記」にも、「父の日」のプレゼントに、「ウナギ」が送られてきたと書かれている。

ここで、デイサの「脳トレクイズ」風に、一つクイズを出してみよう。

父の日にウナギが送られるようになったのは、なぜか?

答えは簡単である。簡単・単純すぎて、笑ってしまう。
「『父の日』は『ウナギの日』だから」というのである。

それでは、なぜ「『父の日』は『ウナギの日』」なのか。
これも笑ってしまう。
「『父の日はうなぎの日』は、ウナギ料理専門店『うなぎ屋たむろ』(岐阜・各務原市)が制定し、2017年に一般社団法人日本記念日協会に正式に登録された」からだというのだ。

ウナギを「父の日のプレゼント」の定番商品にしたのは、ウナギをたくさん売ろうとする、うなぎ屋の商魂だということになる。

ここにあるのは、「バレンタインデーとチョコレート」と同じ構造である。バレンタインデーにチョコレートを贈る風習は、チョコレートを売ろうとするチョコ業者の商魂が作ったに違いない。恐るべし、チョコ業者、そしてウナギ業者!

ーー娘よ、ゴメン。どうか許してほしい。娘からの大好きなウナギのプレゼント、素直に喜べばいいのに、天邪鬼爺が書くと、結局はうなぎ屋に対する悪態口になってしまう。
しかし娘よ、きみに罪はない。どうか許してほしい。そして、来年もどうぞよろしく!
美味しいウナギのプレゼント、待ってるからね〜。

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