ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

花粉の季節が

2022-03-03 11:25:33 | 日記


今年も花粉の季節がやってきた。咳、鼻水、目の痒み・・・、それらの症状に悩まされる憂鬱な季節がやってきた。

春先、寒気がゆるむ頃になると、スギの花粉が飛びはじめる。春は生命が芽吹く喜ばしい季節であるはずなのに、私にとってはなんとも鬱陶しい季節なのである。

去年の春は、花粉症を克服するべく、「酢ごぼう」や「べにふうき茶」などを試してみたが、どれも効かなかった。当時、週1で通っていたリハビリ・デイサで、女の子のスタッフが熱心に勧めるので、普通の市販薬を買ってみたが、これも駄目だった。服用するまでもなかった。同梱の説明書に「高血圧の方は服用にご注意ください」とあったので、ゴミ箱にポイせざるを得なかったのである。私は脳出血の既往症があるので、高血圧にならないよう、日々の血圧コントロールの実行を、医師から厳しく申し渡されている。

今年は数日前から、「ディアレ」なる機能性表示食品を飲みはじめた。これを飲むと(乳酸菌の一種である)酢酸菌が摂取できるという。酢酸菌は鼻グズなどの不快な症状を抑える効果がある、との触れ込みにつられてこれを買ってみたのだが、まだ効果は感じられない。

私が tropaeolum さんのブログを読み、花粉症に効く漢方薬があることを知ったのは、つい数日前のことだった。「そうか、漢方という手があったのか」。光明を見た思いだった。私はtropaeolum さんが勧める葛根湯の効能や、花粉症に効く漢方の種類などを、さっそくネットで調べてみた。葛根湯よりも小青竜湯のほうが良さそうだ。葛根湯は風邪を引いたときに飲む薬だが、小青竜湯は、鼻水や咳止めに特化した薬らしい。

情報を求め、ネットの森を探索するうち、だが私は残酷な事実に突き当たった。葛根湯にしろ、小青竜湯にしろ、どちらも高血圧が気掛かりな人には良くないらしいのである。(どちらにも含まれている)「麻黄」という生薬が良くないらしい。ネットには、こう書かれていた。
「麻黄には、心臓や血管に負担をかける交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。 そのため、高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要があります。」

ガーン!

あ〜あ。要するに、血圧を気にしなければならない私には、漢方薬も駄目だということである。ブルータスよ、お前もか!
私はうちのめされ、ひどく裏切られた気分になった。

かくなる上は、「ディアレ」の(眉唾ものの)酢酸菌パワーに望みをつなぐしかないのだろうか。トホホ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする