GO TO トラベルなんて、自分には関係ないさ。きのうのブログで私はそう書いた。でも、GO TO トラベルは、実際は自分に大いに関係がある。トラベルには無縁の私でも、否応なくGO TO トラベルには関係せざるを得ないのだ。
このことを教えてくれたのは、「日刊ゲンダイ」所載の記事《GoTo悪影響で“年金減額”の可能性 冷血菅政権に高齢者悲鳴》(12月15日配信)である。
記事のタイトルにもあるように、事は年金に関わっている。
「高齢者にすれば、まさかの事態だ。『Go To トラベル』の“魔の手”は虎の子の年金にも及びそうだ。『Go To』の開始以降、消費者物価指数に負の影響を与え、来年度の年金は減額の可能性が出てきた。」
この記事を読んだとき、何が言われているのか、経済オンチの私にはまったく解らなかった。「消費者物価指数」とは一体どういうものなのか。ググってみると、「全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。 すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したものです」とある。
これではまったくチンプンカンプンで、余計に解らなくなった私は、次の解説を見つけ出した。
「消費者物価指数」とは、「消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標」だという。要するに、モノやサービスなどの商品の値段のことだと思えばよいのだろう。でも、この「消費者物価指数」に、つまり商品の値段に、GO TO トラベルが「負の影響を与える」とは、どういうことなのか。
そういえば、ーーと私は思い当たった。私がほぼ毎日閲覧するブログ「川柳風 老楽生きがい日記!」に、こんなふうに書かれていた。
「ホテルに到着し事前に精算とのことでクレジットカードを出した。
するとGoTo何とかで安くなり、さらにカードポイントを使い、結局合計125円で泊まれ、かつ本日の夕食と明日の朝食も付いてますとの事。
さらに部屋はダブルベットで申し分のない広さに一人満足。
翌朝、朝食を済ませ出発時に部屋の鍵を戻しに行くと、更に1000円分の市内での食事券をもらい、それでランチに海鮮丼を食べ満足したが、いったいどうなっているのかな? と不思議な気持ちだった。
出したお金はたった125円だよ?」
GO TO トラベルのお陰で、夕・朝食付きのダブルベッドの部屋に125円で泊まることができたというのである。しかも、1000円分の食事券のオマケ付き。GO TO トラベル恐るべしだが、ここまで商品の価格を押し下げるとなると、この政策が世の経済に与える影響も少なくないだろう。GO TO 政策は「経済を回す」ことに大きく貢献しているようだが、それが「うまく経済を回す」ことにつながるかどうかが問題である。
早い話が、これによってリタイア世代の年金が減額の憂き目に会うというのだ。物価の下落にスライドさせる形で、年金の支給額を引き下げるということだろう。旅歩きが好きで、GO TO トラベルから恩恵を受けている「頑爺」さんのような人ならともかく、私のようにトラベルにからきし無縁の人間からすれば、GO TO トラベルによって年金が減額されるなど、トンデモな話である。ホテル代が下がっても、その他の料金が下がらなければ、まったく意味がない。
GO TO トラベルを取りやめたことで、ガースー首相よ、案の定、二階一派の反発をかったようだが、そんなことにめげず、一つこの問題の検討もよろしくな。二階一派は「ガースー下ろし」を考えはじめたようだが、年金世代の人口だって馬鹿にならないんだぜ。
このことを教えてくれたのは、「日刊ゲンダイ」所載の記事《GoTo悪影響で“年金減額”の可能性 冷血菅政権に高齢者悲鳴》(12月15日配信)である。
記事のタイトルにもあるように、事は年金に関わっている。
「高齢者にすれば、まさかの事態だ。『Go To トラベル』の“魔の手”は虎の子の年金にも及びそうだ。『Go To』の開始以降、消費者物価指数に負の影響を与え、来年度の年金は減額の可能性が出てきた。」
この記事を読んだとき、何が言われているのか、経済オンチの私にはまったく解らなかった。「消費者物価指数」とは一体どういうものなのか。ググってみると、「全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。 すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したものです」とある。
これではまったくチンプンカンプンで、余計に解らなくなった私は、次の解説を見つけ出した。
「消費者物価指数」とは、「消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標」だという。要するに、モノやサービスなどの商品の値段のことだと思えばよいのだろう。でも、この「消費者物価指数」に、つまり商品の値段に、GO TO トラベルが「負の影響を与える」とは、どういうことなのか。
そういえば、ーーと私は思い当たった。私がほぼ毎日閲覧するブログ「川柳風 老楽生きがい日記!」に、こんなふうに書かれていた。
「ホテルに到着し事前に精算とのことでクレジットカードを出した。
するとGoTo何とかで安くなり、さらにカードポイントを使い、結局合計125円で泊まれ、かつ本日の夕食と明日の朝食も付いてますとの事。
さらに部屋はダブルベットで申し分のない広さに一人満足。
翌朝、朝食を済ませ出発時に部屋の鍵を戻しに行くと、更に1000円分の市内での食事券をもらい、それでランチに海鮮丼を食べ満足したが、いったいどうなっているのかな? と不思議な気持ちだった。
出したお金はたった125円だよ?」
GO TO トラベルのお陰で、夕・朝食付きのダブルベッドの部屋に125円で泊まることができたというのである。しかも、1000円分の食事券のオマケ付き。GO TO トラベル恐るべしだが、ここまで商品の価格を押し下げるとなると、この政策が世の経済に与える影響も少なくないだろう。GO TO 政策は「経済を回す」ことに大きく貢献しているようだが、それが「うまく経済を回す」ことにつながるかどうかが問題である。
早い話が、これによってリタイア世代の年金が減額の憂き目に会うというのだ。物価の下落にスライドさせる形で、年金の支給額を引き下げるということだろう。旅歩きが好きで、GO TO トラベルから恩恵を受けている「頑爺」さんのような人ならともかく、私のようにトラベルにからきし無縁の人間からすれば、GO TO トラベルによって年金が減額されるなど、トンデモな話である。ホテル代が下がっても、その他の料金が下がらなければ、まったく意味がない。
GO TO トラベルを取りやめたことで、ガースー首相よ、案の定、二階一派の反発をかったようだが、そんなことにめげず、一つこの問題の検討もよろしくな。二階一派は「ガースー下ろし」を考えはじめたようだが、年金世代の人口だって馬鹿にならないんだぜ。