「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

「リアル・ニュータイプ理論」の真髄! RNTT(28)

2014年10月22日 | 23時の「リアル・ニュータイプ理論」入門


午後11時です。お疲れ様です。

いつものように「夜11時の「リアル・ニュータイプ理論」入門」として、ちょびっとずつ書いて行きましょう。


まずは平易にやさしくをモットーにしていきたいと思いますね。

さて、今日も早速、始めて行きますか!


我らがリアル・ニュータイプ・バー「レイちゃん」のママ、レイコママが今日も相手してくれます。

もちろん、ママの右腕、アヤカちゃん(22)も笑顔でカクテルを作ってくれます。

そして、もちろん、僕の隣でくだをまくのが若い池澤くん(24)と早稲田卒の薄木カナコ(24)ちゃんです。

もちろん、その横にサラリーマンの島田タモツさん(38)とパート主婦の千駄木キョウコさん(38)もいます。


「あーあ。アヤカちゃんを怒らせたら、店のママである、わたしだってどうにも出来ないわよ・・・ほら、タモツさん、あなたが悪いのよー」

と、レイコママが裏からバスタオルを持ってきて、タモツさんを拭きながら、言葉にしています。

「おい、タモツ。おめーまだ、やるべき事残ってっだろ。おい、それすら、わからねえか?精神的クソガキは情けねえな、頭も悪くて、よ」

と、アヤカちゃんは、まだ、怒り狂っています。

「タモツさん、オトコだったら、ここは土下座じゃないの?もちろん、ゆるちょさんによ・・・アヤカちゃんにじゃ、ないわよ」

と、レイコママは、タモツさんの身体を拭きながら巧みに言葉にしています。


「わ、わかったよ・・・わ、わるかったよ。俺がわるかった・・・この通りだ、許してくれ・・・」

と、タモツさんは、神妙な顔で僕の前で土下座した。

「いや、それでいいですよ。誤解されることはよくありますから・・・もう大丈夫」

と、僕は言葉にする。

「ったく、最近のガキは筋通せねえダメなクソガキが増えたぜ!」

と、どっかを蹴りながら、悪態を付いているアヤカちゃんなのでした。

「・・・と言う事で、今日は少し早いけど、もう店を閉めるわ・・・」

と、レイコママが言うと、それを合図にカナコちゃんとキョウコさん、しょんぼりしたタモツさんなどは帰っていった。


レイコママは店を閉め、外のシャッターを下ろすと、

「さ、4人で飲み直しましょう。まったく最近の客は礼儀も何もあったもんじゃないわねー」

と、レイコママは笑顔で僕にマンハッタンを作ってくれた。池澤くんも大好物のカルーアミルクを作ってもらっていた。


「池澤くんは知ってるかもしれないけど・・・このアヤカちゃん、紹介してくれたのは、ゆるちょさんのお知り合いのユミちゃんなのよ・・・」

と、レイコママ。

「え?ユミさんって、僕の大学の先輩の・・・芦川ユミさんの・・・元ヤンのユミさんの知り合いですか?」

と、池澤くん。

「そっか?池澤くんって、ユミちゃんの大学の後輩かあ・・・それは奇遇だね」

と、僕は笑顔で池澤くんに振る。

「いやあ、噂には聞いた事あったんです。「うちの大学に元東京都内を牛耳ってた元ヤンのオンナがいる」って・・・」

「それって正確には「東京を牛耳ってた伝説のヘッドの彼女をしてた、元ヤンの女性がいる」って事じゃないすか、ユミさんの場合」

と、池澤くん。

「ふーん、で、在学中にユミちゃんに会った事は?」

と、僕。

「それはありませんよ。どこの誰がそんなすごい女性かなんて、てんでわからなかったし」

「でも、ゆるちょさんと出会ってから、ユミさんとも顔見知りになれて、俺すげー感動して・・・だって伝説の人ですよ、ユミさんって」

と、池澤くんはちょっと興奮気味。

「そのユミちゃんを連れて、ゆるちょさんがうちの店に来た時に・・・いい子いない?なんて話になって・・・」

「そしたら、義理堅いユミちゃんが、ひと月もしない内にアヤカちゃんを連れてこの店に来てくれたの」

と、レイコママ。

「ユミさんは、わたしにとっても、伝説の女性でしたから・・・現役でヤンキーやってた時に、その頃バイトしてた店によく顔出してくれたんすよ」

「・・・と、ヤンキーの頃に言葉遣いが戻っちまって・・・客商売だって言うのに、まずいですね」

と、アヤカちゃん。

「どんな店でバイトしてたの?その頃」

と、僕。

「しけたスナックで、ママもブサイクでやる気なくて・・・わたしも腐ってたけどカネの為には仕方ないって思っていて・・・」

「そしたら、ユミさんが来てくれるようになって「将来の夢は絶対に持て」って言ってくれて・・・それが直接今の道につながったようなもんだし」

「感謝しているんです、ユミさんには」

と、アヤカちゃん。

「しかし、さっきの啖呵、気持ちよかったわ。なんだか、我慢して我慢して、それでも我慢して、最後の最後、ブチ切れる高倉健の主演映画みたいだったわ」

「あの啖呵のタイミング」

と、レイコママが美味しそうにピニャ・コラーダを飲んでいる。

「すいません。つい、あのオトコが許せなくなって・・・」

「自分の価値を履き違えているオトコは許せねえ・・・ゆるちょさんと同席させて貰ってるだけで、いや、言葉を聞けるだけで有り難いと思わなきゃおかしいでしょう?」

「そういうのを一切わからねーのが、あーいうくだらねー、サラリーマンオヤジなんだよな・・・」

と、アヤカちゃん。まだ、怒りが残っているようだ。

「まあ、いいよ。今回、アヤカちゃんには、守って貰っちゃったから、もちろん、ユミちゃんにも、報告しておくよ」

「彼女も喜ぶ、きっと、ね・・・」

と、僕。

「あ、そうですか?ほんとに?」

と、アヤカちゃん。

「やったー。ふふん。わたし、マンハッタンのお代わり作りますねー」

と、アヤカちゃんは急に上機嫌になり、鼻歌まで歌い始めた。

「やっぱり、ゆるちょさんは、そういうところが上手いですよね」

と、池澤くん。

「ほーんと。でも、それがリアルニュータイプ理論の真髄じゃないの?怒った女性もちょっとした言葉で上機嫌に変えるオトコだわ、ゆるちょくんは」

「そして、ダメサラリーマンは、女性を激しく怒らせる・・・そこにすべてが出ているような気がするわね・・・」

と、レイコママは、ピニャ・コラーダを飲みながら言った。

「確かに、そういうことかもしれませんねー」

と、池澤くんも、言葉にしていた。

「はい、ゆるちょさん、マンハッタン!」

と、アヤカちゃんは目の笑ういい笑顔でマンハッタンを僕に差し出した。


(つづく)


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本記事は土、日、休日も原則的にはアップします。

仕事でどうしても書く時間が取れない時は無理ですけど、可能な限りアップしていく所存です。だって言いたい事、たくさんあるから。

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