「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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ラブ・クリスマス!(7)「ボクとワタシのイブまでの一週間戦争!」

2012年12月26日 | アホな自分
クリスマスイブ6日前の日曜日の午後12時頃。イズミは、華厳寮203号室で、コンビニで買ってきた牛丼弁当を食べていた。

「うん。まあ、一発目の手としては、役目は果たせたから・・・まあ、また、2時頃、美緒ちゃんのところに電話すればいいかな」

と、イズミは、のんびり構えている。

「まあ、今頃、彼女は、僕に対する不満で一杯になっている頃だ。上から目線であえてキツく言ったのも、相手の感情を爆発させるためだからな」

と、イズミは牛丼弁当を食べながら、言葉にしている。

「ま、女性は、感情のままに行動する。だから、こちらの思い通りに動かしたかったら、相手の女性の感情に火をつけてやればいい・・・簡単なことさ」

と、女性心理に長けたイズミは、20代前半の女性の感情をコントロールするくらい朝飯前だった。

「美緒ちゃんは、だいぶ恋愛ストレスが溜まっている状態だ。自分を裏切った元の彼氏の帰りをひたすら待っているわけだから・・・だから、簡単に感情は爆発する」

と、イズミは、現在の状況を整理している。

「彼女の立場に立ってみれば、昨日出会ったばかりの何も知らない先輩に、「お前が一番悪い」なんて事実をまじえながら言われたら、絶対に言い返したくなるに決まってる」

と、イズミは、美緒の立場でも、モノを考えている。

「ま、そこが狙い目なんだけどね・・・あなたに何がわかるって言うんですか!・・・この言葉が、まず、出てくるだろうなあ・・・」

と、イズミは牛丼弁当を食べ終わり、ペットボトルのお茶を飲み干すと、布団の上に座って煙草を吸い始める。

「彼女は誰にも理解されていないと勝手に思っている・・・元彼氏に対するラブ・ストレスが、マックスに近い状態で溜まっている今こそ、俺としては狙い目なんだよな」

と、イズミは、普通に考えている。

「次のターゲットは、2時過ぎ・・・その時間帯で、彼女に電話・・・まあ、うまく約束をとりつけよう」

と、ひとりごちるイズミは、煙草を消し、気持ちよさそうな顔で、昼寝するのだった。


同じ頃、横浜元町ショッピングストリートの真ん中程・・・一本入った通りに、創作フレンチの店「Le compositeur」があった。

「へー、いいお店ねえ。おしゃれだし、雰囲気もいいわ」

と、アミは、店の雰囲気に満足して、ニコニコしている。

「ここは、鈴木が奨めてくれたんです。「自分たちがデートで使おうと思ったけど、まだ、使ってない、いい店だぜ」って」

と、ガオは説明する。

「ふーん、じゃあ、ガオくんは、その時付き合ってた彼女と、ここに来たわけだ」

と、アミはうれしそうに指摘する。

「そうですね・・・その時は、窓側の席に座っちゃって・・・でも、外のお客さんに丸見えで・・・ちょっと恥ずかしかったんで、今日はこの奥の席に・・・」

と、ガオは話す。

「ふうん、そうなんだ。一応考えてくれてるのね。わたしのことも」

と、アミが言うと、

「それは、もちろん・・・アミさんみたいな、素敵な女性をエスコート出来て・・・ちょっと緊張気味ですけど」

と、ガオは、少しぎこちなくしゃべる。

「緊張しないで。それに今日はデートが目的ではなくて、お互い親密になるのが、目的なんだから」

と、やわらかな笑顔のアミ。

「は、はあ・・・そう言われると余計緊張しちゃう感じで・・・」

と、頭を掻くガオ。

「そうなの?アイリの話だと、タケルくんより、随分大人なおとうさんタイプだって、聞いたわよ」

と、アミ。

「いやあ、それは・・・多分パパ・・・いやあ、鈴木や、もうひとり相部屋のイズミって奴がいてくれるから、そんな感じになれるだけで・・・」

と、ガオは真面目に説明する。

「なんだか、女性相手だと、僕もまだまだ、経験が足りないなって、思うようになりました」

と、神妙な面持ちのガオ。

「そっか。それ、なんとなく、わかるわ」

と、笑顔のアミ。

「確かに、タケルくんといると、わたしも自由に振る舞えるし、笑顔でいられるけど・・・一人に戻ると、一人のか弱い女に戻ってしまうもの・・・それと同じね」

と、真面目な笑顔のアミ。

「ええ・・・わかりますよね・・・鈴木って、なんか大人っていうか、頼り甲斐があるっていうか・・・不思議な奴です。あいつがいるだけで、場が和むし」

と、ガオ。

「うん、わかる・・・だから、皆タケルくんのこと、好きなのよ・・・いつでも一緒にいたいって、思うのよ」

と、少しせつなそうな風情をみせるアミ。

「ふ・・・鈴木がうらやましいですよ・・・大人の女性である、アミさんに、こんなに思われていて」

と、ガオ。

「それも・・・「大人の恋」って、奴ですか?」

と、ガオ。

「ふ・・・そうかもしれないわね・・・みんなには、内緒よ」

と、口元にひとさし指を押し付けて、やわらかな笑顔のアミ。

「もちろん・・・あ、それより、話しておかないといけない事実が・・・」

と、ガオは、本論に入るのだった。

アミも、真面目な顔をして、ガオの話に聞き入るのだった。


クリスマスイブ6日前の日曜日の午後1時頃。アイリのマンションでは、アイリ(29)とリョウコ(26)が食後のミルクティーを楽しんでいた。

「ブランチ食べてきちゃったんで、デザートのアップルパイしか食べられなくて、すいませんでした」

と、リョウコが話している。

「ううん。リョウコちゃんのお仕事は、拘束時間がマチマチだから、そうなるのも仕方ないもの。残りのキッシュは・・・持って帰るなら、包むけど?」

と、アイリが言う。

「そうですね・・・アイリさんが作ったキッシュですから、さぞや美味しいだろうし。持って帰ります」

と、機嫌の良いリョウコ。

「じゃあ、早速」

と、すぐにキッチンに立つアイリ。

「ところで、その少年・・・祐くんでしたっけ。もうそろそろ来ます?」

と、リョウコが聞く。

「1時15分に着くように・・・って、タケルがリクエストしたみたい・・・そういうところ、彼、細かく気を使ってくれるのよね」

と、タケルの顔を思い出して、笑顔になるアイリ。

「はい、キッシュ。レンジで暖めても、美味しいわよ」

と、リョウコに包みを渡すアイリ。

「ありがとうございます。こころして、味わいますから」

と、リョウコは、自分のバックに包みをいれる。

「でも・・・どんな子ですかね。その祐くん・・・」

と、リョウコがアイリに聞く。

「さあ・・・でも、なかなか男としての責任感を感じるから・・・どんな子かしらね」

と、アイリが話しているところへ、

キンコーン!

と、呼び鈴が。

「1時15分ぴったし!」

と、リョウコが言うと、アイリも笑み崩れる。

「はあーい」

と、アイリが玄関に出てドアを開けると、身長175センチくらいの細身のスポーツマンの少年が立っていた。

「あ、アイリさんですか?はじめまして、僕、滝田祐(17)です。今日は、よろしくお願いします」

と、祐は、ぺこりとお辞儀。

アイリは思わず笑顔になって、

「東堂アイリです。こちらこそ、よろしくね。祐くん!」

と、早速マンションの中に入れるアイリだった。


祐は、リョウコにも、自己紹介をして、とにかく、大人の女性2人に、イブの告白をしごかれることになった、17歳の祐だった。

「なんか、綺麗なひとたちだなあ・・・」

と、そんなことを思っている、祐だった。


クリスマスイブ6日前の日曜日の午後2時頃。華厳寮203号室にいるイズミは早速受話器をとると、田中美緒の部屋に電話をし始めた。

ルルルルル、ガチャと、受話器をとる音がして、

「もしもし、田中です」

と、明るい美緒の声が聞こえた。

「もしもし、朝電話した、沢村イズミですが・・・」

と、イズミが名前を名乗ると、息を飲む音が聞こえた。

「田中さん、君は、朝の僕の電話に対して、僕に言いたいことが溜まってるだろ。君の全力の言い分を聞くために、僕は電話をかけたんだ」

と、イズミは、度胸満点な感じで、話を続ける。

「君の言い分、言ってみてよ」

と、イズミが言うと、すぐに美緒は話し始めた。

「先輩にまず、言いたいのは、先輩にまず何がわかってるって言うんですか?ってことです。先輩は、私のことも、同級生のことも何もわかっていない」

と、イズミが予想した通りのことを、美緒は言ってきた。

「そうかな。僕が、君や同級生達のことを何も知らないで、朝のようなことを言ったと、君は思ってるのか?」

と、イズミは反論する。

「じゃあ、どこまでわかって、あんなことを言ったんですか」

と、美緒はやっとイズミの話を聞く態勢になったようだ。

「計画通り・・・」

と、イズミはニヤリとするが、改めて、言葉を出す。

「やっと、僕の言い分を聞く気になったようだね。だが、電話で、相手の顔も見ずに言い合いをする気は俺にはない。それは相手に対して失礼だ。そう思わないか?」

と、イズミは主張する。

「それは・・・」

と、美緒は反論しようとするが、

「俺達は人間なんだ。しかも中王大学理学部数学科で勉強した、同じ人間だ。だったら、相手に尊敬の気持ちを持ち、正々堂々、お互いの目を見ながら、論争すべきだ」

と、イズミは、主張する。

「野島先生は、こう、言っておられなかったか?論争をする時は、相手の目を見て論争するのが、第一の礼儀だと・・・これは、野島先生の口癖だと思ったけどな」

と、イズミは主張する。

「君は、師の言葉をないがしろにするような、野島ゼミの学生ではないだろう。違うかい?」

と、イズミは畳み掛けるように主張する。

「それは・・・確かに、それは、野島先生が大事にしておれる、一番の薫陶です・・・相手の目を見て論争しろ・・・確かに」

と、美緒は白旗をあげる。

「今日の夕方、午後5時に、大学近くの居酒屋「楽静」で逢おう。あそこには個室があるから、論争しても、外には聞こえない。そこで君の言い分を聞こう。どうだい?」

と、イズミは、美緒を誘う。

「わかりました。「楽静」は、野島ゼミの行きつけですし、何度も行ったことがあります・・・個室ですね。私、時間ピッタリに行きます」

と、美緒は快諾する。

「じゃあ、その時に」

と、イズミが言うと、

「はい。それじゃあ」

と、美緒が言い、電話は切れた。


「ふー・・・」

と、イズミは大きなため息を吐くと、

「まあ、わかりやすい子だ。だけど、根っから真面目な女の子、だということは、わかった。これも、計画通り」

と、ニヤリとするイズミだった。


「さすがに女性を口説く段取りは、天才的だな。イズミ!」

と、部屋にいれば、絶対に言ってくるパパの声が聞こえたみたいだった。

「パパ・・・早く帰って来い。今は、恋愛の季節の本番なんだから・・・」

と、イズミは、主のいない、鈴木タケルの布団を見ながら、そう、つぶやいていた。


クリスマスイブ6日前の日曜日の午後3時頃。アイリのマンションでは、イブの告白セレモニーの予行演習を終えた滝田祐とアイリとリョウコが、

ダイニングで、ティータイムを楽しんでいた。

「まあ、でも、ここまで、詰めておけば、もう、大丈夫かしら」

と、アイリは、暖かいレモンティーを飲みながら、満足そうな顔をしている。

「祐くんも、何か疑問点はない?」

と、リョウコがやさしく聞いている。

「告白の方は大丈夫です。ただ・・・アイリさんとリョウコさんがいとこ同士というのは、わかりましたけど、タケルさんは、お二人とどういう関係なんですか?」

と、素直な質問をする祐だった。


その質問にリョウコはアイリを見る。

アイリはわかった、という風に目で答えてから、祐に向かって言葉にする。

「タケルは、わたしのフィアンセなの。彼の方が私にプロポーズしてくれて、まあ、婚約者っていうことね。まあ、それでリョウコとも知った仲になったのよ」

と、アイリはさらりと3人の関係性を説明する。

「ふーん、そうなんだ・・・タケルさんって、女性にモテるんですね。うらやましいや」

と、祐は言う。

「そう見えるの?」

と、アイリがうれしそうに祐に言う。

「だって、アイリさんが、一生懸命教えてくれるのは、タケルさんのフィアンセだから、わかるけど、リョウコさんだって、それは必死に教えてくれたから・・・」

と、祐は、以外に洞察力が高いことを示す。

「それに、タケルさんは、元々、優ちゃんのデート相手だったし、僕は最初憎かったんです。タケルさんが・・・でも、話してみると、いろいろわかってくれるアニキだし」

と、祐は話す。

「今回のことだって・・・こんなにいろいろ・・・僕みたいなガキに・・・」

と、祐は真面目に二人の目を見ながら、堂々と話している。

「あ、忘れてた・・・タケルさんから、その場にいる女性に、ぜひ言っとけって言われた呪文があるんでした」

と、祐はちょっと赤くなる。

「呪文?」「呪文!」

と、アイリとリョウコは、顔を見合わせながら興味深く祐の次の言葉を待つ。

「祐を俺たちの子だと思って、親身になってやれ・・・だそうです」

と、祐は言って、さらに赤くなる・・・。

アイリもリョウコも、その呪文を聞いて、同じように、赤くなる・・・。

「タケルったら・・・もう、赤くなるじゃないねー」「いや、タケルさんって、私が来ることまで予想にいれて?・・・って、どこまで・・・」

と、アイリとリョウコは終いには、笑い出していました。

その笑いに釣られるように、祐も笑い出していました。


クリスマスイブ6日前の日曜日の午後は、笑顔笑顔で、いい時間が流れて行きました。


つづく

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「ラブ・クリスマス!」についてのアナウンス!(クリスマスが過ぎても!)

2012年12月26日 | 投稿について
えー、昨日でクリスマスも終り、すっかり年末モードへとシフトした日本ですが・・・。

えー、このブログ上においては、来年2月14日のバレンタインデーまでは、

「大人のほっこりラブ・ストーリー・ウィーク!」

ということで、大人のラブ・ストーリー押しの期間にしたいと思います。


まあ、「ラブ・クリスマス!」が当分終わらないからで・・・まあ、全体の流れは考えてあるんですが、

書いているうちにいろいろなアイデアが出てきて・・・いつの間にか、長くなっているという状況にありますねー。


なので、「ラブ・クリスマス!」は、このまま、来年も爆走していく予定です。


この「ラブ・クリスマス!」の元のストーリーである、「僕がサイクリストになった、いくつかの理由」というお話は、

基本、僕が経験したことが元ネタになっているので、割りと真面目に書いてきたんですけど、

この「ラブ・クリスマス!」は、もう「はっちゃけラブ・アイランド!!!」がテーマのオリジナル・ストーリーですから、

サービス精神満点な感じで、進行していく予定です。


もちろん、モデルになる人物はいるわけですけど・・・僕自身、人生の中でいろいろな男性や女性に出会ってきたし、

恋も、たくさんされてきた人間なので、その中から、モデルになる人物をミックスしたり、何人も盛ったりしてますから、

外見は少女、中身は全力で、大人の女性である、アミちゃんに惚れそうになったりするわけです。


まあ、今のところ、ガオの相手のリサさんや、イズミの相手の美緒ちゃんが、出てきたばかりの感じですが・・・まあ、おもしろくなりますよー。

リサさんなんて、昨日あたりのあの感じ・・・まあ、僕が若い頃に出会った大人の女性がモデルですが・・・ちょっと懐かしい、ドキドキの思い出を、

再現したりしていて・・・僕的にも、おもしろいですけど、リサさんは表現のしがいがありそうです。今から楽しみです。


まあ、美緒ちゃんも、モデルはしっかりいるわけで・・・まあ、どっかで見た設定だったりしますがね・・・マスター1年と大学1年生の恋を書いたばっかりですが、

まあ、いいんじゃないですかね。


えー、なので、この物語は、オリジナルなので、本編とは、パラレル・ワールドの関係にあります。

だから、本編には、この物語に出たオリジナルの人物の登場は、ない予定ですが・・・何か別な形で登場させるかもしれませんね。

まあ、本編では、まだ、ガオとアミさんは、会ったことすら、ないわけですから、本編では、その状況で続いていくので、

会うことがあったら、新しい出会いとして、表現するつもりです。


ま、いずれにしろ、12月のクリスマスから、2月のバレンタインデーの寒い時期、大人の恋愛物語で、気持ちをほっこりしていただければ、幸いです。

そんな気持ちで、「ラブ・クリスマス!」新たな気持ちで、爆走していきたいと思います!


「ラブ・クリスマス!」

今後もよろしくお願いします!


ではでは。

12月26日 大人になるということ!(「大人の知恵」を持て!)

2012年12月26日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

今年もクリスマスも過ぎ、完全に年末モードですねー。

2012年も、もう終り・・・なんだか、1年1年、過ぎ方が速くなっているような錯覚を感じます。

まあ、それだけ、僕が大人になった、ということでしょうか。

今年もいろいろなことがありました。

来年もまた、いろいろなことがあるんでしょうねー。

なんか、楽しい予感がする、来年ですねー。


さて、今日は、少し辛口な話になりますかねー。

恋愛シーズン向けの甘い恋愛話などを一方で書いているからか、辛口な話もしたくなるわけで、

えー、以前、僕の大学4年の頃の恋について、まあ、仮名相田さんについて、書いたことがありますが、

その相田さんが、今日は出てきます。現実は厳しい、という話になりますねー。


さて、今日もしあわせになる為の知恵を作っていきたいわけですが、

まあ、この知恵づくりですけど、前々回、

「結婚とは、「本能婚」と、「理性婚」の2種類である」

という知恵を作ったので、その知恵から、僕は、他人の結婚状況とかをシビアに見れちゃうようになっちゃいましたねー。

あるいは他人の恋愛戦力・・・恋愛強者なのか、恋愛弱者なのか・・・。


やっぱり、論理的に考えを進め、結論を出すところまで、行って、始めて「知恵」として、完成するんですねー。

そして、「知恵」こそが、その国の文化になっていくんです。

だから、「知恵」作りというのは、その国の為でもあるんですよ。

もちろん、大きな目で見れば、「地球人類」の為でもある・・・それくらい「知恵」とは、尊いもの・・・そういう思いがありますねー。


そういう意味では、「知恵」というのは、一定のプロセスを経ないと生み出せない、ということなんですね。

でも、一度生み出してしまえば、使い勝手がよくなるように、さらに改良していくことになる。


だから、僕自身は、毎日進化を感じますね。


例えば、先週には、まだ、

「結婚とは、「本能婚」と、「理性婚」の2種類である」

という「知恵」は生み出していなかったわけですから、他人の結婚に対する見方も、今とは違っていた。

今より、浅い見方だったわけですから、「知恵」というのは、生み出した本人をドンドン進化させていく、素晴らしいものなんですね。


だから、例えば、今の僕は、1年前の僕とはまったく違う人間になっています。

1年前の僕の思想とは、もう、かけ離れている・・・それくらい、進化のスピードがドンドン速くなっていますね。


例えば、僕は大人になって、得た「知恵」として、非常に大事なモノのひとつに、

「相手のことを思ったら、リスクを取ってでも、言いにくい事こそ、言ってあげるのが、本当の友人だ」

という知恵があります。

これは、僕が三菱時代、誤った方向に行きそうになった時、僕の課の、僕の信頼する課長が、飲みに誘ってくれて、忠告してくれた・・・リスクを取りながら。

そういう経験があったので、

「ありがてえな」

と思って、それ以来、僕はそういう人を大切にしてきたし、

「大人になって、自分の為を思って、本気で怒ってくれるひとは、人生の宝だ」

という「知恵」に結実しています。


だから、僕はそれ以来、そういう人に感謝するように生きてきました。


僕は、ある時、ある仕事で、同期の友人と仕事をした時に、僕は一緒に仕事をしてきた人間全て・・・まあ、4人くらいでしたか、

その人間がすべて「大人に成長出来ていない」人間だったことに途中で気づき、問題点をすべて言葉にして、叩きつけた経験があります。

僕自身、

「ここは、心を鬼にしても言わねば・・・友人なのだから」

と言う、強い思いを持っていましたから、細大漏らさず、問題点を列記し、

言葉にして、叩きつけました。


もちろん、

「大人になって、自分の為を思って、本気で怒ってくれるひとは、人生の宝だ」

という、「大人の知恵」をもっていたからです。


結果、「大人に成長出来ていない」人間達は、結局、全員、その「大人の知恵」を理解できませんでした。当たり前ですけどね。


彼らは、

「悪口を言うな」

と言って、逃げていきました。


自分の問題点を列挙されて、それを悪口と感じるということは、どういうことか?


そもそも、自分たちが、やっていることが、おかしい!ってことでしょ。


そんな簡単な事すら、判らない、稚拙・幼稚な脳だったんです。


まあ、その時点で僕は、ほんとに、呆れました。あまりに稚拙すぎるでしょー。


つまり、僕が先にあげた、

「大人になって、自分の為を思って、本気で怒ってくれるひとは、人生の宝だ」

という知恵すら、当然、持ってなかったということです。


こういう知恵って、本来社会で働いていれば、身についているものじゃないですか?


そんな当然の知恵さえ身につけてない、未熟さ稚拙さに、僕は大人として、関係性を切る決断をしました。

彼らは、自分たちが未熟であることにも、未だに思い至ってないでしょう。

まあ、そのメンバーの中に、皮肉にも、僕が大学4年の時に恋をした、相田が含まれていたのには笑いましたけどね。


彼女が劣化した理由は、彼女自身が、自分を守りすぎたせいです。

「女性というのは、弱い存在だから、守られるべきなの・・・」

この思いが強すぎた・・・というか、こういう価値観は、せめて大学生くらいまでのモノです。


社会に出たら、仕事で、チームや課をリードするくらいの覚悟がなきゃ、一技術者として、信用を得られないでしょう。

それは、男性も女性も同じはずだ。男女雇用機会均等法は、女性だけを守る法律ではないはずだ。


権利のあるところには、義務もまた、発生するはずです。

男性も女性も平等に雇用されるからには、平等に義務も発生します。


技術者であれば、その技術でもって、チームや課をリードする義務がある。

それは、男性女性平等に発生するでしょう?


僕自身、三菱電機において、そういう仕事がバリバリ出来て「部の至宝だ」と呼ばれる女性や、

「彼女は美しいだけでなく、仕事も人一倍出来て、責任感が半端ないからな」

と、皆から愛されている女性から、バリバリ恋されてきましたから・・・ま「大人の恋」でしたけどね。


彼女達は、ちゃんと義務を果たしていた。権利も行使されていたけれど、義務を高度に果たしているからこそ、権利を行使させてやろうと、雇用者側も考えるんですよ。

そういう女性達をたくさん見てきました。男性なんかより、仕事の出来る素晴らしい女性達を。


そういう経験をしているから、僕の女性を見る目は、シビアなものがあります。


そういう目で見た時、相田については、正直、

「甘やかされて育った、大学生の頃のままの価値観しか持たない、成長のない女性だ」

と、断じましたね。


つーか、こいつ、会社で何を経験してきたんだ?成長してないにも、程がある。


だって、これ、ほんの数年前の話ですよ。もう、すっかり大人の女性の話ですよ。まあ、他のおたんちんな男性達も、すっかりいい大人でしたけれどね。

そのどの人間も、成長のない、というか、劣化した人間達でした。人間として、使い物にならない・・・。


まあ、会社では、ある程度、仕事は出来るんでしょうけど、人間として、劣化していては、お話になりませんよ。

そんな人間、会社以外の場所では、何の価値も持たないどころか、不幸を呼び込む存在になっちゃいますよ。最悪です。


だから、僕はその年齢を重ねただけのの、「大人になりきれていない」人間達全員との関係性を切りました。

そうしなければ、こちらまで、不幸を呼び込まれてしまいますからね。

「大人の知恵」を持たない、年齢を重ねただけの男や女なんて、いりません。僕の人生には。


だって、「人生の失敗作」でしょ、そういうひと達って。


少なくても、僕の今の友人達には、そんな奴、ひとりもいません。まあ、そんな奴はすぐに切っちゃいますから、ある意味、当たり前ですけど。


まあ、彼女は職場で、女性の権利を主張し、常に、最大限、会社側から譲歩を引き出していた・・・女性の正当な権利として。

まあ、でも、彼女は、日本文化がまったくわかっていなかったんでしょうね。


日本はまだまだ、男社会です。

それは技術屋の世界では、なおさらだ。


技術屋の叩き上げの男性は、

「女性は、出産だ、結婚だ、と言って会社をすぐに退社するか、女性の権利の主張ばかりする。男性なら、そんなことはない。技術者として育てるなら、男性を選ぶよ」

「技術者として、成長するには、時間がかかるからな。俺の会社人生なんてケツが決められるんだから、男性技術者を、じっくり育てることにこそ、意味がある」

「俺はそう思うな」

こう考えがちですからね。


ま、そんな中、僕は女性技術者の教育係ばかり、やらされましたけどね(笑)。東大卒とか、早稲田卒とかの。


だから、そういう中で、女性技術者が、「部の至宝だ」と言われたり、

「彼女は美しいだけでなく、仕事も人一倍出来て、責任感が半端ないからな」と言われて、周りの男女すべてに愛されていたりするってことが、

どれほど、すごいことか・・・普通わかるはずじゃありませんか。


相田のまわりには、そういうあこがれられる女性がひとりもいなかったんでしょうね。

あるいは、その価値がわからなかったか・・・会社なんてお金を貰えればいいんだから、適当に働けばいいのよ・・・そう思っていたかのどちらかですね。


すべてバリバリわかっちゃうわけですよ。

僕自身もいろいろな経験をしたし、そういう仕事の出来る女性達を知っているから。


彼女が、どうして、成長出来なかったか、なんて、手に取るように想像出来る。


まあ、ある意味、相田は、女性という立場に安住し、権利の主張ばかりした結果、誰も叱ってくれなくなったんでしょう。

「君は思った通りやりなさい」

と、言われた・・・それは彼女が当初引き出したかった答えだったようだけど・・・ある意味、はしごを外されてしまったんですね。


彼女は成長を拒み続けたおかげで、誰も、リスクをとって、彼女に成長を促しやろうなんて考えなくなっちゃった、ということでしょう。

「女性技術者は、これだから・・・うちにいらないから、誰か拾わない?」

と、上長に思われて・・・彼女自身、職場を異動ばかりしてましたから・・・裏にはこういう上長の思惑が働いていたんですねー。


そうかー、ほんと、今になると背景すら、すらすらわかる(笑)。


そりゃー、あいつ自身、成長出来ないわ・・・周りを味方にするやり方すら、学んでいなかったんですねー。

僕自身、三菱電機に入ってから退職するまで、ずーっと同じ課にいました。


仲間はずーっと同じ。つまり、日本のサラリーマンの場合、仲間に愛されるってことが、イロハのイなんですよ。

仲間に愛され、守られ、そして、厳しい仕事の世界を、一生懸命、走り抜けていくことこそ、日本のサラリーマンに求められることなんですよ。

欧米みたいに、能力だけで、渡っていける社会では、ないんです。一部外資系は、そうでしょうけど。


少なくとも、この相田って、おんな・・・自分ばかり可愛がるもんだから、周りの誰も守る気になれなくなっちゃったんですよ。

だから、誰もリスクをとって、忠告してくれなかったんでしょ?

それすら、ないから、そういう「大人の知恵」も、身につかない・・・これ、ダメ女性サラリーマン・スパイラルだ。


経験が圧倒的に少ないもんだから、「大人の知恵」なんてつくはずがない・・・人生の失敗作、そのものだ。このおんな。


ハッキリ言って、サラリーマン失格レベルです。これ。

駄目な女性サラリーマンの典型だわ。笑うな。


男だったら、それでも、自分の中の輝きを探しながら、自分の輝ける世界を探し出し、転職でもなんでもしますよ。

男は愛した女性をしあわせにする義務があるから。

それを目指して雄々しく生きていくし、ガンガン成長していくはずだ。


でも、彼女は自由を手にしたことに満足してしまい・・・成長しなくなってしまった・・・むしろ、学生時代の価値観のまま、長い時間を過ごしてしまった。


だから、大人になれば、当然持ち合わせているべき「大人の知恵」である、

「大人になって、自分の為を思って、本気で怒ってくれるひとは、人生の宝だ」

ということも、理解出来ない、という状況に陥ってしまったんです。


ま、僕は何の感情もなく、彼女との関係性を切りましたけどね。


彼女は、その少し前、こう、こぼしていました。

「最近、皆冷たいの・・・何も言ってくれないの・・・怒ってくれるひとすら、いないの・・・」

僕はこういうことに気づいていた彼女だったから、信頼して、仕事を任せたんですが・・・結果として、何もわかっていなかったんですね。


まあ、さっきも指摘しましたが・・・奴は、もう、駄目女性サラリーマンの典型になりきっていたんですよ。

このセリフから奴の周りの状況を推測してみても、わかりますが・・・ほんとに誰も彼女のためには、リスクをとらなくなっていたんです。

そういう評価・・・もう技術者としての評価というより、一人の人間として、評価されてないってことでしょ。こういうセリフが出るってことは。


そりゃ、駄目だわ(笑)。そりゃ、終り。マジで笑いますねー。なんか、ダメになっていく人多いねー。

っていうか、これ数年前の話ですからね。

今はもっと、ダメ状況にあることが簡単に推測されますね(笑)。情報をとる気は、さらさらありませんが。


僕は過去の憧憬などに浸る人間ではありません。


年齢を重ねても、大人に成長出来なかった人間など、何の価値もない・・・この世において、話すら、する必要もないだろうと考え、

何の感情もなく、関係性を切りました。


僕はそのあたりは、辛辣で、非情ですからね。

その人の人生は、その人の責任です。


つーか、切って当然のレベルですよ。この話は。

逆に切らなかったら、自分が、大人としてダメ評価になっちゃいますからね。


僕は、転職をしてから、4年近くが経ちますが、多くの本物のプロに出会ってきました。

自分の輝きを見つけ、輝ける場所を見つけ、その世界で輝いている人たちです。

そういう人たちに僕は取材し、インタビューし、知り合いになってもらったり、友人として、お酒を飲ませて頂いています。


彼らは、スパルタンな大人達だ。

「大人の知恵」を、ちゃんと身に着けている。


結局、大人になることって、「大人の知恵」を身に着けていくことなんですね。


逆に、年齢を重ねても、大人になりきれない人間だって、たーくさんいる事実を知りました。


だから、僕はさらに辛辣に他人を見るようになりましたねー。


大人の世界は二極分化するんです。

「「大人の知恵」を身につけた、「本当の大人」」と、

年齢を重ねただけの「「大人の知恵」を身につけてない、「未熟なひと」」とに。


僕は三菱電機にいる時も、いろいろな人に出会ってきました。

皆、優秀な人間達で、なにより、「大人の知恵」を身に着けていた。

女性でも、バリバリ仕事をこなし、周り皆から愛され、美しい人達がたくさんいた。


そして、そういう女性がたくさん、僕に恋してくれた。


そういう経験が僕にあるからこそ、僕も人を辛辣に見れるんです。

比較対象を一杯持っているから。


そして、この4年・・・さらに僕の世界は広がった。

本当のプロ、毎日輝くことの出来る、本当のプロと、たーくさん出会ってきた。

だから、僕のひとを見る目は、さらに磨きがかかったんです。


ひとは、成長しなければ。


大学時代の価値観を未だに持ちあわせて、それをダイヤのように大切にしているなんて、幼稚だし、稚拙そのものだ。

少女のまま、外見が年をとっても・・・そんな人間、話すに値しない。気持ちが悪いです。正直ね。


成長を続けること。

それを、僕は、毎日、しあわせになる為の知恵を作っていくことで、成し遂げていこうと思います。


成長出来ない大人は、ただ、不幸せになって、人知れず、消えていくのみです。

おー怖わ。


それが結論かな。


さて、今日も1日、せこせこ仕事をしてましょう。

知恵を作ること。そして、それを言葉にすること。

それが一番大切な仕事なのだから。


ではでは。