「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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12月14日 マスター1年と大学1年生の恋(5) あとがき!(そんな、クリスマス・イブの夜!)

2012年12月14日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

えー、12月も14日・・・僕もいつも通り、年賀状作成モードに入りまして・・・。

まあ、僕は父親の分も作らなきゃいけないので、はっきり言って、ひと仕事ですねー。

まあ、でも、デザインさえ決まってしまえば、あとは宛名を既存のデータから選び出すだけですから、

それほど大変でも、ないんですけどね。でも、100枚近くあるから、ちょっと大変(笑)。


で、僕の年賀状の方は、基本、言葉メインで、現状説明の言葉がモノトーンで語られる感じで、

出来るだけ絵や、色は使わないというのが、特徴です。


蛇のモチーフも、モノトーンで、出来るだけシンプルに、もちろん、写真なんか絶対に使いませんねー。

正月のモチーフすらない・・・出来るだけシンプルに、出来るだけモノトーンに、が、僕の年賀状のテーマですねー。

まあ、そういうやり方をやっていると、ある種の雰囲気が出て来て・・・基本、本の好きな少女が好むような、スタイリッシュな羊皮紙の古い本のような効果が出ます。

この本好き少女が好むような雰囲気・・・というのが、大事かなーと僕は思っていますねー。


家族の写真メインで、蛇のモチーフや、正月のモチーフをこれでもかと色を使って豪華絢爛にする手法は、みーんなやってくるでしょ?

「ひとと違うことをやってこそ、価値がある」

と、僕は小学生の頃から思っていましたから、やはり人と同じではねー。


ま、そんなことを考えながら、今年もセコセコと年賀状作りを始めています。

もう、そんな季節なんですねー。


さて、お話を始めましょうかー。

えー、前回までで、僕の恋の「多部エイコちゃん編」は、終わったわけですが・・・まあ、懐かしいお話です。


まあ、僕は当初、この女性と結婚する可能性が高かったわけで、

僕がマスターを卒業する時、この女性が彼女だったんですね。

で・・・この彼女は、僕が就職する時に、自分にプロポーズしてくれるもの・・・そう思っているのが、バレバレだったので、

僕も人生の大きな決断を迫られたんですね。


だって、結婚したら、彼女の人生も僕の責任になりますからね。

そりゃあ、当たり前です・・・。


もちろん、あの時、僕が場所を選んで、夜、プロポーズをしていたら、僕が結婚する気なら、多分、軽く結婚出来ていたでしょう。

彼女の気持ちは、分かっていましたから・・・。


就職一年目で、身を固めることは簡単に出来ていました。その気になれば・・・。


実際、僕が、エイコとの結婚生活に、あこがれていたのも、事実でした。

あの時代の僕なら、そんなこと、お茶の子さいさいでした。


でも・・・。


だけど、僕もその時代、人生について、真面目に悩んでいました・・・コンピューター技術者として、その仕事で人生を全うできるのかを・・・。

僕は真剣に悩み・・・卒業直前、瀬名くんと飲んだ時に、瀬名くんから、

「俺は今になってわかった。このマスター卒業直前の、今になって、初めてわかった・・・」

という言葉が出たんです。

「僕らはコンピューター技術者には、まったく向いていない。ましてや、サラリーマンにも、全く向いていない」

「だが、俺たちには、高いポテンシャルは、ある・・・だから、このポテンシャルを存分に発揮出来る、そういう世界を見つけて、そこに脱サラして、輝こう!」

「それが、僕らがしあわせになる、唯一の道だ。それしか、僕らがしあわせになれる道は、残念ながら、ない」

と、言われた時に、目が覚めたんですね。人生の答えが見つかったんです。


今考えても、この知恵は、素晴らしいモノでした。


今、僕が毎日輝くことが出来るのも、この知恵があったから、です。

この知恵は、僕の人生の羅針盤のような知恵でした。


だから、僕は瀬名くんには、感謝しきりなんです。


そして、僕はその時に、密かに自分で決めました。

「僕はとにかく、弱い。自分にも自信がないから、当たり前だけど・・・」

「だから、脱サラするまで、絶対に子供も作らなければ、結婚もしない・・・だってこんな状態で、結婚をしたら、相手に迷惑をかけることになる」

「それに相手に気を使ってしまって、脱サラ出来ないだろう・・・だから、つらいけれども・・・」

「脱サラするターゲットが見つかるまで、いや、脱サラして成功するまで、結婚はしないでおこう」


こう、決めるんですね。


僕の、この非情とも言える決断は、あの時代、我ながら、よく決断出来た、と思います。

あの時、自分の感情に負けて、多部エイコと結婚をしていたら、二人共しあわせになれなかった・・・それは確かです。

僕はもちろん、その時、それがわかっていたわけですが・・・。


結婚はしないと、決めながらも・・・感情は別問題でした・・・。

現実問題、このエイコと別れなければいけない現実を考えた時・・・正直相当つらかったです。

初めて自分で一から口説いて・・・うまく行って・・・楽しい毎日を過ごしていたわけですから・・・。


でも、好きだからこそ、相手に迷惑をかけない為に、別れなければいけない。


別れなければ、いけなかったんです。エイコの為にも・・・。


ちょうど彼女は、舞台女優としての道が開き始めたところでした。

支える側でなく、支えられる側として、新しい世界が彼女の周りに輝き始めた時期だった。

彼女は舞台という新しい世界に魅了されていき・・・プロポーズをいつまでもしなかった、僕の価値は・・・少しずつ減じていきました。


ちょうどいい時期だったんです。


僕は彼女を放流すべき時期に来ていたんです。

そして、僕らは、前向きに別れた。あくまでも、お互いの世界を守る為に・・・あくまでも、前向きに・・・。


僕がここで、連載している(今はお休み中ですが)「僕がサイクリストになった、いくつかの理由」は、その多部エイコと別れた朝・・・クリスマスの朝から、

話が始まっています。

まあ、細かい話はそこに表現しているんですけど・・・クリスマスの朝に僕らは、横浜で別れましたねー。

その日は月曜日でしたから・・・そこから、会社に行くのが辛かった・・・それから、割りと長い時間、僕は毎日、泣いて暮らしていましたねー。


ちょうど徳永英明さんのベストが出た頃で・・・その中でも「最後の言い訳」という歌が、僕の心を直撃して・・・。

「いちばん、近くにいても、一番わかりあえない。こんなに愛した君の、すべてが思い出になる・・・一番大事なものが、一番遠くへ行くよ・・・」

こんな歌詞が僕の心に直撃して・・・本当に僕はエイコを深く深く深く愛していましたから・・・最初からうまくいかなかった恋が壊れるより、

もっともっと、もっともっと、心に深いキズが刻まれることを、僕は経験しましたねー。


その経験が、また、僕を強くしました・・・。


そして、それがまた、次の恋につながっていくんですから、人生というのは、分からないものです。


で、それからの恋は、「僕がサイクリストになった、いくつかの理由」で、全力で表現しているので・・・まあ、あの頃は、まだ関空が開港する前で・・・。

超忙しくて・・・すごいスピードで通り抜けていった恋・・・そんな思い出がありますねー。


まあ、すべては、僕を大人にすべく、磨き砂として、機能してきた・・・。

今の僕があるのも・・・僕に恋してくれた、女性たちのおかげですねー。


多部エイコは・・・何年か後に、サラリーマンの男性と結婚をして、専業主婦になったようです。

うーん、ネタバレになるけど・・・まあ、いいか、そのあたりは(笑)。

彼女にとっては、それが最良の選択だったんでしょうねー。


もちろん、彼女以外にも、僕に恋してくれた女性はたくさんいます。

でも・・・その恋の多くは、彼女達から、恋してくれて、彼女達から、動いてくれたものでした。


だから、自分で恋して、自分で一から動いて、口説き落として、自分の彼女にした、多部エイコさんは、僕にとっても、特別な存在でした。

楽しかった、いい思い出が、たくさんの彼女の笑顔の思い出と共に、懐かしく思い出されますねー。


だから、次の彼女は・・・まあ、女性に恋されて始まるとは、思いますが・・・僕も全力で口説き落とそうと思っています。

だって、次の彼女は、かみさんになる人だから。


12月・・・社会人になってからは、僕はいつも死ぬほど忙しかったおかげで、クリスマスに楽しい思い出は、あまりありません。

ただただ、仕事が忙しい時期でしたから・・・イブだって、たいてい午前様で、部屋に戻ると、さんまさんの番組が始まっていて・・・。

ビールを飲みながら、夜遅くまでそれを見ていて・・・寂しく過ごした記憶しかありませんねー。


エイコとつきあっていた頃・・・まだ、学生だった僕らは、ワインとビールとケンタッキーを用意して・・・ケーキも買って、彼女の部屋で、お酒を飲んで、

笑顔笑顔で楽しく過ごしたイブを思い出します。

お互いプレゼントを用意して・・・僕はアクセサリーを、彼女は、素敵なバックをプレゼントしてくれて・・・そんな楽しいイブの夜を懐かしく思い出しますね。

そして、二人で布団の中に飛び込んで・・・楽しい時間を過ごしたものです。


「エイコって、割りとエッチなのな」

と、僕が笑顔で、ぼそっと言うと、

「教えたのは、誰なの?」

と、笑顔になりながら、裸の彼女が言う・・・そんなジョークのセンスも好きでした。


そんな思い出は、僕の中では、ダイヤモンドですねー。


ジョークのセンスの光る、女性を、かみさんにしていきたいと思いますねー。


また、クリスマスイブが、近づきます。

また、思い出が増えますね。

それは、未来への財産・・・財産はシビアに増やしていかなければ、いけませんね。

未来の自分の為に。


「大好きなひとと・・・こうやって、ワインを飲みながら、イブを過ごすのが子供の頃からの夢だったの」

付き合い始めて最初にやってきたイブの夜。エイコは僕と、自分の部屋から、夜空を見つめながら言いました。

「あの時・・・8月の終りに、合同展で出会って・・・僕が帰る時に、君は走ってきたけど・・・あれはどうしてだったの?」

と、僕が彼女に聞きます。

「え?それは・・・」

と、彼女はワインのグラスを持ちながら、少し赤くなります。

「タケルさんが、帰るのが、寂しくて・・・もう少し話したかったの・・・」

と、エイコは言って、恥ずかしそうにうつむきます。

「よかった・・・僕にそのメッセージは伝わっていたんだ。だって、俺、その瞬間に、エイコに恋したんだから・・・」

と、僕が言いながら彼女の頭を撫でると、彼女はうれしそうに僕に抱きついてきました。

「いつまでも、一緒にいてね、タケルさん!」

と、彼女は全力の笑顔。

「ああ。いつまでも、こうしていたいな」

と、僕は全力で彼女を抱きしめていました。


遠いイブの記憶・・・人生は時に残酷ですが・・・だからこそ、思い出は輝くんですね。


クリスマスのある、12月はいい季節です!

もうすぐ、クリスマス。

楽しい時間を過ごしていきたいですね。


さ、今日も全力で、がんばりますか!

クリスマスイブの思い出を思い出しながら、笑顔でがんばってきましょう。

楽しい思い出は、いつまでも、大人の心を暖かくしてくれますからね。

さ、仕事仕事!


ではでは。

→「僕がサイクリストになった、いくつかの理由」の第一回へ