「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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12月11日 マスター1年と大学1年生の恋(2)策略。

2012年12月11日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

えー、昨日はとある職場の忘年会に顔を出させてもらいまして・・・いやあ、楽しかったですね。

こう、普段は真面目そうにしている女性達が、けっこうはじけてまして、

「タケルさんも、もっと飲みましょうよ!」

なんて言われて・・・いやあ、女性は元気だったなー。昨日は。

「はい、熱燗・・・タケルさんには、日頃お世話になってますからね。いつもありがとうございます!」

なーんて笑顔を貰って、楽しかったですね。


やはり、忘年会は、1年がんばってきたご褒美ですねー。


そんなことを感じながら、ほっこりと鍋などつつきながら、ゆっくり忘年会を過ごしてきました。

そんな季節ですねー。


さて、昨日の続き、いっときますか!


えー、まあ、前回、自分の恋バナを書いていて思いましたけど、

僕もまあ、いろいろな経験をしているなあ、と苦笑しましたね。


自分が大好きな、若くて美しい真面目な女性に、

「鈴木くん。セックスって、どうやってするものなの?」

と聞かれるって余程のことですよねー。


まあ、まったく勝ち目のない戦いなのに、しっかりと僕が彼女に告白した、ということに、彼女から非常な信頼を得た結果なんですけど、

言っても、僕も青かったですからねー。


その頃は、やっぱり、好きな女性が世界のすべて、でしたから。


その女性が、自分とは別の男性とのエッチを考えている、なんて、想像すらしたくないわけで・・・随分残酷なことをされました。

まあ、女性というのは、男性にとって、磨き砂だ、と僕は普段主張していますが、

僕はこの相田という女性に、かなり精神的に磨かれましたねー。


まあ、今は女性なんて、世界にたくさんいる・・・そんな当然な現実を知っているから、まあ、精神的に余裕がありますが、

当時は、好きな女性こそ、世界のすべて、でしたからねー。

かなりショックな出来事の連続で、僕も、随分磨かれましたねー(笑)。


さて、前回の続きと行きましょうかー。

「マスター1年と大学1年生の恋」

なわけですけれど・・・美雪ちゃんが僕のシーンから消え、相田さん相手の、悲惨な4年生の恋に敗れ、マスター1年の8月に運命的に出会った恋でした。

僕はマスター1年生、相手は大学1年生・・・僕らには5歳の年の差がありました。


でも、そんなことは、その時の僕には関係ありませんでした。

運命の恋に身を焦がす・・・そういう時間が始まったのでした。

というか・・・それまでの経験で僕は強くなっていたんです。

「ま、失敗しても、相田との恋に比べれば、どうってことない・・・」

まあ、そう思えるようになりましたから・・・。


で、僕は、実は渋谷での学芸大との合同展の時に、学芸大の人間に、

「タケルさんの大学に、多部さんっているでしょう?あの美人な子・・・あの子、うちの大学で、男どもに人気なんですよ。あの子って彼氏いるんですか?」

って、裏で、聞かれてるんですね。まあ、そいつは4年生でしたから、僕から情報を得ようとしたらしいんですけど、

そこは僕ですからね。

「そりゃあ、あれだけ美人なら、誰もほっておかないだろうねー。普通」

と、煙幕を張っておいた・・・まあ、そういう情報も、僕に火をつけるキッカケになっているんですねー。実は・・・。


そんなこともあって、僕は数日後、いち早く、シナリオ通りに行動しました。

当時、美術部の、工学部の部長をやっていた、数理情報工学科の後輩でもある、仮名南くんというイケメンな男性がいたんですが、

彼は、大学3年生だったわけです。


で、僕は、彼に電話したんですねー。イケメン南くんに。


「実は、この間、学芸大との合同展に顔出したんだけど、一年生の顔が、全然わからなくてさー、結構困ったんだよねー」

と、僕は、よもやま話風に話すわけです。

「ああ、それ部長から聞きました。せっかくタケルさんが来てくれたのに、一年生がわからなくて困ってたって・・・僕もその問題、どうしようか考えていたんですよねー」

と、飛んで火に入る夏の虫的な反応を見せるイケメン南くんです。ま、予想通りの展開ですけどね。

「で、さ。もうすぐ、9月だし、9月と言えば、15日は敬老の日・・・まあ、うちの代はマスター1年にけっこうメンバーが多く残っているし・・・」

「で、どうだろう、一年生とマスターを会わせて知り合う、「敬老コンパ!」を9月にやっては?」

と、まあ、企画力だったら、誰にも負けない僕は、そういう提案をするわけですよ。

「いいですねー。それで問題解決じゃないですか!仮名吉武さんなんかにも久しぶりに会いたいし・・・やりましょう、敬老コンパ!」

と、すぐに、ノリノリのイケメン南くんだったりするわけです。

「で、場所なんだけど、マスター1年は、工学部が多いし、で、東小金井は、俺、コンパをたくさんやってるから、店のひとと顔見知りだから、安く出来るから」

「東小金井で、やろうよ。場所確保は、俺やるから・・・そのほうがかなり安く出来るから・・・どうよ」

と、僕が提案すると、

「まじっすか!飲み会のベテランのタケルさんが自ら動いてくれて、しかも安いなら・・・願ったり叶ったりです。是非お願いします!」

と、いうことになり、

「まあ、マスターの人間の参加は、俺が絶対確約するから・・・一年生の参加の方よろしくね・・・まあ、皆久しぶりの美術部飲み会だから、喜ぶよ、年寄り達も」

と、僕が念を押すと、

「大丈夫です。今年は一年生、女の子の方が多いですし・・・皆、先輩達を知りたがってますから、全員参加させます!」

と、イケメンで女性に強い、イケメン南くんをこちらの味方につけたのは、僕の計画通りです。

「じゃあ、参加人数だけ、あとで打ち合わせしよう。マスターの奴らの説得はお茶の子さいさいだから、まあ、心配しないで」

と、僕が言うと、

「タケルさん、そういうの上手いですもんね。まかせます。安心して待ってますから」

と、イケメン南くん。

「じゃ、そういうことで」

と、計画終了なわけです。


もちろん、僕はまず吉武を口説き、

「まあ、マスターで飲めるのも、そう機会がないし、美術部飲み会もひさしぶりだろ。皆で飲もうぜ。それに一年生は女の子綺麗だったぜ」

と、言えば、もちろん、吉武はイチコロ。

で、他のメンバーには、

「吉武が楽しみにしている飲み会だ」

ということを言えば、全員参加は、かーんたんに決まるわけです。


まあ、もちろん、これ、僕の多部さんへの恋を成就させるための、策ですからねー。

サクサク僕は動いていくわけで・・・もう僕は、ひとを動かすことについては、天才的だったりするわけです。


もちろん、多部さん本人にも手は打っているわけで、実は、あの最初に会った日、東邦生命ビルから渋谷駅へ向かう途中で、

「ねえ、今度機会があったら、是非、一緒に、お酒を飲もうよ。楽しくおしゃべりしようよ」

と、彼女に、言ってあるわけです。もちろん、

「はい。機会があったら、是非・・・タケルさん、楽しそうだし・・・」

という言質はとってあるんですね。


もう、策士は「千手観音拳」を繰り出しているわけですよ。

恋を成就させるために、僕は本気でした。


当時、よく覚えているのは、僕は年上の女性に、気に入られる男性だった、ということです。


僕は数理情報工学科に入った当初から、飲み会の幹事を瀬名くんと共にやっていたのですが、

専門課程に進んで東小金井キャンパスに来てからは、よく、東小金井駅北口にある、カラオケ付きの居酒屋さんに行っていて、

飲み会の幹事もやっていたおかげで、その店の店長さんとも、仲良かったんですね。


で、そこの店長さんが、35歳くらいの美人なお姉さんだったわけです。

このお姉さんが、僕のことを気に入ってくれて・・・飲み会なんかもかなり安くしてくれるわけです。

「え、こんなに安く・・・いいんですか?」

と、僕が聞いても、

「いいのよ・・・タケルくんには、いつもお世話になっているし、わたしの気持ちだから」

と、いつも笑顔で、言ってくれたんですねー。


そういう意味では、僕はこれまで生きてきて・・・多くの美人なお姉さんに、やさしくされて生きてきましたねー。

そういう意味では、今でも、同じですけど・・・明らかに僕と同い年くらいだなあと僕は思うんですが、

相手は、絶対に僕を年下と考えていて・・・「応援してるわ、少年!」的な雰囲気で、やさしくしてくれるので・・・そのあたりは、変わっていないですねー。


まあ、そのあたり、しあわせだったんですね。まあ、今でも、しあわせですけどね(笑)。


まあ、そういうことだったので、その時も、東小金井の居酒屋を予約しました。

すべて予定通り、計画通りに進んでいましたねー。


まあ、もちろん、僕としては、唯一の課題である、

「多部さんに、彼氏がいないこと」・・・これを確認することが、僕の第一目標でした。

ただ、僕が彼女に会った日、渋谷駅に向かう途中で、彼女と話した時に、

なんとなく、彼氏がいないような雰囲気だったんですよね。


だから、僕は自分の勘を信じて・・・「人生は必然だ」と考えて、

「僕が多部さんと出会ったのは、きっと必然だ。運命だったんだ。彼女はきっとフリーに違いない!」

と、強く信じて、飲み会を迎えるわけです。


その年の9月の15日に近い土曜日、僕らは東小金井のとある居酒屋に集まりました。

吉武を始めとしたマスター1年の面々と、もちろん、美術部現役組、そして、一年生全員がその飲み会に集まっていました。


もちろん、僕のお目当ての多部さんも笑顔で出席しています。

細身で、色白で、スラリと背の高い多部さんは、やっぱり、いつ見ても美人です。


僕は飲み会の主催として、乾杯の音頭をとり、

「じゃ、マスター1年と、新しい1年生と、お互い知り合う会として、また、いつもの美術部飲み会として、精一杯楽しもう!」「おう!」

ということで、楽しく飲み会は始まりました。


最初は、僕も真面目に、新しく入った一年生達と楽しくおしゃべりをして、お互い知り合いました。

まあ、この年は、女性が6人くらいいて・・・男性は2,3人だったような気がしますね。

なんか、女性の方がパワフルだったんですよね。

で、いろいろな人間と飲んで・・・僕の計画では、皆が酔っ払った辺りで、多部さんと二人で話そう・・・その方がいろいろな意味で、

しれっとやりやすそうだったから。策士はしっかりと策を練っていたんですねー。


で、皆が酔い出したその頃・・・僕は多部さんと二人で飲んでいました。

「そういえば、多部さんは、週末はどうしているの?」

と、僕はしれっと質問します。

「えーと、お掃除とか、買い物とか・・・でも、昼寝してることもありますねー」

と、機嫌良さそうに話す多部さんは、とっても、笑顔。

「え?彼氏とデートとかじゃないんだ?」

と、僕が言うと、

「わたし、彼氏なんていませんから・・・」

と、軽く目標達成・・・このあたりは、自然に聞き出せるんですねー。


もちろん、他にもいろいろ話して、

「タケルさん」

という存在を彼女に強烈に印象づけて・・・その日は目標達成でした。


「恋は冷静に、少しずつ進める」・・・それがその頃の僕の哲学でしたから・・・その哲学通り、計画は進んでいました。

彼女のやさしい笑顔も、僕に強烈な印象を与えました。

僕はその時思ったんです。

「やっぱり、この女性は、相当、美しい・・・学芸大の男どもが、はしゃぐわけだ!」

そんなことを思いながら、僕は上機嫌で、帰っていきました。


「さて、次の手は・・・」


僕は帰りながら、腕を組んで次の計画を考えていました。

そして、ある考えに達して、僕はニヤリとほくそ笑むと、月の出ている夜空を見上げたんです。

夜は静かに更けていきました。


(つづく)


ってな感じでしょうか。

いやあ、全部で4回くらいになりますかねー、これ。

しかし、まあ、この恋に関して言えば、その前で痛い目にあってますからねー。

かなり、まっとうな進め方をしている感じです。


しかし、あの頃は、僕も策士でしたねー。

書いていて、なかなか、楽しいです。はい。


さて、今日も寒くなりそうですが、今日も忘年会に呼ばれています。

ま、楽しく一日を過ごしていきましょう!

その前に、仕事仕事。


ではでは。