私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

毒戦 BELIEVER

2019-10-22 18:14:12 | 映画鑑賞
麻薬組織を牛耳る@イ先生と呼ばれる男を追いかける麻薬捜査官・・・なんの手掛かりも得られず、捜査が行き詰った時に彼が選んだのは組織から捨てられたと思われる若い男性と組んでイ先生をおびき出すことだった。
 
黒幕であるイ先生を捕まえたいと思っている麻薬捜査官が、そもそも誰がイ先生だか分からない。
イ先生が見捨てたと思われる若い男性を手先に遣い、中国人クライアント相手に一芝居打つものの、誰もイ先生が誰だかを知らず、お互いに腹を探りながら命がけで麻薬の取引をする。更に自らがイ先生だという者が現れるが、それが本当なのかどうかも分からない。
 
誰もがイ先生に怯え、イ先生の名前を連呼する。捜査官も姿の見えないイ先生の術中に嵌り、麻薬中毒ならぬイ先生中毒になっているような、とにかくクレージー極まりない場面が続く。
 
ミスコリア出身のキム・ソンリョン、ドラック中毒の愛人を演じたチン・ソヨン など女優陣の捨て身の演技も凄いが、
 
麻薬捜査官を演じるチョ・ジヌン。
イ先生から捨てられた男を演じるリュ・ジュンヨル 。
クレイジーな中国クライアントを演じるキム・ジュヒョク。
父親に見捨てられることを恐れる財閥二世を演じるチャ・スンウォン。
この男性俳優陣の演技が、誰に操られているのか分からない重苦しくねちっこい映画の雰囲気を醸し出しているのだ。
 
その重苦しい雰囲気を一瞬でも和ませるのはどこまでも広がる塩田の風景だったり、空から見る雪原風景なのだが、実はその風景こそ麻薬に一番密接につながる風景だとは。。。なんとも奇妙な思いに捕らわれる。
 
オリジナルの香港映画(ドラック・ウォー 毒戦)とは全く別テイストの仕上がり。
 
ドラッグ・ウォー / 毒戦 [DVD]
ワイ・ガーファイ,ヤウ・ナイホイ,リケール・チャン,ユ・スィ
エプコット
 
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2018年の秋、香港旅行の際に飛行機の中で鑑賞。今回大きなスクリーンで再度鑑賞。
 


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