私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

男が愛する時 第17話

2013-05-31 22:00:56 | 韓国ドラマ あ行
病院に担ぎ込まれたジェヒの兄の横で不安な様子のテサン・・・

だれがやったのか、何故自分があの工事現場に呼び出されたのか、ちょっと考えればわかりそうな話のような気がする。左腕を疑う様々なおぜん立ても出来ているようだし。(さらに左腕は頭をつかって証拠を積極的に消している風でもない)

後輩である右腕を心配しつつ、自分の家を出るミドを静かに見送るテサン。
「俺が悪かった・・・」と穏やかに謝り、あんなにミドの固執していたのが嘘のようだ。
ミドもテサンを残して自分の家に戻るのがちょっと心苦しい風にも見える。
(このドラマ、皆がどこに行きたいのか本当に分からないドラマだ。

ジェヒの兄の言葉通り、兄弟二人の祖母の写真の後ろに隠してあるジェヒの兄の遺書を読み、すべてを知ることになるテサン。

祖母が乳飲み子のジェヒを金持ちの家からもらってきたこと。
祖母が亡くなった後、ジェヒの父親がジェヒを探しにくるものの、一人になりたくなかったジェヒの兄は孤児院に預けたと嘘をついたのだ。
その男の残した名刺・・・男は香港で成功したのだ。そしてテサンの弟を養子にし、今回何も知らずにテサンの会社に投資しようとしているのだ。

ジェヒがテサンの事を心配するのは、テサンも自分と同じ一人だから・・・ということはよくわかった。ここは納得できるが、ドラマが急に兄弟探しみたいな話になっているのが、本当に意味不明だ。
テサンはジェヒの兄の手紙を読み、涙を流し、そして傷心をいやすためになぜか突然山に・・・
ジェヒは自分の家に置きっぱなしになってあった携帯がテサンのものと気づき、「全ての黒幕はテサンだ!」とは当然テサンを疑うのだが(当然・・・ここで当然という言葉を遣わなければならないところがこのドラマの一番大きな問題点・・・)
黒幕がジェヒの考える通り、テサンだったらどんなにすっきりした分かり易い展開だったことか。
しかし黒幕はテサンではない。中途半端に恋を諦めたテサンに、黒幕になるエネルギーはなし。
しかしジェヒは訳も分からず、すべてをテサンのせいにするのだ。
ジェヒの気持ちは分かるが、これもまたどうも説得力が弱い展開。

なんとかしてテサンに復讐をしたいジェヒは、なんと香港の投資家に投資の話を持ち掛けるのではなくなんとテサンの会社を買収するように持ち掛けるのだ。
こんな裏切り。。。。
こんな展開は、本来ならもっと衝撃的に感じられるはずなのに、そういう雰囲気が全然ないのは、このドラマがどこに行きたいのかちっともわからないからだろう。

ジェヒの兄の手紙から母の食堂の存在を知り、食事に行くテサン・・・・涙ながらに食事をする場面は感動的なのだが、どうも中途半端な展開にその感動が埋もれてしまうのだ。。。。

これでこのドラマの主要出演者は、ほぼ全員テサンの母の食堂で食事をしたんじゃないだろうか。
隠れた集いの場になっている、テサンの母の食堂だ。