建築学概論

「家を建てて欲しいんです。」と突然自分の元を訪ねてくる女性。
彼女の事を思い出せないでいると、「大学で一緒の授業を取っていたじゃない。」という彼女。
音楽専攻だった彼女はなぜか建築学概論を自分と一緒に履修していたのだ。

彼女が何故自分の元を訪ねてきたのか。十数年前の事を思い出す男性。
昔の思い出とあわせ、何故今彼女が家を作ることに固執するのか・・・という彼女の現在が少しずつ分かってくる。そして十数年ぶりに大学生時代の自分の気持ちを思い出す男性。
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「みんな誰かの初恋だった」という映画のキャッチコピー。短い言葉でこの映画のことを表していると思う。
「さびしい時に初恋を思い出す」ではセンチメンタルすぎる。
「初恋はみんな懐かしい」では大雑把な感じだ。
昔の恋を思い出す人もいれば、忘れて前に進むだけの人もいるだろう。でも誰にでも初恋はあったのだ。それを思い出すか忘れたままで過ごすかは、その人の人生そのもの。
「みんな誰かの初恋だった」というキャッチコピーそのままの映画だ。

大学生時代と現代と全く違う役者が演じていることで違和感を覚える人もいるだろうが、私は１度で２度美味しいと、お得な感じで鑑賞。

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