九家の書 第１１,１２話

（周回遅れで見ているが結構面白いドラマだ。）

養父のところで一緒に育った兄から「妹を助けてくれ！」と頼まれたガンチ。
彼にとっては養父一家は本当の家族同然だ。助けに行かないわけがない。
キーセン宿に売り飛ばされてしまった養父の娘を助けるべく乗り込んでいくガンチ。
武道館の男達をガンチに仕立て、敵方の目をくらまし、娘を助ける手助けをするヨウル。
（ガンチを思う気持ちだけでなく、判断力あり、さらに戦術にもたけているのだ。）
娘を無事に連れ出すことが出来たガンチだが、彼女まで一緒にヨウルたちのもとで世話になるわけにはいなかい。
（ヨウルの父としては、自分がガンチの父親を殺めたという負い目がある。ガンチがそれを知ったら復讐する道を選ぶのか、それが自分の娘であるヨウルにどんな影響を与えるのか、心配しないわけがない・・・）
ヨウルに挨拶もせずに娘と二人旅立つガンチだが、兄はあの悪代官にガンチを差し出すと裏取引していたのだ。家族と思っていた兄に裏切られ、獣の力を押さえていた腕輪を引きちぎられることで、娘に獣に変身した姿を見られることになってしまう。

「ガンチはそんな獣じゃない。」とガンチの元を逃げ出してしまう娘は結局悪代官の元に戻ることに。

傷ついたガンチを探し出すのはもちろんヨウルだ。自分の手を握りしめるヨウルを訝しがるガンチだが「あなたを信じて、自分のやりたいようにやるだけ。これが私の心だから・・・」と答えるヨウル。

女の子の信じる気持ちが伝わってきて、非常にかわいらしい。思わず時代劇であることを忘れてしまう位だ。