YUKI

言語、言語で表現できることすべて

アイドル完全体

2007-11-17 14:47:39 | Weblog
アイドル=idol=偶像

アイドルは、崇拝の対象なんですが
強さと弱さの微妙なバランスが「肝 キモ」なんだねぇ。

学部は英文学だった関係で、旧約聖書のモーゼと、
英文学のシェイクスピアが気になるアイドル的存在だったのです。

はっきり言って二人とも大嫌いですた。

しかし英文学をやってると、ど~しても旧約・新約聖書は
ちゃんと読まんと話にならないのですよ、これが。
当時ハマっていた筒井康隆の『バブリング創世記』を読んだのをきっかけに
旧約・新約、きっちり読んでみたのです。

さすが永遠のベストセラーで、物語として面白い。
意外なことにモーゼはしょっちゅう「泣き」が入ってまして
そのたびに宇宙人っぽい「神」が助けてくれるのです。

「泣き」が入るからこそ、いいんですなぁ。
モーゼもいいじゃぁないか!と思えてきたのです。
これもワン・パタ~ンなんだけど、しょ~がないネ。

もう一人シェイクスピアなんだが
大学院受験で、文学史的問題が出るらしかったので
数万円する、分厚い英文学、米文学の専門書で勉強しなおしますた。
小田島雄志訳の新書版全集も揃えたのですよ。
その結果、シェイクスピアは別格でいいじゃぁないか!
と思えるようになったのです。
実際、別格ですから、事実を追認しただけなんだけどね。

シェイクスピアは学歴もなく、実在したかもあやしい人物とのことですが
「シェイクスピアは大学に行かず
 エリート意識がなかったから
 生き生きした作品が書けたのだ」
という小田島雄志の指摘は、真実だと思うのです。

当時は、今ほどはネ申的評価を受けずに
流行作家の一人だったらしいところもよいですなぁ。
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