YUKI

言語、言語で表現できることすべて

アドラー心理学について知っているニ三の事柄…非行の5段階と猟奇的事件

2014-08-03 23:24:43 | Weblog
アドラー心理学というか「個人心理学」は、
日本ではなぜかマイナーな存在なんだが、
なぜか最近、注目されつつあるような気がする。
「嫌われる勇気」が売れたりねw

まぁ、それだけ実効力のあるものが求められているのだろう。
現実は、ますます過酷になっているのである。

さて、アドラー心理学は、
基本的に未来志向で目的論的かつ、
人間を共同体的存在ととらえている。

だから、子どもの非行をアドラー心理学では
「(共同体にとって)不適切な行動」という言い方をして、
そのダメさ加減を5段階に分類している。

まぁ、ホント、人間には自由意志なんてないんじゃぁないか
と思えるくらい、典型的なパターンをたどるんですなぁ。

適切な行動で目的を達成する「勇気」を失うと、
子供は(大人もそうですが)不適切な行動で目的を達成しようとします。

子供の場合、その目的は「所属欲求を充たす」であることが多いようですなぁ…

①賞賛を得る
これが不適切なのは、人が見ていなければ、ほめられなければ
適切な行動をしなくなってしまうから。

②注目を集める
注目を集めるために、何度でも叱られようとする。

③権力を握る
②の段階で押さえつけたり、無視すると、
子どもは権力闘争を仕掛けてきます。

④復讐をする
子どもは権力闘争で勝てないと分かると、復讐の段階に入ります。
自分や親が傷つくようなことをして、親に復讐するのです。

⑤失望させる
最終的には、ひきこもりなど、親を失望させようとします。
何も期待されなければ、何も求められませんから楽でしょうね。

さて最近、巷をにぎわせている猟奇的な事件…
③段階なら、なんとかたち直れるそうですが、
完全に④逝っちゃってますねぇ。

被害者のご冥福と、第二の被害者が出ないことを祈るばかりです。

合掌

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)
クリエーター情報なし
ベストセラーズ
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AV嬢「立川理恵」について知... | トップ | きゃりーぱみゅぱみゅ vs... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事