YUKI

言語、言語で表現できることすべて

文化、文明の方向性

2008-05-17 23:09:54 | Weblog
北京オリンピックで中国が俄然、注目されて気がついたことがある。
四川地震や、中国国内での「松坂牛」登録商標などもそうなんだが、
日本の文化、文明と中国のそれは随分と方向性が違うのである。
優劣云々というと批判も多いであろうが…

例えば、耐震構造に関する考え方でも、日本の昔の宮大工は
五重塔など現代科学以上ともいえる芸術的な作品を作り上げている。

韓国は、圧倒的な中華思想の影響を受けてきたのだが…
京都大学の万能細胞…IPS細胞は、韓国で捏造騒動が起こった万能細胞の
更に上を行くものを実際に造って見せた。

日本は、愚直なまでにとことん究める…「道」を求めるんだね。

宇宙ステーションに取り付けられた日本のユニット「希望」は
超高速で飛来する宇宙のゴミをまともに受ける位置にある。
それに文句をつけるでもなく、ショック・アブソーバを取り付け
実験・研究してる。
日本の役人どもは、自分たちの無駄使いを棚にあげ、
予算不足を理由に実験打ち切りのタイム・リミットを突きつけている。

宇宙由来の新素材・新データ…少々のヒットではなく
大ホームランが出ないと、打ち切られてしまうそうだ。

創意無限!プロジェクトXにあった言葉だが、
逆境の中でこそ生きる言葉なのかな?

国内の資源が乏しいにもかかわらず、300年に渡る鎖国の歴史が、
創意工夫の文化、文明を生み出したという説がある。
江戸時代の日本は、資源の完全リサイクルに近い生活をし
寺子屋という素晴らしい教育システムを生み出していた。

確かに日本文化は、外国語学習には向かない。
その場その場を適当に切り抜けていく要領のよさが
外国語上達には役立つが、日本文化は、それを潔しとはしない。
それでも、時間をかけて愚直に「道」を求める姿勢は
人類のために、もっと素晴らしいものを生み出せるのではなかろうか?
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