現在時制が、単純に「現在」のことを表すわけではない!
ということは、いくら強調してもしすぎることはありません。
(う~ん、かなり翻訳調に毒されて?ます)
現在時制が表すのは、過去・現在・未来にわたる
①一般的事実や真理
②変わらぬ性質や習慣
ということを例文とともに体得させねば♪
たしかに Here he comes! は現在の瞬間的なことですし
Enter the dragon.(ドラゴン登場)などのような台本のト書きや
実況中継的な言い方では、現在形を使いますが…
特殊な用例と考えるべきでしょう。
では、現在のことをどうやってあらわすのか?
現在行われている動作なら「現在進行形」があるではないですか!
I read books. 私は本を読む習慣がある。
I am reading a book now. 私は今、本を読んでいる。(進行相)
be -ingという進行形は「相」aspectの一つです。
話者が、その動作を次のように捉えていることを表します。
①行為者の意志で中断できる動作である。
②行為の流れ全体の一部・途中である。
「相」には「完了相」もありますが、
be -ing にも「完了(に近づきつつある)相」的な意味があります。
The dispute is growing into a serious problem.
その論争は深刻な問題になりつつある。
進行形には「~ている」の他に「~つつある」という意味もあるのは
なぜか、見落とされがちなのです。
さて、have -ed 完了形について、
*I decide the question. 私は、その問題にけりをつける習慣がある。(意味不明)
I have decided the question. 私は、その問題にけりをつけた。
完了形にも「継続相」的意味と、「完了相」的意味があります。
進行形にできない「状態動詞」の完了形は「今まで、ずっと~している」
という「継続相」を表します。
I live in this city. 私はこの街に住んでいます。(過去・現在・未来にわたり)
I have lived in this city since I was born.
私は、生まれてから今までずっとこの街に住んでいます。
進行形にできる「動作動詞」の完了形は「~してしまった」
という完了相を表します。
I read the book. 私はその本を読む習慣がある。
I have just read the book. 私はその本を読んでしまった。
…では、「動作動詞」で継続を表すには?
せっかく進行形にできるのですから…
I have been reading the book.私はその本をずっと読んでいる。
進行形は、流れの途中ということを表しますから
「これからも読み続ける」ということを含意しますね♪
ただし、この動作・状態というのは絶対的なものではなくて
状態動詞と言われる live や think だって動作動詞的に扱われて
進行形にできます。
I have been living here. 私は一時的に、ここに住んでいる。
I have been thinking about you.私は(意識的に)あなたのことを考えている。
前述の①②のニュアンスが出てくることになりますね。
さて、ここで忘れてならないのは!!
She has lived in Paris. 彼女はパリに住んだことがある。
I have read the book. 私はその本を読んだことがある。
という風に状態動詞も動作動詞も「経験:~したことがある」
という意味が可能なことです。
過去の状態-ed を 今 have しているというのが現在完了形ですから
「経験」は、まさにその通りの意味なのです。
完了形というと「~しまった」とばかり訳していては
しまった!
ということになりかねません。
なにごとも「経験不足」は、よくありませんよ♪
ということは、いくら強調してもしすぎることはありません。
(う~ん、かなり翻訳調に毒されて?ます)
現在時制が表すのは、過去・現在・未来にわたる
①一般的事実や真理
②変わらぬ性質や習慣
ということを例文とともに体得させねば♪
たしかに Here he comes! は現在の瞬間的なことですし
Enter the dragon.(ドラゴン登場)などのような台本のト書きや
実況中継的な言い方では、現在形を使いますが…
特殊な用例と考えるべきでしょう。
では、現在のことをどうやってあらわすのか?
現在行われている動作なら「現在進行形」があるではないですか!
I read books. 私は本を読む習慣がある。
I am reading a book now. 私は今、本を読んでいる。(進行相)
be -ingという進行形は「相」aspectの一つです。
話者が、その動作を次のように捉えていることを表します。
①行為者の意志で中断できる動作である。
②行為の流れ全体の一部・途中である。
「相」には「完了相」もありますが、
be -ing にも「完了(に近づきつつある)相」的な意味があります。
The dispute is growing into a serious problem.
その論争は深刻な問題になりつつある。
進行形には「~ている」の他に「~つつある」という意味もあるのは
なぜか、見落とされがちなのです。
さて、have -ed 完了形について、
*I decide the question. 私は、その問題にけりをつける習慣がある。(意味不明)
I have decided the question. 私は、その問題にけりをつけた。
完了形にも「継続相」的意味と、「完了相」的意味があります。
進行形にできない「状態動詞」の完了形は「今まで、ずっと~している」
という「継続相」を表します。
I live in this city. 私はこの街に住んでいます。(過去・現在・未来にわたり)
I have lived in this city since I was born.
私は、生まれてから今までずっとこの街に住んでいます。
進行形にできる「動作動詞」の完了形は「~してしまった」
という完了相を表します。
I read the book. 私はその本を読む習慣がある。
I have just read the book. 私はその本を読んでしまった。
…では、「動作動詞」で継続を表すには?
せっかく進行形にできるのですから…
I have been reading the book.私はその本をずっと読んでいる。
進行形は、流れの途中ということを表しますから
「これからも読み続ける」ということを含意しますね♪
ただし、この動作・状態というのは絶対的なものではなくて
状態動詞と言われる live や think だって動作動詞的に扱われて
進行形にできます。
I have been living here. 私は一時的に、ここに住んでいる。
I have been thinking about you.私は(意識的に)あなたのことを考えている。
前述の①②のニュアンスが出てくることになりますね。
さて、ここで忘れてならないのは!!
She has lived in Paris. 彼女はパリに住んだことがある。
I have read the book. 私はその本を読んだことがある。
という風に状態動詞も動作動詞も「経験:~したことがある」
という意味が可能なことです。
過去の状態-ed を 今 have しているというのが現在完了形ですから
「経験」は、まさにその通りの意味なのです。
完了形というと「~しまった」とばかり訳していては
しまった!
ということになりかねません。
なにごとも「経験不足」は、よくありませんよ♪