YUKI

言語、言語で表現できることすべて

法 Mood

2007-04-04 14:36:19 | Weblog
法 Mood
文が表す出来事の現実との関係(事実的か反事実的か)や
意図、聞き手に対する態度などを表します。

次のうち、仮定法の形と意味を理解することが急務ですなぁ。
直説法 indicative mood →事実的
仮定法 subjunctive mood →反事実的
命令法 imperative mood

例えば、大学入試の課題英作文には次のようなものがあります。
「自分の生まれ育つ国を選べるとしたら…」
「宝くじで1億円当たったら…」

事実に反していたり、可能性が極端に低かったりするので
仮定法を使うことが合格ポイントになります。

また、長文読解や下線部和訳でも仮定法の訳し方が合格ポイントなのですよ。
助動詞の過去形がでてきたら
①仮定法である
②時制の一致の結果である
のどちらか、瞬時に判断すること!
まぁ、微妙~なこともよくあります。
とにかく、助動詞の過去形が出てきたら
まず、仮定法かな?と考えてみることです。

基礎の基礎として、単なる条件文と仮定法の文について
その違いを確認しておきましょう。

③ I will hire you if you are clever.
④ I would hire you if you were clever.

③条件文→「君が(実際に賢いかどうかわからないが)
      賢ければ、雇うよ。」
④仮定法→「君が(実際は賢くないのは分かっている)
      賢ければ雇うのになぁ(雇わないよ~!)」
  →直説法で言うと
     I will not hire you because you are not clever.

仮定法が使えない人は、アタマが「カテェ~ホゥ」ですね♪

ここで素朴な疑問…
「なぜ過去形を使うのだろう?」

非常に「空間的」な発想をする、英語母語話者たちは
現実との「距離感」として「法」をとらえているようで
過去形にすることによって、その「距離」を表現しているのだそうです。

まぁ、なんとな~くイメージして
分かったような気になることが大事なのですね、この場合。
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