YUKI

言語、言語で表現できることすべて

どうすれば「英文法」が…

2007-03-26 00:29:11 | Weblog
「どうすれば、英文法ができるようになりますかァ?」
女の子2人組に廊下で呼び止められますた。

私→「う~ん。英文法がすべての基礎というけれど、
   例外を覚えて穴埋め問題ばかりやってもねぇ。
   読解や作文の基礎となる英文法には
   これを読むといいよw」

と言って『山口英文法講義の実況中継』を勧めますた。
ネクサスという考え方を取り入れていて説明も論理的なところが
よいのです。

私が不思議に思うのは、学校で採用する文法書は、
なぜ実際の役に立たないものばかりなのか?ということ。
使える受験参考書を買わせれば、生徒も個人で買わなくて済むのにネ。

さて、私の文法指導は学校文法の枠組みにはこだわりません。
nexusの他に、統語論syntaxという言葉も使います。

品詞概念を学校文法の基礎として位置づけますが、
いわゆる5文型にはこだわりません。
複雑な文を分析する際の便宜的なものとして扱います。
すべての文が5文型で分類できるわけではありませんからねぇ。
Fire! 火事だ!
これも立派な文ですが、何文型になるのでしょう?

時制の指導では、時制→述語動詞の形と定義して
tenseは現在と過去だけ
としたうえで「相」aspect の概念を紹介します。

世界観というか世界認識の方法としての文法
という風に文法を捉えているので、
このように指導せざるを得ないのです。

もともと、私が英語を学び続けるために教員になったのも
英語話者の世界観に興味があったから♪
「頭の中に英語がつまっている人には
 この世界はどのように見えるのだろう?」
これが学習の動機です。素朴といえば、素朴かなぁ?
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