YUKI

言語、言語で表現できることすべて

英語の発音と聴覚像

2007-12-07 00:14:12 | Weblog
中学の英語の先生に質問されますた。
発音記号の[w]と[u]の違いは何か?
という質問です。

私には、この質問の意図すら分からなかったのですが、
要するに、その先生は母音・子音の違い
調音の仕方が全く分かっておらず、
ただカタカナの「ウ」で近似してきたのだろう、
という質問者自体の問題点は、直感的に理解できますた。

[w]は、キスするみたいに、唇を丸めて突き出せという記号
[u]は、唇を丸めるけれども、子音の[w]ほど
唇をすぼめる必要はない。
という風に説明しておきますた。

まぁ、現在日本国内で販売されている英語辞書や英語教材、
教科書に書かれている発音記号の殆どがIPA
(International Phonetic Alphabet国際発音記号)なんだが、
発音記号は、記号とセットになってるルール一式を知らないと
変な訛りをつけてしまうという弊害もあるのですよ。

発音記号は、音声学を一通りやって精密表記もある程度
読めるようでないと理解しているとはいいがたい。

私の場合、中学1年の夏休みに
参考書の付録にあった、発音記号の解説を見て
唇の開き、舌の位置をこうやって調音すれば
このような音がでる、ということを
つまり聴覚像アクースティック・イメージを
身に着けようとしてみたのです。

英語の聴覚像を、ほぼ習得するのに夏休み中かかっちまいました。
カタカナ音が染み付いていて、ど~しても
カタカナ音を仲介して理解しようとしてしまうんですなぁ。
これは、無意識レベルの問題でした。

カタカナ音を仲介せずに、
英語音のイメージを染み込ませるのは大変!!
いかに自分が日本人であるかを思い知りましたが
夏休みが終わる頃には、英語の聴覚像が出来てました。
それは、今でも役立ってます♪

やはり、学習の初期に聴覚像を習得することは
大切だと思うのですよ。
そのためには、正確に調音した自分の声を何度も繰り返し
聴く事が最も効率が良いと思いますよ!!

それは、技能教科としての英語における、
最も基礎となる練習なんでしょうね。

野生の勘で中1のときにやっておいて、
本当によかったと、しみじみ思う今日この頃…
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