YUKI

言語、言語で表現できることすべて

恐怖の原風景

2009-06-18 23:42:37 | Weblog
昔の少年サンデーとか少年マガジンの特集は本格的なもので、
幼心には「恐怖の原風景」になってるものがあります。

疲れると、夢に出てくるやつ…
シー・サーペントの画像も、その一つ。

夢に出てくるのは海ではなく、
どっちかというと沼っぽいんだが
主(ぬし)というか巨大生物がいる雰囲気ありありのところに
泳げない私が落っこちそうになるというパタ~ン。

結局、水の上を歩いたりすることになるんだが…

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「山本文緒」について知っている二三の事柄

2009-06-18 21:30:29 | Weblog
しょこたんブログがきっかけで読むようになった
「石田衣良」に続いて「山本文緒」も読み始めた。

「プラナリア」という短編小説集。

実は、全編「プラナリア」なんだと思い込んでた。
巻末からちらほらと読み始める癖があって
妙にリアルな作品世界にひきこまれて読み込んでしまったのが

「あいあるあした」

バツイチで居酒屋を経営する中年男と
若く見えるが、実は「男」と同い年の
ファニー・フェイス・ホームレス女の物語。

語り手が男で、妙にハマッってるので
作家「山本文緒」の性別が気になったんだが
「プラナリア」は、乳がんになった若い女性が語り手…

ググッて見ると公式ホームページもあり、
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fumio/
結構、饒舌な「女性」です。

漫画家志望→OL→コバルト・ノベルの佳作→作家

しょこたんと逆で、物語は書けるのに絵が描けないので
元々漫画家志望だったのを諦めたのだとか。

自身の作品を「文字で読む少女漫画…」と本人はのたまうが
短編の名手と云われた「吉行淳之介」の作品世界を
久々に思い出しましたネェ。

妙にリアルに日常のワンシーンを描き出す半面
中途半端な感じで「暗示的」に終わるんだが、
作品世界は、きちんと完結しているんだねぇ。

ささやかな ダメ男・ダメ女・お酒

まぁ、愛すべき存在たちです♪

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不可解な天使

2009-06-18 00:19:39 | Weblog
しょこたんeyes で紹介されてた
「恋活遊園地」取材譚ブログを読んでみた。

エンタメ・フロントライン/
2009年06月11日 11:06のエントリーなんだが
タイトルが不思議で

「中川翔子を初投与 不可解な天使に救われる」

なぜ、「投与」なのかはプロフィルを見たら判明。

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宮崎晃のプロフィル
 みやざき・あきら 共同通信社記者。
2008年、Mr.マリックの指導によりスプーン曲げに1回で成功。
人生どんなに窮地に立たされても、エンタメとユーモアが救ってくれるはず。
このシリーズは、気の小ささから、しょっちゅう瀕死の男が、
エンタメ接種を受けては書くコラム。
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エンタメは一種の「薬」という扱いなんですねぇ。

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▼会見の最後のフォトセッション。
お笑いコンビ、フォーリンラブの2人が手と手を合わせてハートを作ると、
2人の間に立った中川が金の弓矢でハートを射抜くポーズ。

そこまではいい絵づくりだったが直後、
ハートに矢をすこすこと出し入れし始めちゃう中川。
前から5列目の記者席で「こらこらこらこらっ」とつぶやく私。
最前列では居並ぶカメラマンたちから「うぉーい」と声が上がったそうだ。

 「プロだなぁ」と、ここで中川に感心したわけではない。
彼女はどちらかと言うと無邪気な笑顔をしていて、
狙ってすこすこしているのか否か、見ていて判断がつかないのだ。
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いやぁ~、こういうの聞くと しょこたんの
「考えるヒトコマ」で見せたシモネタというか
オヤジ的発想を思い出しちゃいますねぇ。

しょこたんの中身は、結構、オヤジ要素も高いし
「腐女子」を自認してるわけですからw

著者が興味を示したのは、見事な話術を披露した後、
質問タイムで、例によってしょこたんが
ちょっと「きょどった」から。

台本とは無縁のライブ感に惹かれた模様。

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▼この日、中川は自分デザインのキューピッド衣装を着て、
遊園地へのあふれる熱い思いを自由に語り、
「妄想で丼飯3杯は食べられます」とか
記事に使いやすい言葉もしっかり提供していた。
なのに、報道陣からの質問タイムでは
「どんなこと聞かれるんだろう」といった顔で緊張し、
オドオドした部分が垣間見えた。
そのことが意外で、私の関心は電撃的に彼女に吸い寄せられた。
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著者が、中川翔子のプロ意識というか凄さを実感したのは
正規のフォトセッション終了後のこと。

バッカルコーン・ポーズなどを次々と繰り出したのだ。

アイドル・グラドル・ジョジョ・戦隊・セラムンマニア
である面目約如♪…本領発揮というやつです。

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▼フォトセッションが終わった。
中川が舞台袖へ消える直前でもまだ、
貪欲なカメラマンたちから「ここ、ここください!」
と目線を求める声が飛ぶ。

こうした場合、多くのタレントは「会釈」「ニッコリ」
「ピースサイン」などで去っていく。

中川は違った。
衣装の助けもあるだろうが、立ち止まり、
にわかにキリッとした顔つきに変わり、何かのモードに入った模様。
大好きなヒーロー戦隊モードなのか、
あるいはセーラームーン的なものなのか、
自らポーズをいくつも繰り出し、決めるたびに
「ハッ」「ハッ」と小さく声を発しているかのようだ。
私はオタクじゃないのだが、半ば感動していた。



▼中川は「サービス精神旺盛なプロ」かも知れない。
が、「プロ」という言葉が「手だれ」とか「戦略的」の意味も
含むとすれば、ややしっくりこない。
彼女はとにかく好きな物事への情熱で動いているようにも見えるし、
「中川翔子」に求められる何かを本能的に察知し、
反応しているようにも見える。
さらにはあの“無邪気”さ…。

私が中川翔子をよく知らないだけかもしれないが、
この不可解さは、とてもいい。

▼あ~、なぜか松田聖子を思い出す。


▼会見に同行したカメラマンの先輩と私は、
東京ドームシティ内の会見場を出た。
「いやすごいっすね、中川翔子は」
「ホントホント、えらい」
「もうバッカルコーンするしかないっすよ」
「私もね、今年の夏はバッカルコーンだ」。

訳の分からない会話をしながら、
青空に突き刺さるスカイフラワーを見上げた我々は、
会見前よりも少し元気になっている自分に気付いた。(敬称略)

(宮崎晃の「瀕死の私にエンタメを」=共同通信記者)
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ただの会見のはずが、「瀕死」の人間さえも元気にする
良質のエンタメだったというのは…
エンターティナー中川翔子の凄さを表すエピソードだと思いますし
しょこたんの魅力を的確にとらえる筆者の眼力と筆力に脱帽。

私は、無邪気な天使の顔して
「すこすこと、矢をハートに出し入れ」しちゃう しょこたん
というのが、たまらんですなぁ~

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