大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

ソバの脱穀・選別作業

2012年11月13日 | 有畜複合農業

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先日、ソバの脱穀作業をしました。

刈り取ったソバを縁側で10日間ほど乾燥し、乾いたソバの束を木鍬でたたき実を落とす作業です。脱穀したソバには、茎や葉などのゴミなどが混じっていますので大きなゴミはふるいで取り除き、小さなゴミは唐箕(とうみ)に掛け選別します。

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一年ぶりに長屋から出してきた唐箕。

昨年はエゴマとソバの選別に使い、それ以来の出番です。

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唐箕は、上にある受け口から脱穀したソバを流し込み、わきにあるハンドルを回すと内部の羽が回転して風が起きます。茎や葉、軽いソバは吹き飛ばされて重いソバだけが下の口から出てくる仕組みです。吹き出し口から褐色のごみが飛び出しています。

ソバの栽培に取り組んで3年目、1年目よりは2年目、2年目よりは3年目と収量が上がるのではと期待しましたがまるで逆の流れ、今年は最悪の出来栄えでした。種のまき方にも手間をかけ、これまでは花さか爺さんが灰を撒くようなバラ蒔きでしたが、筋蒔きにしました。栽培面積も増やしたのですが、来年の種分の収量しかありませんでした。あげくにはかつて見られなかったハムシ類やテントウムシ類、イモムシなどの害虫がたくさん現れました。

振り返って減収の原因と思われるものを探ると、干ばつと猛暑や強風による倒伏等が考えられますが、栽培には、作物の特性を知り、自然の変化を読み取って先手を打つという手立てが必要だったのかもしれません。「ソバは荒れ地で、放っておいて育つ」と言われる言葉を信じてきましたが反省を促されました。


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