手作業による田んぼの除草作業の第1回目がようやく終わりました。重労働の作業でしたが、時々草取りの手を休め、田んぼで動き回るクモを追ってみました。
我が家の田んぼに、最も多くいるハシリグモです。水の上をすいすい走り回る技に、最初はミズグモかと思いました。
卵のうの中で孵化した幼体を、背中の上で子育てをするコモリグモ。
コモリグモにカメラを向けると、気配を感じたのか素早く水の中にもぐり、田んぼに浮かんでいた葉裏に隠れてしまいました。数秒後、葉をひっくり返すと水の中で身をひそめていました。子を守る母親の本能なのでしょうか?
水の中にもぐった、子グモたちは、呼吸ができるのでしょうか?一瞬心配しましたが何もなかったように水面に上がってきました。(クモは足の付け根や太ももで気泡を作ることができるそうです)
この写真は、陸上で子グモを背中に子育てしているコモリグモ。
*コモリグモの仲間はかつては「ドクグモ」と呼ばれていましたが、母グモは卵を産むと大事に抱えて持ち運ぶだけではなく、孵化した子グモたちを背中に乗せて守ることから「子守りグモ」と呼ばれるようになったそうです。
無農薬の田んぼには、いろんな生き物が住んでいます。稲の害虫であるドロオイムシやウンカも発生しますが、クモの仲間が害虫を捕食してくれ、田んぼの天敵として害虫駆除の大きな役割を果たしています。
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