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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

田んぼの益虫 クモ

2012年07月04日 | 生き物

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手作業による田んぼの除草作業の第1回目がようやく終わりました。重労働の作業でしたが、時々草取りの手を休め、田んぼで動き回るクモを追ってみました。

我が家の田んぼに、最も多くいるハシリグモです。水の上をすいすい走り回る技に、最初はミズグモかと思いました。

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糸で包み込んだ 卵のうを大切に抱えて、動き回るクモ。

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卵のうの中で孵化した幼体を、背中の上で子育てをするコモリグモ。

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コモリグモにカメラを向けると、気配を感じたのか素早く水の中にもぐり、田んぼに浮かんでいた葉裏に隠れてしまいました。数秒後、葉をひっくり返すと水の中で身をひそめていました。子を守る母親の本能なのでしょうか?

水の中にもぐった、子グモたちは、呼吸ができるのでしょうか?一瞬心配しましたが何もなかったように水面に上がってきました。(クモは足の付け根や太ももで気泡を作ることができるそうです)

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この写真は、陸上で子グモを背中に子育てしているコモリグモ。

*コモリグモの仲間はかつては「ドクグモ」と呼ばれていましたが、母グモは卵を産むと大事に抱えて持ち運ぶだけではなく、孵化した子グモたちを背中に乗せて守ることから「子守りグモ」と呼ばれるようになったそうです。

無農薬の田んぼには、いろんな生き物が住んでいます。稲の害虫であるドロオイムシやウンカも発生しますが、クモの仲間が害虫を捕食してくれ、田んぼの天敵として害虫駆除の大きな役割を果たしています。


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