5年生19人と担任の先生と補助教員の21人がつむぎの家に田植えに来ました
まず素足で田んぼに入ってみましょう。「キャー気持ちが悪い!」「ウワーぬるぬるする!歓声が上がる。
4~5本の苗を植えていきます。
苗が寝てしまったり、ばらばらに開いてしまったところは植え直し、「僕はうまくいったよ」一人満足顔
どろんこ足にどろんこの手、つるつる、ぬるぬる、すべすべ、「やっぱり気持ちがいい」。
川に入ってどろんこを流そう。
川べりで日向ぼっこしていたシマヘビが子どもたちの騒ぎに目を覚まし、綾里っ子がしっぽをつかんだら逃げ出した。
川の中には、ヤマアカガエルの卵とオタマジャクシ。
「ぬるぬるして気持ちがいい!」 「僕にも触らして!」
「アカハライモリを捕まえたよ!」
川は子供たちの絶好の遊び場。1本橋渡れるかな?
「この白いものはなんだろう?」
シュレーゲルアオガエルの卵 「黄色い卵がいっぱい入っている!」
「こっちにも白いカエルの卵がある!」 「カエルもいた!」
シュレーゲルアオガエルを「2匹も捕まえちゃった、持って帰りたいな~」
「ため池に逃がしてあげよう」 「ウワー上手に泳いだぞ」
牛舎を覗いて「ウワー くさい!」「かわいい牛がいる!」
5月17日、綾里小学校の5年生19人が、つむぎの家で田植えをしました。田植えの経験がある児童が3人ほどいましたがほとんどが初めて、米作り2年目の新米指導者(つむぎの家代表)が懇切丁寧に、植える間隔や本数、植え方を教えて、一斉にスタート、一人30株ほどでしたのであっという間に植え終わりました。子どもの手に残った苗を見てびっくり、ひげ根を残し、苗だけちぎって植えていたのです。指で押し込む植え方もなかなか難しいようで、苗が放射状に開いたり,傾いてしまったりと教えることの難しさを実感しました。
田植えの後は自然観察、川ではヤマアカガエルの卵やオタマジャクシ、ヤゴ、イモリと戯れ、田んぼでは、アメンボやハシリグモ、マツモムシ、シュレーゲルアオガエルの卵を見つけては歓声を上げ、子供たちの目は輝いていました。
5年生19人のうち、3人が大津波で家を失い避難所生活、担任の先生も避難所に身を寄せているという。被災した子供は、うつむき加減で、無邪気さに欠けていたが、自然の中に溶け込むことで、いつの日か心を開いてくれるでしょう。
田植えが終わった後は次に何をするのでしょうか?の問いに「稲刈り!」と一っ跳び。「米」という字の八十八の手間暇の意味を説明し、草取り、稲の花の観察やお米の成長、ホタルの観察等々、これからたくさんの生き物でにぎわう田んぼを見に、いつでも来てほしいとお願いし体験学習を終えました。
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