大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

巨大キヌガサタケでした(直径7㎝の白球)

2013年08月04日 | きのこ

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7月24日に、確認した直径7㎝の白いボール状の幼菌ような物が、その後赤みを帯び、てっぺんが盛り上がってきて、ひび割れしてきました。


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いったい何が出てくるのだろうか?と観察をつづけていると、幼菌が割れ、まるでタマゴのような暗緑色のグレバが頭をもたげてきました。


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グレバが出きり、その下に白い柄が顔をのぞかせています。キヌガサタケのようだけれど、こんなに大きなものは初めてです。


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グレバが出きって白い柄が伸びてきました。

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グレバの下からフリル状のマントが見えてきました。


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やがて、マントが波打ってきました。


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マントがドレスのように伸びてきました。キヌガサタケにまちがいないようです

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グレバが見えてから約15時間、マントの裾が開き切っていませんがキヌガサタケになりました。

通常は、20㎝前後のキヌガサタケが大半で、グレバが見えてから約3時間ほどでキヌガサタケになります。

幼菌の場所が、土手の斜面で不安定なために斜面を這うように、うつむいたさびしげな表情で出現しました。


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直径6㎝、高さ35㎝の巨大キヌガサタケです。

梅雨明け宣言と共に夏日になり、まわりの草を刈ったこともあり、直射日光の当たる環境での発生で、ドレスが開き切れず残念でしたが、この大きさには驚きです。

キヌガサタケの生長には、湿度が高く、直射日光の当たらない薄暗い環境が良いようです。

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平坦な、草地に出たキヌガサタケ。

これまで約70本のキヌガサタケが確認できました。まだポツリポツリと幼菌が見えていますので、しばらくの間は、楽しめそうです。