大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

綾里っ子の歓声が絶えなかった日曜日

2012年05月21日 | 綾里っ子

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一昨日(土)の、川遊びの味を占めた綾里っ子たち、昨日もやってきました。9:30過ぎにつむぎの家に集まるや否や、「昨日の山に行きたい!」とせがまれました。

朝から山入りするにはためらいがありましたが、マナト君のお父さんが4歳のユウホ君を連れてきていたので、お父さんと一緒に、子どもたちが前日に遊んだ沢の案内と、山に置き忘れた虫とり網を取りに行く条件で少しだけ山に入りました。

子どもたちは川が目に入ると、すぐに沢に下り、小石をはがしサワガニをはじめ水生昆虫捕りを始めました。しばらくするとこんどは、マナト君のおじいさんもやってきました。孫のマナト君が遊んでいる場所がどんなところか見に来られたとのことでした。(つむぎの家で子どもたちがヘビと戯れる様子を、、昨日お母さんが撮った写真を見て、関心を持ったようです)

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ひとしきり山で遊んで、里に戻ってきた彼らが、直行したところはやはり水辺でした。昨日、川をせき止め、水たまりを作った場所で、山で捕まえてきたサワガニやカエル、水生昆虫のヤゴなどをそれぞれの虫かごに入れています。ケイスケ君のお母さんも弟を連れて遊びにきていました。マナト君のおじいさんは、子どもたちの様子を見たり、つむぎの家の里山や母屋を見学して、孫たちが夢中になって遊んでいる様子に納得していました。

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ひととおり川での遊びにあきると、今度はため池に移動しています。生き物探しですっかり濁ってしまった水の中に手を入れ、泥をすくいあげています。「何をしているの?」と聞くと、「泥んこ遊び!」といい、「アイスクリームだよ!」と差し出された滴るような泥。冷たくトロトロしてソフトクリームの感触でした。

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「たんぼにへびがいるー! つかまえて―!」との子どもたちの叫びに、田んぼに入りシマヘビを捕まえてくると、「ほしい! さわりたい!」と手を伸ばす綾里っ子たち。

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このところ毎日現れるつ”むぎの家の住人「ヘビたち」”は、すっかりちびっこたちの人気者になったようです。子どもたちは目を輝かせながら、我も!われも!と触っています。

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ちょうどその時やってきた5年生の女の子たちにもヘビを見せたのですが、怖がってなかなか触ることができません。そんな中、4年生のホナミちゃんは、腕に絡ませたり、ヘビのシッポで鼻ひげを作ったりと、ヘビ大好き人間になっていました。

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温かな春日和の日曜日、人気の川べりは、子どもたちでごった返しています。

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川べりに生えていたイタドリの茎で剣を作り、みんなで剣をかわして遊びを始めました。イタドリなので、いざと言うときには折れる剣に安心していたら、いつの間にか長屋の軒下から持ち出した長い棒きれや竹に変わっていました。

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作業の手を休めて子どもたちの姿を追うと、2年生~5年生までの男女入り混じり、野原を駆け巡って遊んでいました。この後に泣き声が聞こえる喧嘩があったのですが、昭和時代の子どもの遊びを思わせる光景に一人ほくそ笑みました。

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子どもを連れて遊びに来てくれたマナト君のお父さんとお母さんが自前の椅子を持参し、子どもたちの遊ぶ様子を見守りながら木の下で談笑していました。夫も仲間入りし、昔話に興じたようです。

つむぎの家は、子どもからお年寄りまで世代を超えた、地域の方々の居場所として多くの方に活用されることを心より願っています。