昨日の午後、働きづくめだった2週間の癒しを求めて、犬のヤマトを含め家族3人で南尾根を散策。
山はすっかり紅葉し、赤や黄色の色とりどりの広葉樹が迎えてくれた。歩き始めて10分後、銃声が聞こえ、狩猟解禁の時期に気づかされた。犬のヤマトを山に放すことをあきらめ、夫は「これ以上、山の奥に入るのはやめよう!」と尻込みしたが、美しい紅葉に魅せられて再び歩き出した。木々の紅葉に気を取られ上ばかり見ていた私の足元で青白く光るものが目に入った「わぁー ムラサキシメジだ!」ととっさに叫んだ。円を描くように顔を出したムラサキシメジの群生です。(私は初めての出会いなのに、”ムラサキシメジ”とすぐに名前が出るくらいそのものぴったりの色あいと容姿です)
降り積もった落ち葉を持ち上げるようにして顔を出したムラサキシメジ。
美しい衣装をまとった森の貴婦人のようです。
傘もヒダも柄も魅惑の色彩にほれぼれです。
菌糸までも紫色で、落ち葉を抱きかかえています。
ムラサキシメジを抜くとこんなにも落ち葉がついてきました。
収穫したムラサキシメジ
折しも昨日の15日は夫の誕生日、森の恵みをいただきながら、ささやかに祝杯。
南尾根散策は、途中でキノコ狩りに転じてしまいましたので、次の楽しみにとっておくことにしました。