大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

綾里小学校の祖父母参観日ーふれあい学習ー

2011年11月08日 | 地域交流

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昨日(7日)、綾里小で祖父母参観と地域の人とのふれあい学習会がありました。

授業参観後は、校長先生のお話がありました。多目的ホールいっぱいの祖父母参加者です。

校長先生からは、震災後の子どもたちの様子や学校施設復旧の見通し、支援団体や支援物資の紹介などがありました。家庭から「地震が怖いから学校に行きたくない」「死にたくないと言って泣く」「大丈夫!大丈夫と寝言を言う」などの連絡があったが、ほとんどの子どもたちは特に目立ったストレスはなく、学校行事等に元気に取り組んでいる。臨床心理士からは「大きな災害を経験しているのだから、何かあるのが普通。いつ症状が出てきてもなんの不思議もない」今後もきめ細やかに子どもたちを見ていく必要があると、臨床心理士チームが県から派遣されている等のお話がありました。

その後、1.2年生は、お手玉やヨーヨーなどの昔の遊びを、3・4年生は、ネーチャークラフト、5年生は竹馬づくり、6年生カマモチ(郷土のおやつ)づくりをしました。

3・4年生のふれあい学習では、つむぎの家についてのお話とネイチャークラフトの講師依頼があり、私共が引き受けました。

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3・4年生と祖父母が音楽室に集い、つむぎの家の代表がパワーポイントを使い、「大小迫つむぎの家」の紹介と本日の活動内容の説明をしています。その後は3・4年生の教室に入り、3年生はどんぐりヤジロベー、4年生は鉛筆クラフトに挑戦です。

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3年生の教室の様子です。おじいちゃんやおばあちゃんを傍らに子どもたちがヤジロベーづくりに取り組んでいます。

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どんぐりの形や重さ、竹ひごの長さを考えながら、微妙にバランスを調整するのに苦労していましたが、出来上がったヤジロベーを鼻の頭に乗せて、得意げなナオミちゃん。おばあちゃんは、孫の傍らでにっこり微笑んでいます。

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こちらでは、どんぐりコマも作り、コマの上にヤジロベーを乗せてバランスを楽しんでいます。

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なんと!こちらのコーナーでは、それぞれが作ったヤジロベーを集め、カラーペンの先端に、三段に積み重ねています。ヤジロベーのバランスを利用し、グループの力を合わせた傑作に、周りの人たちも思わずにっこり。

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4年生は、木の小枝を使った鉛筆クラフトに取り組みました。まず、削り屑を入れるゴミ箱を広告紙で作ったあと、木の枝削りに挑戦です。

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鉛筆けずりの経験がある人は4年生20人中2・3人しかいませんでした。初めはおじいちゃんやおばあちゃんが、先生になって子どもたちに鉛筆削りのコツを教えています。

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その後、お孫さんの鉛筆の削り方を心配そうに見守ったりしている姿が、あちこちで見受けられました。

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やっと、色鉛筆のブローチができ、思わずVサイン。

材料の木の枝は、クロモジ、ツバキ、ツゲ、ウワミズザクラを用意し、まずクロモジの観察から入りました。木の枝を観て気づいたことを発表。「においがする!」「黒い色をしている!」等から楊枝として使われていることやクロモジの名前の由来(黒い文字が書いてあるような木肌)について話し、木々への興味・関心を向けました。

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4年生は、作品を手に記念撮影。危なっかしいナイフの使い方に手を切るのではと心配しましたが、ご家族の指導もあり、一人の怪我人もなく、鉛筆トラップが完成しました。みんな満足顔。

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最後は再び音楽室に集合し、それぞれの活動を振り返り、作り上げた作品を手に感想を述べたりしました。

限られた時間でしたが、子どもたちは、自然の素材を使っての作品作りに生き生きと取り組んでくれ、自然に親しむ契機になったことと思います。。孫と一緒に過ごしたおじいちゃんやおばあちゃんの笑顔も忘れられません。