goo blog サービス終了のお知らせ 

大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

里山整備-柿畑上のヤブ伐採の第一弾-が終了

2013年02月06日 | 森林づくり

Photo_8

ヤブ林の整備作業中の様子。十数年前の大風で倒れた杉林がヤブ化し、風倒木やイバラで覆われていました。

http://blog.goo.ne.jp/yukitixyann/d/20130111

今回はここを整備することにし、1月10からスタートしました。昨日ようやく森林整備第一弾が終了しました。

作業は、まず朽ちかけた鹿柵ネットの取り外しから行い、自然に生えたケヤキやホウノキ、クロモジ、ヤマハンノキやハシバミなどを残しながらイバラを刈り払い、風倒木を切り倒しながら進める、手間のかかる整備でしたが、日曜日と雨や雪の悪天候日以外は毎日行いました。

Photo_9

柿の木畑から見た整備の状況です。

以前は、風倒木とヤブに覆われていた無残な状況でしたが、柿畑から続く上の藪が、きれいに整備され明るくなりました。

Photo_10

また、整備地に続く氏神様周辺も、間伐や下草刈りをしてすっきりしました。

Photo_11

氏神様下の風景

里山整備を始めた3年前に作った椅子は、一部朽ちかけてきましたので、新たに間伐材で丸太椅子を設置しました。

Photo_12

太い杉材を縦に切り、立派な長椅子も作ってくれました。

春が来れば、綾里っ子や地域の方々が綾里の町を眺めながら、お弁当を広げここで談笑してくれることでしょう。

Photo_13

整備作業にあたった方々が、冬の日差しを浴びてほっと一息ついているところです。

女性は、鹿避けネットを外したり、下草刈りなどの作業を、男性は、風倒木や樹木の伐採、間伐、ブッシュの整備作業と、とてもよく働いてくれました。

荒廃した里山がたくさんの日差しを浴び、埋土種の芽生えと共に、さまざまな生きもので賑わう里山へと少しずつ変わっていくことでしょう。


森の整備

2011年02月02日 | 森林づくり

    2011_0131_125933p1310007 春蘭

除伐や笹刈りなど、カタクリ山の整備をしました。笹の下から春蘭が顔をだし、花芽をつけています。春遠からず・・・

    2011_0131_113510p1310004 ジョウビタキ(雄)

「カタカタカタ」と音を立て、注目を引くジョウビタキ。人懐っこく、作業周辺を往来。

    2011_0129_112159p1290003 コクサギ

除伐したコクサギの枝が土に埋もれ伏状更新、旺盛な繁殖力に驚きました。

    2011_0128_115101p1280057 フジ

ヤマザクラにからみついたフジヅル。6年前にノコギリを入れ、一部朽ちながらも新たに芽を出す生命力に驚きです。

    2011_0128_115152p1280060

6年前に伐倒したフジが、芽をだし、立ち上がって伸びたフジヅル、定期的な森の管理の重要性を再認識しました。

    

    


南尾根道を散策

2011年01月27日 | 森林づくり

2011_0126_100457p1260060 南尾根に出る緩やかな上り

    2011_0126_101220p1260065 尾根道

    2011_0126_102539p1260073 ウスタビガのまゆ

落葉した雑木林に一際目立つ黄緑色のまゆが、つつじの枝にぶら下がっていました。ヤママユ科の一種で「山カマス」とも言われ、かつて穀物を入れる袋として使った藁で編んだカマスの形に似ています。三角にとがった先には雨水を抜く穴が見えます。秋に羽化し、今の時期は空です。

    2011_0126_102841p1260079 動物の巣穴(きつね?)

    2011_0126_103913p1260089 尾根道真ん中

    2011_0126_105051p1260098 フジヅルの脅威

フジがヤマザクラやコナラなどの樹木6本を蔓や葉で覆い、枯らしたり、なぎ倒したり、かつ高木によじ登って天を仰いでいました。森の仕組みを知る教材としてこのままにしておきました。

*フジの戦略…木々は太い幹を形成して自分の体を支えていますが、フジは蔓を伸ばして他の木々にからみつき、支えてもらい、よじ登って高い位置で葉を広げて光合成を行っています。フジの葉に覆われた立木は、光合成ができずに枯れてしまいます。

    2011_0126_105917p1260105 アカゲラの巣穴

    2011_0126_110507p1260113 テンの足跡

    2011_0126_121343p1260185 狸の足跡

    2011_0126_113338p1260170 ヤドリギ

*落葉樹の木に寄生し、その幹から養分を吸い取って生息する半寄生植物。春に黄色い花が咲き、秋に実がなる。常緑の葉を持ち、自身で光合成を行うが地面からのミネラル供給は宿主に依存する。

    2011_0126_112208p1260149 オノオレカンバに取りついたフジ

胸高直径70㎝ほどのオノオレカンバに巻きついたフジヅル、先端の枝先にはたくさんのフジの実がぶら下がり我が物顔。これも自然の摂理とこのままにしておくべきか?

    2011_0126_112240p1260150 のこぎりで切ったフジヅル

   人間のエゴ? さすが、のこぎりを入れずにはいられませんでした。

    2011_0126_112014p1260145_2

    フジの冬芽と葉痕、なんとかわいい表情でしょう!

    2011_0126_113653p1260173 尾根道散策出口への下り坂

    2011_0126_113949p1260177 コケを盛り上げた霜柱

    2011_0126_114341p1260180_2 南尾根道散策路の出口。

南尾根散策コース(落葉樹の森)をゆっくり自然観察しながら歩いてみました。約2時間かかりました。灰色の冬景色の中でも、出会いと発見があり、四季折々の変化が楽しめそうです。

    

    


里地・里山散策路の整備事業が終わりました

2011年01月26日 | 森林づくり

     2011_0121_163452p1210012

森林づくり国民運動の採択を受けてスタートしました散策路の整備事業が終わりました。

たくさんの方々がこの事業に携わってくださいましたが、一人のけが人もなく、無事に事業を終えることができました。

小雪舞い、寒風吹き荒れる日も、寒さをいとわず整備事業に取り組み、見違えるほどきれいになりました。

里山散策路コース、南尾根散策コースとも四季を通して多くの方々に楽しんでいただけると思います。


南尾根道の散策路整備

2011年01月21日 | 森林づくり

    2011_0120_015637p1200002 大寒の月

心地よい眠りから覚めた午前2時、空には煌々と輝く満月、思わずシャッターを切りました。

    2011_0117_153719p1170023_2 南尾根道の散策路登り口

    2011_0117_153438p1170020 入り口周辺の杉林

    2011_0120_135618p1200040 笹刈り

    2011_0120_135902p1200048 風倒木の玉切りや小枝の片付け

    2011_0120_135509p1200036 騒音に落ち着かないルリビタキ

大寒のこの日は、南尾根道の整備が始まって1週間、小雪が舞い、寒風が吹き、太陽が顔をだし、快晴の青空とめまぐるしく変化する一日でした。

6人の方々が、下草刈りや小枝の片付け、丸太切りとそれぞれ役割を分担して、整備作業に取り組みました。

ルリビタキは、縄張りに侵入してきた人間どもに落ち着かない様子、木立の中を行ったり来たりと様子を伺っています。