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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

学習発表会「かがやけ117名のスーパースター」

2012年10月28日 | 地域交流

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昨日、綾里小学校の学習発表会がありました。

つむぎの家に遊びに来る子どもたちの元気な姿を見ようと、行ってきました。1年生の開会のあいさつとサラダ作りの劇、「サラダでげんき」で幕を開けた、全校児童117名のスーパースターたちが、「自分の役になりきり」「最高の表現をしよう」とのスローガンのもとに元気いっぱいの学習の成果を発表してくれました。

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2年生は、「十二支のはじまり」を演じてくれました。

生きものが大好きで虫の採集に来ていたマナト君とレン君は、「辰」になりきり、息の合ったコンビで会場を和ませていました。


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5年生の「セロ弾きのゴーシュ」では、宮沢賢治の世界を見事に演出しています。

それぞれがダンボールで手作りした楽器を、本物の楽器のように巧みに演奏していました。


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最上級生の6年生は、人種差別の批判と平和への願いを込めた、「アンクル・トムの小屋」を熱演しました。

自分たちが体験した大震災からの復興と、世界中からの支援に感謝を込めて、差別なく人を愛すること、人を信じることを、「アンクル・トム」に託して、20名全員が舞台装置、照明係、一人二役の演出などをこなし、会場の人々から熱い拍手を受けていました。


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3~4年生は、市の合唱コンクールへの参加曲「ハロー・マイ・ベストフレンド」を素晴らしい声で披露してくれました(中央の白い服を着ている子どもたち)。

市の合唱コンクールでは、日頃の練習の成果が実り、綾里小は、毎年上位入賞を果たしているようです。

その後、全校児童による「合唱および”ありがとう”の群読」には、会場の父母やおじいちゃん・おばあちゃんたちもうっとりと聞き入っていました。

毎年のことながら、子どもたちの個性を重んじ、みんなで協力しながら、学年に応じたそれぞれの持ち味を最大限に引き出す教員の指導力と、その教育を支えている地域の人たちの熱意に、熱くなった一日でした。


じいちゃん・ばあちゃんと取り組んだ交流会

2012年09月27日 | 地域交流

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9月26日に祖父母交流会がありました。私たちは、昨年に引き続き、今年も3・4年生の祖父母交流会に参加しました。

始めに音楽室に集合し、パワーポイントを使って、つむぎの家の説明と、学校の自然体験学習の場である菜園の様子や米作りの活動などを紹介。その後、各教室に移動し昨年同様、3年生はどんぐりヤジロベーとどんぐりゴマを、4年生は鉛筆ホルダー作りにチャレンジ。じいちゃんやばあちゃんと一緒にネイチャークラフトを楽しみました。

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3年生の交流会の様子です。

マテバシイのどんぐりを初めてみた祖父母が多かったのですが、子どもたちはつむぎの家で見慣れており、早速ヤジロベー作りに挑戦。ときには、じいちゃん・ばあちゃんから手助けしてもらいながら、どんぐりヤジロベーが出来上がっていきました。

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ヤジロベーが早くできた子は、こんどはコマつくりに挑戦。でも、コマの重心と中心の釣り合いを見つけるのが難しかったようで、おじいちゃんに教えてもらっていました。昔取った杵柄で、 おじいちゃんが作ってくれたどんぐりコマが、いつまでもまわり続ける様子に見入る子どもたち。

4年生の鉛筆ホルダー作りも同様で、昨今では、鉛筆をナイフで削ったことのない子が多く、削り方を手取り足取り教えてもらっていました。でも、今年の4年生(21人)の半数以上の11人が、何らかの形で経験していたことは、つむぎの家での体験が役立っていたようです。(4年生の鉛筆ホルダー作りは、カメラの故障で記録できませんでした)

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ヤジロベー作りが早く終わった3年生は、一足早く音楽室に集合し、出来上がった作品を見せ合っていました。

ソウキ君がギン君とショウゴ君のヤジロベーを自分の作品に重ね、3段ヤジロベーにしてみました。バランスのとれた3段重ねのヤジロベーに、みんな驚き顔。

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さて最後に、音楽室に全員が集まり、自分で作った作品を皆に紹介する時間です。悪戦苦闘した4年生でしたが、出来栄えは見事で、材料の木材(クロモジ、ツバキ、エンジュ)を巧みに組み合わせて首飾りにしたり、一つ一つにカラフルな紐をつけたホルダーにした作品を見せながら、音楽室で感想を述べていました。

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3年生の代表二人は、作ったヤジロベーを頭に乗せて、バランスよく一回り。みんなよくできました。おじいちゃん・おばあちゃんも大満足の様子でした。

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今年度に入ってからの、子どもたちの学校生活や被災後の学校の整備状況などについて、校長からお話がありました。子どもたちの心理的影響のケアについても説明がありましたが、綾里っ子たちは元気で、「心的ストレスでケアの必要性のある子はおりません」というお話で、祖父母たちも安心した様子でした。


綾里小学校の祖父母参観日ーふれあい学習ー

2011年11月08日 | 地域交流

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昨日(7日)、綾里小で祖父母参観と地域の人とのふれあい学習会がありました。

授業参観後は、校長先生のお話がありました。多目的ホールいっぱいの祖父母参加者です。

校長先生からは、震災後の子どもたちの様子や学校施設復旧の見通し、支援団体や支援物資の紹介などがありました。家庭から「地震が怖いから学校に行きたくない」「死にたくないと言って泣く」「大丈夫!大丈夫と寝言を言う」などの連絡があったが、ほとんどの子どもたちは特に目立ったストレスはなく、学校行事等に元気に取り組んでいる。臨床心理士からは「大きな災害を経験しているのだから、何かあるのが普通。いつ症状が出てきてもなんの不思議もない」今後もきめ細やかに子どもたちを見ていく必要があると、臨床心理士チームが県から派遣されている等のお話がありました。

その後、1.2年生は、お手玉やヨーヨーなどの昔の遊びを、3・4年生は、ネーチャークラフト、5年生は竹馬づくり、6年生カマモチ(郷土のおやつ)づくりをしました。

3・4年生のふれあい学習では、つむぎの家についてのお話とネイチャークラフトの講師依頼があり、私共が引き受けました。

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3・4年生と祖父母が音楽室に集い、つむぎの家の代表がパワーポイントを使い、「大小迫つむぎの家」の紹介と本日の活動内容の説明をしています。その後は3・4年生の教室に入り、3年生はどんぐりヤジロベー、4年生は鉛筆クラフトに挑戦です。

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3年生の教室の様子です。おじいちゃんやおばあちゃんを傍らに子どもたちがヤジロベーづくりに取り組んでいます。

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どんぐりの形や重さ、竹ひごの長さを考えながら、微妙にバランスを調整するのに苦労していましたが、出来上がったヤジロベーを鼻の頭に乗せて、得意げなナオミちゃん。おばあちゃんは、孫の傍らでにっこり微笑んでいます。

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こちらでは、どんぐりコマも作り、コマの上にヤジロベーを乗せてバランスを楽しんでいます。

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なんと!こちらのコーナーでは、それぞれが作ったヤジロベーを集め、カラーペンの先端に、三段に積み重ねています。ヤジロベーのバランスを利用し、グループの力を合わせた傑作に、周りの人たちも思わずにっこり。

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4年生は、木の小枝を使った鉛筆クラフトに取り組みました。まず、削り屑を入れるゴミ箱を広告紙で作ったあと、木の枝削りに挑戦です。

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鉛筆けずりの経験がある人は4年生20人中2・3人しかいませんでした。初めはおじいちゃんやおばあちゃんが、先生になって子どもたちに鉛筆削りのコツを教えています。

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その後、お孫さんの鉛筆の削り方を心配そうに見守ったりしている姿が、あちこちで見受けられました。

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やっと、色鉛筆のブローチができ、思わずVサイン。

材料の木の枝は、クロモジ、ツバキ、ツゲ、ウワミズザクラを用意し、まずクロモジの観察から入りました。木の枝を観て気づいたことを発表。「においがする!」「黒い色をしている!」等から楊枝として使われていることやクロモジの名前の由来(黒い文字が書いてあるような木肌)について話し、木々への興味・関心を向けました。

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4年生は、作品を手に記念撮影。危なっかしいナイフの使い方に手を切るのではと心配しましたが、ご家族の指導もあり、一人の怪我人もなく、鉛筆トラップが完成しました。みんな満足顔。

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最後は再び音楽室に集合し、それぞれの活動を振り返り、作り上げた作品を手に感想を述べたりしました。

限られた時間でしたが、子どもたちは、自然の素材を使っての作品作りに生き生きと取り組んでくれ、自然に親しむ契機になったことと思います。。孫と一緒に過ごしたおじいちゃんやおばあちゃんの笑顔も忘れられません。


宮野地区子供会の「冬休みお楽しみ会」

2011年01月11日 | 地域交流

    2011_0110_091823p1100032 挨拶とスケジュールの説明

     2011_0110_093217p1100046 焼き芋の下準備

    2011_0110_094328p1100055 マイさつまいもを抱えて田んぼへ

    2011_0110_094623p1100073 さつまいもを草木灰にいれる

    2011_0110_095237p1100081 焼き芋が出きるまで里山観察

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   クルミの木の下でリスとネズミの食痕の違いを知る

    2011_0110_103401p1100151 山際で拾った鹿の頭骨や歯

    2011_0110_101619p1100115 里山からの眺望を楽しむ

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    観察会の後は、湯気の立つホカホカ、ホクホクの焼き芋を頬張る

    2011_0110_102448p1100122_2 参加者全員が集い、記念撮影

    2011_0110_115013p1100213 樹木の葉っぱのしおりづくり

1月10日、午前9時から12時まで、つむぎの家で宮野地区の子供会「冬休みお楽しみ会」を開きました。小学1年生から6年生まで20人が参加、焼き芋や里山観察、葉っぱのしおりづくりなどをして楽しみました。

観察会では、ヘクソカズラの実やカワラタケ、蔓に絡まれた木々など自然の不思議に興味を持ち、「これな~に?」を連発、気づきや発見の喜びに目を輝かせていました。