一昨日の夕方、ヤマトの手綱を握って散歩させていたレン君が、ヤマトに強く引っ張られて手綱を離してしまい、自由になったヤマトは、一目散に走り去って姿が見えなくなりました。
野性に帰ったヤマトの機敏な動きに驚き、罪悪感にさいなまれたレン君、「大丈夫!、そのうち帰ってくるから」と慰めたものの、不安な表情で、この日は帰宅しました。
昨日も遊びに来て、まず犬小屋をのぞき、ヤマトの姿を確認し「ヤマト いつ帰ってきたの?」とレン君 。「今朝、小屋をのぞいたらちゃんと帰ってきていた」と答えると安心した様子で、「遊んで来よう!」と友達と一緒に田んぼの方に走っていきました。
少し遅れてやってきた仲間も合流し、綾里っ子たちは池で生きもの探しをしていました。
近づいていくと「田んぼに入ってもいいですか?」とミウちゃん。「田植えをするまでは、どこでも自由に入っていいよ」と答えると「ワ~イ」と素足になってサユちゃんと一緒に水を張った田んぼに入っていきました。
「ウワー冷たい!」と、沢の水はまだ素足にはこたえるようです。それでもだんだん水の冷たさに慣れ、「ネチョネチョして気持ちがいい!」と田んぼを歩き回って、泥の感触を楽しんでいました。
一方男の子たちは、竹の棒や丸太を剣にして、戦いごっこを始めました。
サユちゃんとミウちゃんは、川に入って田んぼの泥を落とし、その足で、今度はカエルを捕まえて遊び始めました。
しばらくして様子を見に行くと、女の子たちは、その後も川の中で生きものを探したり、じゃぶじゃぶ走り回って飽きずに遊んでいました。
男の子たちは、散り散りになり、つまらなそうにしていたレン君に「どうしたの?喧嘩でもしたの?」と聞くと「う~うん、ショウキ君がいじけてしまった。ヤマトと遊んでくる!」と犬小屋に向かって歩き出しました。
池のヘリには一人ぽつりとしているショウキ君の姿が見えました。しばらくそっとしておくことにしました。
しばらくして、ショウキ君が「千田さ~ん、この音聞いて~!」とネットにもみ殻を入れ、上下に振って聞かせてくれました。「うん、いい音だね。」と答えると「マラカスの音に似ていない?」とショウキ君、「ほんとだ!マラカスにそっくりだね」と言うと「マラカス作りたい!」とショウキ君、「じゃ、ペットボトルを持ってきてあげるから」と話していたところに、お母さんが迎えに来たので、もみ殻を袋に入れて持ち帰り、家で作ることにしました。
放課後の限られた時間ですが、綾里っ子たちは、遊びを通して発見したり、時には友達とぶつかり合いながらも元気に里山を駆け巡っています。