わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

現代アートの聖地「直島」のまちづくりー委員会視察

2010-08-13 00:58:15 | 視察・研修
 委員会視察の2日目は、現代アートの聖地として世界的に有名な瀬戸内海に浮かぶ「直島」へ行きました。

 直島では、民間業者による美術館やホテルの建設、地域に残る古民家を現代美術の展示に活用する事業等が発端となり、行政によるまちづくりが始まり、行政・住民・民間企業のパートナーシップが理想的な形で展開されている町として注目を集めています。

 安藤忠雄設計の「地中美術館」は美術館の建築物自体がアートであるとのことで、クロード・モネ、ウオルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品を展示し、体験しながら楽しめるようになっています。金沢21世紀美術館の秋元館長は、この地中美術館の館長だったこともあり、金沢21世紀美術館との共通点も多々見られました。

モネの「睡蓮」が5点展示してある部屋がありました。私は印象派のモネとゴッホが大好きなので、日本でこんなにたくさんの「睡蓮」が観賞できるとは思っていなかったので、感激してしまいました。地中に作られた空間でありながら、自然光の実でモネの絵画を鑑賞することができます。部屋のサイズ、デザイン、素材は、モネの絵画と空間を一体にするために選定された白を基調とした柔らかな空間で、床も独特のタイルが敷き詰められていました。
 美術館の外では、ジヴェルニーの「モネの庭」を模した、柳が植わった睡蓮の池とそれを囲む庭が造られていました。

 金沢21世紀美術館にある「タレルの部屋」と同様な「オ-プン・スカイ」と題する部屋がありました。また、タレルの光の不思議な世界を体験できる空間もあり、とてもおもしろかったです。

 
 島の玄関口にある海の駅「なおしま」は、金沢21世紀美術館やルーブル美術館別館の設計を手がけるなど、世界的に活躍している妹島和世・西沢立衛さんのSANAA事務所の設計によるものです。

 写真の直島銭湯「I❤湯」(大竹伸朗)は、実際に入湯できる美術施設です。

 島全体が「現代アート」であり、観光客も多く、ユニークなまちづくりに成功していました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。