わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

「ふれあい工房たんと御所」で理事長の酒井 健二さんに元気をもらう

2013-02-22 23:30:52 | 福祉・社会保障
 2月22日、私の家の近くに昨年7月にオープンした「ふれあい工房たんと御所」でカレーをいただき、理事長の酒井 健二さんからいろいろお話を聞きました。
 主力メニューの「たんとカレー」は、料理人歴33年のシェフが、白山市特産の「剣崎なんば」や牛肉、リンゴ、野菜など選りすぐりの地元素材を使って3日間かけてじっくり煮込んだカレーです。おいしくて、また食べたくなります。モットーは「トッピングじゃなく、カレーで勝負させていただきます」

 店内メニューは300円、冷凍パックは250円。お持ち帰りメニューも実に豊富です。トマトカレー人参カレー、月替わりカレー(今月は金澤春菊)、能登紫芋と黒部産米粉のカレー、ミートソース、能登ポテトのクリームスープ、ミネストローネスープ、能登紫芋のクリームスープほか、いろいろあります。アレルギー対応のメニューも開発しています。

 イタリア料理店で調理師として腕を振るっていた酒井さんが交通事故で頸椎を損傷したのは35歳の時。以来、車いすの生活となりましたが、調理師としての仕事は続け、自身の店もオープンさせました。
 「働くことは生きる活力につながる。しかし、障害者には働ける場所が少ない。そのため雇用を生み出すとともに、交流を深めることもできる場をつくろう」と思い、平成20年、NPO法人「ふれあい工房たんと」を設立し、障害者の就労支援に着手しました。
 平成24年7月に御所町で、一般企業と同様の雇用契約を障害者と結ぶ「就労継続支援A型」の事業所をオープンしました。現在、スタッフは10人で、4月からはさらに10人増えるとのことです。

 酒井さんは、介護ヘルパー、ガイドヘルパー、2種免許、就労サービス管理者など、いろいろな資格を取得し、また、意欲的に新メニューを開拓されています。
 そして、親子、特に、パパと子の料理教室を開催してみたい、アレルギーのお子さんと家族がともに楽しめる献立を開発したい、金沢駅構内に店を開きたい・・・など、これからやりたいことを実に生き生きと語っていらっしゃいました。経営的にはまだまだ厳しいとのことでしたが、その旺盛なチャレンジ精神に触れ、元気をいただきました。

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